ECO8020型

自動チェンジオーバー・ユニット

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特長

  • アナログ・ブラック・バースト、HD 3値シンク、AES/DARS、ワード・クロック、LTC、SD/HD/3G-SDI信号など、最新の放送局、制作、ポストプロダクション環境で必要な、すべてのタイミング/同期信号の切替え
  • さまざまなアプリケーションに対応できる、スケーラブルなアーキテクチャ
  • 高速の電子スイッチ機能によるほとんどグリッチのないシンク・ソース切替により、運用障害を最小限に抑える
  • 自動およびマニュアルによるチェンジオーバー・モード
  • チャンネルごと、および電源状態を示す前面パネルのLED障害インジケータ
  • 二重のホットスワップ電源により、連続的なリファレンス信号が可能
  • ウェブベースのインタフェースによるリモート設定とSNMPによるステータス/アラート情報により、管理が容易

アプリケーション

  • 放送局、スタジオ、モバイル、ポストプロダクション向けのシンク・ゼネレータ、タイム・リファレンス・システム
  • 配信システム・アーキテクチャ向けのマスタまたはスレーブ(GENロック)動作

ECO8020型は、最新のマスタ・シンク・アプリケーション、シンク・タイミング・アプリケーションに必要な構成と機能を備えた、非常に汎用性の高い自動シンク/信号チェンジオーバー・ユニットです。優れた信頼性、安定度、可用性を提供し、HD/SD、3G-SDI信号環境用に広帯域入力チェンジオーバー機能もオプションで用意されています。

ECO8020型は、以下の信号ゼネレータと組み合わせることで優れたシンク・ゼネレータ・システムが構築でき、放送設備のタイミング/同期システムで要求される、高い信頼性を実現します。

  • 放送局のタイミング・アプリケーションで使用される、2台のテクトロニクス・マスタ・シンク/マスタ・クロック・リファレンス・ゼネレータ(SPG8000型)
  • 最新のポストプロダクションのタイミング・アプリケーションで使用される、2台のテクトロニクス・テスト信号ゼネレータ(TG8000型)
機器の構成

ECO8020型は、高密度BNCコネクタによる最大20のユーザ設定チャンネルと、変換ケーブルによる4つのLTCチャンネルで構成されます。それぞれのチャンネルは、現用、バックアップの入力、出力で構成されます。ベース構成は、5つの50MHz高速電子スイッチ・チャンネル(オプションでさらに15の50MHz高速電子スイッチ、または3GHzリレー・スイッチ・チャンネル、5チャンネルごとのグループ)との4つのLTCチャンネルです。

50MHz高速電子スイッチ・チャンネルは、ブラック・バースト、HD 3値シンク、AES/DARS、ワード・クロック信号をサポートします。3GHzリレー・スイッチ・チャンネルは、SD/HS/3G-SDI信号とほとんどのアナログ・リファレンス信号をサポートします。

20以上の高密度BNCチャンネルが必要なアプリケーションでは、2台のECO8020型を組み合せてシステム構成でき、実質的に2倍のチャンネル数(最大40の高密度BNCチャンネルと8つのLTCチャンネル)が利用できます。

チャンネルの設定

チャンネルは、前面パネルまたはECO8020型のWebユーザ・インタフェースから設定できます。信号振幅の異常検出レベルは、チャンネル設定で設定します。検出はチャンネルごとに無効にできるため、設備運用では重要でない信号異常の場合は、バックアップ・ユニットに切り替わらないようにできます。

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ECO8020型自動チェンジオーバー・ユニットの前面パネルと後部パネル
 

チェンジオーバー・スイッチング

スイッチオンフォールト・モードでは、ECO8020型は現用の任意の入力に障害が発生すると、自動的にバックアップ・シンク・ソースに切り替えます。しかし、両方のシンク・ソースで想定外のイベントが発生した場合は、2つのソースは切り替わりません。必要な場合は、マニュアルのシンク・ソース選択でこの機能を上書きすることができます。マニュアル・ソース選択により、チェンジオーバー機能の定期テストを実行することもできます。

50MHz高速電子スイッチ・チャンネル

すべての50MHz高速電子スイッチ・チャンネルに標準装備されている高速電子スイッチ機能は、チェンジオーバー・スイッチング速度を大幅に改善しており、現用とバックアップの入力切替におけるリファレンス・シンク信号のショックを最小限に抑えることができます。高速電子スイッチ・チャンネルはラッチ・リレーによるバックアップがあり、電源喪失時の選択された信号経路を維持します。

3GHzリレー・スイッチ・チャンネル(オプション)

オプションの3GHzリレー・スイッチ・チャンネルはSD/HD/3G-SDI信号に最適ですが、ほとんどのリファレンス信号にも利用できます。このチャンネルは広帯域ラッチ・リレーを利用しており、電源喪失における選択された信号経路を確保します。

また、このチャンネルには当社特許のRelay Check機能*1が 備わっています。この機能がオンになっていると、ECO8000 型はすべてのチェンジオーバ・スイッチがこれらのチャンネル のリレー接触の状態を確認するたびに、それぞれの3GHzリ レー・スイッチ・チャンネルの信号レベルを自動的にチェック します。リレーの接点が酸化などによって非導通コーティング が形成されている場合、ECO8000型はリレーを急速に20回 動作させて非導通コーティングの被膜を取り除き、リレー接点 を復活させます(リレーのセルフクリーニング)。

LTCチャンネル(オプション)

オプションのLTCチャンネル接続は、テクトロニクスのSPG8000型、TG8000型*1ゼネレータとピン互換性があり、標準の15ピンD-SUBケーブルで接続できます。このケーブルでGPI接続もできるため、SPG8000型においてGENロックなどの特定のエラー条件でチェンジオーバーをトリガすることもできます。

 

*1 3GHzリレー・スイッチ・チャンネルのRelay Check機能は、接続(終端)されているチャンネ ルのみで有効です。

*2 TG8000型でLTC出力をサポートするためには、GPS7型モジュールを装備している必要があ ります。

前面パネル

LCDディスプレイが装備された前面パネルでは、ソースの選択、動作モード、障害インジケータのリセット、前面パネル操作の無効化などが操作できます。LEDによる障害インジケータはチャンネルごとに用意されており、電源の状態も示します。ECO8020型をEthernetのネットワークに接続すると、これらの機能は、同じネットワークに接続したPCのWebブラウザで実行することができます。

バックアップ電源(オプション)

オプションのホットスワップ、バックアップ電源システム(Opt.DPW)を装備することにより、電源ユニット故障によるシンク損失のリスクを事実上回避することができ、運用の途絶を最小限に抑えることができます。ECO8000型、ECO8020型の独自の機能として、バックアップ電源を定期的にテストして、電源の性能を検証します。テストで問題が検出されると、LEDによって表示され、バックアップ電源を交換するよう、エラー・メッセージが表示されます。

どの電源モジュールにも、AC、DCのLEDインジケータがあります。電源喪失後の10分間、LEDは点灯します。この間に、電源またはAC電源の障害をすばやくトラブルシュートすることができます。

アラーム/ステータス・レポート

アラームとステータス情報は、SNMP、GPI、Eメールによる通知、ECO8020 Webユーザ・インタフェースでレポートできます。

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