SPG8000型

マスタ・シンク/マスタ・クロック・リファレンス・ゼネレータ
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特長

  • 複数の独立したブラック・バーストとHD 3値シンク出力を装備、テレビ放送またはプロダクション設備で必要なすべてのビデオ・リファレンス信号を提供
  • 4つのLTC出力、ブラック・バースト出力のVITC、NTPサーバにより、さまざまなフォーマットによるタイム・リファレンス信号が出力可能
  • GPSベースの同期により、正確な時刻リファレンス、ビデオ位相リファレンスが可能で、複数のSPG8000型を互いにロック可能
  • Stay GenLock®機能とGPSホールドオーバ・リカバリ機能により、外部リファレンス入力またはGPS信号が一時的に喪失した際の同期ショックを軽減
  • シリアル・デジタル・フォーマット(SD、HD、3G-SDI)とコンポジット・アナログ・フォーマット(NTSC、PAL)について、豊富なビデオ・テスト・パターンを装備
  • デュアル・ホットスワップ電源により、連続的なリファレンス信号出力が可能
  • ウェブベースのインタフェースによるリモート設定とSNMPによるステータス/アラート情報により、管理が容易

アプリケーション

  • 放送局、スタジオ、モバイル、ポストプロダクション向けのシンク・パルス・ゼネレータ、タイム・リファレンス・ゼネレータ
  • 配信システム・アーキテクチャ向けのマスタまたはスレーブ(GENロック)動作
  • ビデオ機器の検証、設備リンク・テスト、ディスプレイの校正

マスタ・ビデオ同期とタイム・リファレンス・ゼネレータ

SPG8000型は、マスタ同期、リファレンス・アプリケーションに最適なマルチフォーマットのビデオ・シグナル・ゼネレータです。ブラック・バースト、HD 3値シンク、シリアル・デジタル/アナログ・コンポジットのテスト・パターンなど、さまざまなビデオ・リファレンス信号、さらにタイム・コード、NTP(Network Time Protocol)などのタイム・リファレンス信号が出力できます。

標準で、独立した出力フォーマット(NTSC/PALのブラック・バースト、HD 3値シンク)で構成可能な3つのシンク出力と、独立して調整可能なタイミング・オフセット機能を装備しています。Opt. BGでは、さらに4つのアナログ出力が追加できます。高確度で、恒温制御された水晶オシレータにより、システムの安定した周波数リファレンスとなり、パススルーGENロック入力により外部ビデオ・リファレンスまたは10MHz連続波形信号にロックできます。SPG8000型のStay GenLock機能により、外部リファレンスが一時的に変動した場合でも、各出力信号の周波数、位相を維持することで「同期ショック」を避けることができます。外部リファレンスが復帰した場合、Stay GenLock機能により、正しい位相に急激に戻るのではなく、システム・クロックを徐々に規格範囲内に調整することで蓄積されたクロック・ドリフトを除去します。

タイム・リファレンス出力は、さまざまなフォーマットで利用できます。3つの独立したLTC(Linear Time Code)出力が利用でき、4番目のLTC接続は入力または出力として使用できます。各LTC出力は、独立したフレーム・レート選択、タイム・ソース(時刻またはプログラム時間)、タイム・ゾーン・オフセットが可能です。VITC(Vertical Interval Time Code)はNTSCまたはPALの各ブラック出力、および独立したタイム・ソース、オフセットで利用できます。SPG8000型はNTP(Network Time Protocol)としても機能し、ネットワークに接続したデバイスの時刻リファレンスにもなります。

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SPG8000型マスタ・シンク/クロック・リファレンス・ゼネレータの前面パネルと後部パネル
 

GPSレシーバ(オプション)

GPSオプションにより、内蔵のGPSレシーバが追加されます。外部アンテナに接続して標準的なGPS RF信号を受信することで、GPSシステムの安定した周波数リファレンスが利用できます。GPS信号は、すべてのタイム・コード出力で使用できる、正確な時刻リファレンスを含んでいます。Stay GenLock機能と同様、GPS信号が途絶するとビデオの周波数と位相を維持し、ホールドオーバ・リカバリ機能により、GPS信号が復帰した場合に周波数と位相を穏やかに調整します。

テスト信号出力

SPG8000型は、オプションでさまざまなテスト信号出力を装備することができます。Opt. BGは、カラー・バー等のテスト信号出力または追加のブラック・バースト出力として機能する2つのコンポジット・アナログ出力(NTSCまたはPAL)を装備します。Opt. SDIは、2チャンネル完全独立のシリアル・デジタル・ビデオ・ゼネレータ機能を装備します。チャンネルごとに任意のSDまたはHD-SDIのフォーマット、フレーム・レートに設定できます。選択されたテスト・パターンは各チャンネルごとに2出力同時に出力したり、1つはデジタル・ブラックを出力したりすることができます。Opt. 3GはSDIテスト信号の機能を拡張し、3Gbps SDIフォーマットを追加します。カラー・バー、コンバージェンス・グリッド、ステップ・スケール、ランプ、マルチバースト、SDIパソロジカル・テスト・マトリクス、リアルタイム・プログラマブル・ゾーン・プレート・ゼネレータなど、さまざまなテスト・パターンが装備されています。任意のユーザ定義テスト・パターンとして、ビットマップ・イメージをSPG8000型にダウンロードできます。テスト・パターンには、IDテキスト、バーンイン・タイム・コード、サークル、カラー・ロゴ・オーバレイが追加でき、ANCタイム・コード、ユーザ定義パケットなど、いくつかのANCデータ・パケット・タイプをSDI出力信号に挿入することもできます。

オーディオ・リファレンス信号

SPG8000型では、いくつかのオーディオ・リファレンス信号も出力できます。標準構成では48kHzのワード・クロック出力が、Opt. AGでは5つのAES/EBU出力ペアが出力できます。1つのペアはデジタル・オーディオ・リファレンス信号(DARS)出力専用、残りの4ペアは8チャンネルで独立したトーン周波数と振幅設定のテスト・トーン出力として使用されます。オーディオ・トーン出力は、各SDI出力のエンベデッド・オーディオとしてSDIオプションにも含まれています。

リモート・アクセス

SPG8000型には、リモート・アクセス用に10/100/1000BASE-T Ethernetインタフェースを装備しています。ウェブベースのユーザ・インタフェースにより、すべての設定が行え、システム状態をモニタすることができます。アラームや重要なステータス情報はSNMP(Simple NetworkManagement Protocol)メッセージ経由でも得られるため、ネットワーク管理システムに容易に統合できます。リモート制御とアラーム・レポートはGPI(General Purpose Interface)でも実行できます。また、前面パネルにはUSBポートも装備しているため、プリセットや他のユーザ・データのバックアップ、リストア、システム・ファームウェアの更新などが行えます。

バックアップ電源(オプション)

重要なアプリケーションのため、SPG8000型は2台目の電源モジュールを装備することができます。通常の使用では、このバックアップ電源はほとんど使用されず、主電源が落ちたときのための最大残存寿命を確保します。バックアップ電源は日に一度は負荷テストされ、必要に応じて主電源として機能することを確認されます。各電源の使用時間は、ベストな推定時間として計算される「温度重み付時間」としてログがとられます。電源の寿命が近づくと、前面パネルのLEDが点灯します。何らかの原因で主電源が遮断されると、システム動作に支障をきたすことなくバックアップ電源に切り替わります。電源モジュールはホットスワップで交換が簡単であり、また電源ケーブルが誤って外れないロック機構を備えています。

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