計測器の校正が必要なのはなぜでしょうか?

「なぜ校正が必要なのだろう?」という疑問がよく聞かれます。

実際のところ、機器の校正とは、測定結果に対する信頼性を保証する作業に他なりません。 機器の校正は、そもそも機器を選択したときに念頭に置いていた仕様の限度値の範囲内に測定値が収まっていて、正確であることを保証するための作業です。 使用している機器は、定期的に校正をおこなうことによって、正しく動作し、本来の性能を発揮することができます。

校正は本当に必要なのでしょうか?機器の校正が正しく行われなかったとしたら、どのようなコストやリスクが発生するのでしょうか?次のようなケースを考えてみてください。

  • 製造部門の検査工程で誤った合格判定、誤った不合格判定が下されると、どちらの場合も困ったことになります。 誤った合格判定が下されると、顧客に劣悪な製品を出荷することになり、品質に関する評判を失いかねません。 誤った不合格判定が下されると、出荷量が減り、作業のやり直しのコストがかさみ、廃棄処分量が増えてしまいます。
  • 研究開発部門で不正確な測定結果が出される と、開発中の設計の動作に関する事実認定がゆがんでしまいます。立上り時間が機器によって誤って測定されたために不必要な設計変更を余儀なくされる、などということもあり得ます。
  • あなたの電圧は顧客の電圧と同じでしょうか。あなたが測定する1ナノ秒は顧客の1ナノ秒と同じでしょうか。取引は、 度量衡の国際標準 に依存しています。 このような標準に適合していることを保証できるのは、トレーサブル校正だけです。
  • 定期的な校正方法を定めた 契約上/法制上の要件 が存在する場合もあります。その要件に違反すると、反則金や取引停止、さらにはそれ以上のペナルティが科される可能性があります。
  • 時には、放置しておくとコストのかさむ障害に至りかねない本質的な問題が、校正手順によって明らかになることもあります。

 

現在のデジタル機器も、定期的な校正が必要です。 アナログ機器に比べれば本質的に安定性が高いとはいえ、以前よりも交差の範囲がはるかに狭まっています。 さらに、最新のデジタル機器にも、時間の経過とともにパフォーマンスが変化するアナログの回路要素(プリアンプやバッファーなど)が含まれています。

定期的に校正を実施することにより、機器を最適な状態に保持し、設計、トラブルシューティング、製造の作業をスムーズに進めることができます。

 

テクトロニクスのマルチブランド校正サービスの利点

 

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