質問:
オシロスコープの周波数帯域幅と立上り時間との間にはどのような関係がありますか?
回答:
歴史的にオシロスコープの周波数応答にはおおよそ次のような法則が成り立ちます:
帯域幅 × 立上り時間 = 0.35
これは周波数領域で1または2極のフィルタ応答に対応しています。今日において、多くのハイエンドのリアルタイム・デジタル・オシロスコープについては次のような法則が成り立ちます。
帯域幅 × 立上り時間 = 0.45
これは指定した周波数帯域幅以上での、より急峻なロール・オフ特性に対応したものです。
この急峻なロール・オフ特性はナイキスト周波数を超えた信号によるエイリアシングを防ぐために4 倍、3 倍、あるいは2 倍でもオーバー・サンプリングを行なうデジタル・オシロスコープにとって好ましいものとなっています。
(ナイキスト周波数:サンプル周波数の半分の周波数– 正確に信号を表現するのに必要な最低のサンプル・レート)
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製品シリーズなし
製品:
FAQ ID 69046
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