Opt. SC SignalCorrect™ソフトウェア

SignalCorrect™ソフトウェアおよびTCS70902型校正ソース

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SignalCorrect™は、TCS70902型が生成した高速なステップ信号とMSO/DPO70000シリーズ・リアルタイム・オシロスコープで取込んだ応答を比較することにより、ケーブル、フィクスチャ、その他のインターコネクトをすばやく特性評価できます。

この特性評価に基づいて、SignalCorrectはインターコネクトによって発生する損失を補正するディエンベデッド・フィルタを設計し、フラットな応答を実現することにより、信号マージンを回復し、より正確な測定を可能にします。


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元の信号のアイ
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23cm(9in.)ケーブルで伝送された信号のアイ
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SignalCorrectを使用してディエンベッドを行った後の信号のアイ
特長
  • 測定とディエンベッド:ケーブルやフィクスチャの特性を評価し、その影響をディエンベッドすることにより、マージンを確保し、設計ミスやコストの増加を抑制できます。

  • 逐次ステップ型の操作による特性評価:簡単な操作でケーブルおよびフィクスチャを特性評価できるだけでなく、再現性のある結果が得られるため、初心者にも使いやすいソリューションです。
  • 差動/コモン・モードのディエンベッド:カップリング効果が高い差動伝送ラインや、理想的でないコモン・モード特性を持つフィクスチャをディエンベッドできます。

    2つの高速なステップ出力によるデュアル入力測定と、シングルエンド、差動、コモン・モードのフル・エンベッドに対応しています。

  • 作成と比較:1回の測定結果に基づいて複数のフィルタを作成できます。

    異なるフィルタ設計を使用して、ロー波形を比較できます。

  • 9.4ps以下の高速ステップ出力:50GHz以上(オシロスコープの帯域により異なる)でのディエンベッドが可能であり、次世代設計にも対応できます。
  • ステップ・ソースに最適なコンパクトな筐体:被測定インターコネクト(IUT)の近くにソースを配置できるため、より正確な測定が可能になります。
    • 低コストなスタンドアロン型ソース
    • すべてのモデルのオシロスコープで同じ性能を実現
  • 正弦波リファレンスの出力:ケーブルまたはフィクスチャの端部まで1ps未満の精度でデスキューできるため、より正確な測定が可能になります。
  • 出力変動:TCS70902型の出力は、TDRによるサンプリング技術に基づいており、温度や時間による変動が最小に抑えられます。
  • 汎用API:TCS70902型校正ソースを他のアプリケーションに統合して使用できます。
  • プロットと保存:校正データ、Sパラメータ・データ、フィルタなどのデータをプロットすることで、簡単にデータを可視化できます。また、再利用のために保存しておくこともできます。
  • リアルタイム・スコープ・ベースのソリューション:ケーブル/フィクスチャの特性評価、フィルタの設計/作成/適用をすべてリアルタイム・スコープ上で行えるため、高価な機器を別に用意する必要がありません。

    同じリアルタイム・スコープを使用して、ディエンベッドされた波形に対してジッタ、アイ・ダイアグラム、その他の規格固有の測定を実行できます。

SignalCorrect™の概要

SignalCorrectソフトウェア・アプリケーションは、テクトロニクスのパフォーマンス・オシロスコープ上で動作します。フィクスチャ、ケーブル、およびインターコネクトをすばやく特性評価できるため、正確な測定/解析が可能になります。また、生成されたフィルタ・ファイルを使用することで、プローブまたはフィクスチャをディエンベッドし、チャンネル・モデルをエンベッドできます。

まず、TCS70902型の出力を測定することにより、ベースラインを確立します。

TCS70902型とオシロスコープの間に、被測定インターコネクトを挿入し、2回目の測定を行います。

2つの測定結果を比較することで、被測定インターコネクトのインサーション・ロスが得られます。

フィルタを設計することにより、被測定インターコネクトでの損失を補正し、フラットな応答が実現するため、信号マージンが回復し、より正確に測定できるようになります。


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セットアップ

SignalCorrectでは、ダイアグラムを使用した逐次ステップ型のセットアップ・プロセスが採用されており、ガイドに従うだけで、被測定インターコネクトの特性評価に必要な測定を簡単に実行できます。


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校正

SignalCorrectでは、ガイドに従うだけで、使用する校正データの選択や、新しい校正データの取り込みを指定できます。

校正プロセス中に、ベースラインを確立するためのリファレンス測定が行われます。

校正の手順では、以下の機能を使用できます。

  • 被測定インターコネクトを直接ソースに接続できる場合には、ソースに保存されている工場校正データを使用可能
  • それ以外の場合には、新規校正データを使用可能
  • 前回の校正時に保存された校正データを使用することにより、特性評価に必要な時間の短縮が可能

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インサーション・ロス

SignalCorrectは、被測定インターコネクトのインサーション・ロスを抽出できます。インサーション・ロスのプロットも表示されます。


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フィルタ設計

SignalCorrectは、デバイスまたは被測定インターコネクトのディエンベッドが可能なフィルタを作成し、オシロスコープの入力に適用できます。


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TCS70902型信号ソース

SignalCorrect™ソフトウェアを組み合わせることにより、TCS70902型は被測定インターコネクトのすばやい特性評価とディエンベッドが可能な使いやすいソリューションを提供できるため、優れた確度による測定と解析が可能になります。

TCS70902型差動校正ソースには、以下のような特長があります。

  • ステップ出力×2:9.4ps以下、1.85mm(Fe)コネクタ
  • 位相のとれた5GHz正弦波出力×2:1ps未満、2.92mm(fe)コネクタ
  • IUTに近い位置に配置できるコンパクトな筐体
  • オシロスコープ入力のデスキューなど、他のアプリケーションの汎用ソースとしても使用可能
  • プログラム可能なインタフェース
    • 正弦波出力とステップ出力のオン/オフの切り替えが可能
    • ステップ出力の極性の制御
    • 出力ステータスのチェック
    • 遅延、オフセット、レベルなどの出力パラメータの制御

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コネクタ・キット

コネクタ・キットには、被測定インターコネクト(ケーブルおよびフィクスチャ)を校正ソースおよびオシロスコープに接続するためのアダプタ、および位相マッチングのとれたケーブルが含まれます。

292型キット
  • 位相マッチングのとれた2.92mmショート・ケーブル(Ma-Ma)
  • 1.85mm(Ma)-2.92mm(Fe)アダプタ

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240型キット
  • 位相マッチングのとれた2.4 mmショート・ケーブル(Ma-Ma)

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仕様

すべての仕様は、特に断らないかぎり、保証値を示します。

通信
USB 2.0ホスト通信
USB2.0に準拠したMini USB Bデバイス・ポート
高速エッジ
高速エッジ(立上り時間、代表値)
立上り時間:30~800ps、10~90%

DPO/MSO70000シリーズ・リアルタイム・オシロスコープ全機種の高速エッジ出力をサポート

高速エッジ(レベル、代表値)

-600mV~0mV

-150mV~300mV

DPO/MSO70000シリーズ・リアルタイム・オシロスコープ全機種の高速エッジ出力をサポート

ステップ出力
高速エッジ(出力コネクタ)
1.85mm(Fe)コネクタ
高速エッジ(立上り時間)
立上り(0Vから離れる方向)時間:10ps以下、10~90%
高速エッジ(立下り時間)
立下り(0Vに近づく方向)時間:9.4ps以下、10~90%
プライマリ高速エッジ(振幅、代表値)

200mVステップ(50Ω)

セカンダリ高速エッジ(振幅、代表値)

300mVステップ(50Ω)

高速エッジ(最大繰返しレート)
10MHz
正弦波出力
正弦波出力振幅、P-P(代表値)
250mV(50Ω)
正弦波周波数(代表値)
5GHz
正弦波出力間スキュー(代表値)
1ps以下
電源
消費電力
8.6VA未満
環境特性
温度
動作時
+5℃~+45℃、 最大15℃/hの傾き、結露のないこと、高度が1,500mを超えると300mごとに最大動作温度は1℃低下
非動作時
-20℃~+60℃(最大30℃/hの傾き)
湿度
動作時
相対湿度(RH)5~95%(+30℃まで)、5~45%(+30℃~+45℃)、結露なきこと
非動作時
相対湿度(RH)5~95%(+30℃まで)、5~45%(+30℃~+60℃)、結露なきこと
高度
動作時
最高3,000m(高度が1,500mを超えると300mごとに最大動作温度が1℃低下)
非動作時
最高12,000m
物理特性
寸法
コネクタ、チェーン、コネクタ・セーバ、コネクタ・カバー、プッシュボタン、ケーブル、ストレイン・リリーフ、ゴム製カバー、または前面/後部パネルから突き出た固定用ハードウェアを除く
高さ
31.2mm
116.8mm
奥行
105.7mm
質量
0.48kg
材質
メイン・シャーシ部分(アルミニウム)、前面パネル(プラスチック積層板)、回路基板(ガラス積層)

ご注文の際は以下の型名をご使用ください。

型名
注文型名
型名 概要
TCS70902 校正ソース:ステップ出力は9.4ps以下。スタンダード・アクセサリ:校正ソース、USBケーブル、電源アダプタ、ESPストラップ
292 Kitオプション 2.92mm、3.5mm、およびSMAアダプタを備えたDUT用のアダプタ・キット。スタンダード・アクセサリ:1.85mm(Ma)-2.92mm(Fe)アダプタ×2、位相マッチングのとれた2.92mm(Ma-Ma)対ケーブル×1 
240 Kitオプション 1.85 mmアダプタを備えたDUT用のアダプタ・キット。スタンダード・アクセサリ:2.4mmアダプタ
065099900 – 240KIT 2.92mm、3.5mm、およびSMAアダプタを備えたDUT用のアダプタ・キット。スタンダード・アクセサリ:1.85mm(Ma)-2.92mm(Fe)アダプタ×2、位相マッチングのとれた2.92mm(Ma-Ma)対ケーブル×1 
065100000 – 292KIT 1.85 mmアダプタを備えたDUT用のアダプタ・キット。スタンダード・アクセサリ:2.4mmアダプタ
MSO/DPO70000C/DX
型名 概要
Opt. SC SignalCorrect™ - ケーブル/チャンネル特性評価ソフトウェア
DPO-UP SC SignalCorrect™ - ケーブル/チャンネル特性評価ソフトウェア(アップグレード)
DPOFL-SC SignalCorrect™ - ケーブル/チャンネル特性評価ソフトウェア(フローティング・ライセンス)
Last Modified:
ダウンロード
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