目的信号(SOI)を検知するRFセンサ

Sense RF signals of interest (SOIs) in crowded spectrums

インテリジェントRFセンサ

リアルタイム・スペクトラム・オペレーション

RFスペクトラムの問題を解決

混雑したスペクトラムから重要な目的信号(SOI)を識別して検知することは、防衛当局者にとって、ますます難度の高い技術となりつつあります。電波環境を正確に把握する必要があっても、スペクトル密度が高くなるにしたがって、その作業は複雑化する傾向があります。バックグランド信号の特性評価やスペクトラム・モニタリングの要件に対応するため、現場ではスペクトラム全域を高い精度で測定できなければなりません。従来からのRFアクイジション・システムで対応しようとすると、高い費用がかかるばかりか、システムの効率も低下します。

環境モニタリングによる違反通信の発見

許可を受けたユーザであっても、ダイナミック・スペクトラム・アクセスを導入したシステムでは、多くのユーザで帯域幅を共有しなければならないことに加えて、無許可のユーザによる運用周波数帯の侵犯も見られるため、スペクトル干渉が増加しつつあります。特に防衛の分野においては、軍事活動の即応性や成果に大きな影響を及ぼすため、占有周波数帯の予防的管理とコントロールが懸案となっており、エンジニアにとっては、開発/運用テストにおいてシステム性能を十分に検証することが大きな課題だといえます。このように、リアルタイムに環境を観測することは、テストの有効性に根拠を与えるだけでなく、重要なイベントを逐次”検出、識別、記録”するためにも不可欠です。

混雑したスペクトラムに対応するには、不正な電波の送受信、低検出確率(LPI)、電磁放射障害(RADHAZ)といった脅威による違反をすばやく特定し、監視することが可能な新しいレベルの管理手法が必要になります。今日のエンジニアおよびオペレータは、すべてのイベントの詳細を観測する必要があります。さらに、対応が必要なイベントと無視すべきイベントを識別できるように、すべてのイベントについて発生時刻の把握と方向探知が可能でなければなりません。

RSA500シリーズ・リアルタイム・スペクトラム・アナライザ を使用すれば、イベントの発生時刻を把握し、方向探知を行う能力を強化できます。これらの問題を解決するために、 SignalVu-PC の第6世代のDPX技術、強力なトリガ・エンジン、内蔵データ・ストリーミング機能を使用することで、クラス最高のリアルタイム性能を実現しています。従来は検出が困難または不可能だった信号もすばやく、正確に検出/取込み/解析が行えます。

複数の高性能な小型RFセンサのネットワークを構築し、強力なソフトウェアを活用することで、効率的にRFスペクトラムを常時監視できます。それぞれのRFセンサ・ノードで、当社の小型リアルタイム・スペクトラム・アナライザと内蔵されたコンピュータ・プログラムを使用して、目的のRF信号を常時監視します。スペクトルに異変があれば、中央指令センターに報告されます。スペクトルの異変はすべてSQLデータベースに記録され、解析やレポート生成に使用されます。高性能なだけでなく運用も容易で、エンジニアの手を借りる必要もありません。

重要な目的信号(SOI)のサーチ

戦場で配備するのであれば、RFセンサ/アナライザは、環境やミッションの性質に適した技術的能力を提供できなければなりません。適応力、耐久性、統合の容易さもきわめて重要です。テクトロニクスは、リアルタイム・スペクトラム監視のバックボーンとして最適なさまざまなソリューションを提供しています。小型・軽量でポータブルでありながら堅牢な RSA306型 スペクトラム・アナライザは、ソフトウェア無線センサとしても利用できるため、遠隔地の戦場から都市部までどのような場所にも配備でき、システムの開発からRFスペクトラムのサーチ、モニタ、追跡、記録に至るまで、あらゆる場面で活用していただけます。

堅牢なハードウェアを販売するだけでなく、テクトロニクスは、テスト/計測器クラスの校正サービスも提供しており、最高度の信号品質を保証します。また、すべての製品でインタフェースが統一されているため、システム統合の時間が短縮され、ソリューションの遠隔配備にも対応できます。

分散型RFセンサの戦略的配備により、高密度のスペクトラム監視ネットワークを構築できます。

広帯域サーチ/詳細解析

ダイナミック・スペクトラム・アクセスを導入したシステムでは、運用周波数帯がきわめて広い範囲に及びます。また、広い帯域から動的に周波数を割り当てるため、目的の信号のみを的確に識別し、特定評価を行うためには、多くの場合再判定が必要になります。"広帯域サーチ/詳細解析"のパラダイムを実現する鍵は、センサのネットワークとユーザ定義のロジック/プロセスを使用して、このプロセスを自動化するソリューションにあります。

"広帯域サーチ/詳細解析"を支える強力なリソースとして、2台の RSA7100シリーズ / DataVu-PC を構成することで、野外作戦や屋外における防衛システムの評価において、ライブ・レコーディングやモニタリングに付随する多くの問題点を解決し、テストの有効性を確立できます。DataVu-PCでは、2台のRSA7100/RSA500シリーズを構成できるため、重要なSOIをすばやく検知、識別、記録、解析できます。

DataVu-PCは、大規模なデータセットでも記録や目的信号の検索が効率的に行える。2台のUSB計測器で同時に測定、制御、記録を実施した後に、パルスやその他の信号を検索し、測定することで、取込みデータの解析に要する時間を大幅に短縮できる。上側のフレーム:9kHz~1GHzの目的信号の評価。下側のフレーム:後で評価を行うために、選択された領域を記録(最高周波数帯域:40MHz)

混雑した状況におけるシステムおよびセンサの互換性/相互運用性

軍事作戦中に電磁干渉によってシステムの性能が低下する場合があります。そうした干渉は、専任のオペレータを配備していたとしても見落とすことが多く、手遅れになりがちです。ダイナミック・スペクトラム・アクセスを多用するとスペクトラムが混雑するため、故意(電子攻撃)であるか過失であるかに関わらず、誤爆といった事故につながる可能性があるため、兵士は難しい問題に直面していると言わざるを得ません。スペクトラムが急激に変化するために、専任のオペレータを配備するだけでは、効果的な対応が困難になりつつあります。性能の低下が明らかになった段階では、干渉がすでに別の帯域に移動していて、検知できない場合も多いため、危険な状況を察知できないこともあります。

こうした動的に変化する新たな環境で成果を上げるには、人工知能に匹敵する高度な自動認知とスペクトラムの最適化が必要になります。作戦環境でミッション性能を確実に発揮するためには、スマート・センシングの技術も必要です。スマート・センサはリアルタイムの認知機能を備えており、スペクトラム解析によるインテリジェントな戦略の構築を可能にします。

 

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