RFXpress® - RF/IF/IQ波形生成ソフトウェア
オンラインで読む:
特長
- さまざまな変調方式によるベースバンドIQ、IF、RF信号の定義
- 個別に定義されたキャリアによるシングルキャリア信号とマルチキャリア信号の生成
- ホッピング・パターンの定義と生成
- 直交エラーやIQインバランス、または非直線性などの障害を加えることが可能
- 波形生成時に正弦波干渉、ノイズ(SNR)、マルチパスを追加可能
- オシロスコープ(*.wfm)、リアルタイム・スペクトラム・アナライザ(*.iqt、*.tiq)あるいはMATLAB®*1(*.mat)ファイルから取込んだIQ、IF、RF信号のベースバンド波形ファイルを出力可能。インポートした波形をリサンプルし、校正し、障害や干渉を加えて再生可能。
- DUTの特性評価、RFコンポーネントのSパラメータのエミュレーションをサポート
- AWGの出力が平坦な周波数特性と直線的な位相特性を持つように校正可能
- 汎用的なプラグラム可能なインタフェースとレーダ用プラグインにより、RFXpressをテスト自動化システムに簡単に統合可能
UWB-WiMedia
- バンド・ホッピングを含むすべてのWiMediaバンド・グループ(BG1~BG6)のダイレクトRF信号生成*2
- MACおよびPHY層の包括的なWiMedia信号生成のサポート
- ゲート・ノイズ機能によりノイズ・プロファイルを定義し、UWBパケット(プリアンブル、PPD HeadBer、PSDU)の各セクションを個々に定義
- OFDMキャリア・マッピングのための振幅(+20~-40dB)と位相(-180~+180°)の中間値のトーン・ヌルの生成
- WiFi(802.11aやMIMO)、WiMAX、レーダ信号などの実際の干渉をWiMedia波形に適用可能
- カスタム・モードで任意のTFCパターンを定義
レーダ
- シングル・パルスまたはマルチ・パルス・グループによりコヒーレントまたはノンコヒーレント・パルス列を生成可能
- パルス・グループごとに定義、または異なったパルス・グループを追加して、複数のターゲット・リターンを同時にシミュレーション可能
- イントラ・ホッピング・パターンおよびインター・ホッピング・パターンを周波数と振幅の両方で定義
- 開始時間、立上り時間、オフ時間、立下り時間、パルス幅、ドループ、オーバシュート、リップルなどのすべてのパルス・パラメータを定義
- 一定の割合や任意に変動するスタガPRI(Pulse RepetitionInterval、パルス繰返し間隔)のパルス列、ユーザ定義のプロファイル、最大10のマルチパスを定義
- ユーザ定義のパルス・シーケンスを生成し、AWGのシーケンス・モードを使用してメモリを最適化し、膨大な数のパルスを生成*3
- FMチャープ、ステップFM、バーカ・コード、多値位相変調、ユーザ定義のコード、ユーザ定義のステップFM、カスタム変調など、さまざまな内部変調形式にも対応
- アンテナ・ビーム・プロファイルを定義し、ターゲットからのリターンをシミュレート可能
汎用OFDM
- OFDM信号の各種パラメータの設定。ベース・データからパケット、フレームまで独自のOFDMフレームを構築
- リード・ソロモン、コンボリューション符号化、スクランブリングをサポート
- 位相ノイズ、マルチパス、量子化誤差などの障害を追加
- 周波数ホッピングとゲート・ノイズを定義
- BPSK、QPSK、QAM(16、32、64、256)、8-PSKを含むさまざまなサブキャリア変調形式をサポート
- トーン・ヌル、クリッピングをサポート
- WiFi、WiMAX規格のプリセット機能を装備
アプリケーション
- ワイドバンド無線通信レシーバの設計、特性評価、デバッグ
- 汎用的なデジタル変調IQ、IF、RF信号の生成
- ワイヤレスUSB(WUSB)、FireWire、Bluetoothなどのアプリケーション用に使用するWiMedia MB-OFDMウルトラワイド・バンド(UWB)無線方式の特性評価
- レーダ受信機とレーダ・システムの設計、デバッグおよび開発
*1 MATLAB® は、Math Works社の登録商標です。
*2 当社AWG7122B型Opt. 06、BG5を使用した校正が必要。
*3 AWG7000Bシリーズ(Opt. 08付)を使用。
RF信号生成を容易に
RF信号はますます複雑になり、RF設計エンジニアにとっては、 設計に対するコンフォーマンス・テスト(適合性試験)やマー ジン・テストに必要な精度の高い信号を生成することがますま す困難になっています。当社のRFXpressは、このようなテス トのための優れたRF/IF/IQ信号の生成/編集ツールです。 RFXpressは、変調ベースバンドおよびIF、RF信号をデジタル 的に合成するソフトウェア・パッケージで、テクトロニクスの 任意波形ジェネレータ(AWG)の広帯域信号出力能力により IQ、IF、RF信号を高性能で生成できます。広範囲な変調方式を サポートするこのソフトウェアは、標準波形および特殊な変調 と周波数ホッピング方式を持った独自の波形を生成できます。 オート・モードでは、任意波形ジェネレータからの出力信号を 正確に生成するため、自動的に波形長(時間(秒)、サンプルま たはシンボル)とサンプリング・レートを計算します。さらに RFXpressは、AWGの出力が平坦な周波数特性とリニアな位相 特性を持つよう、あらかじめ信号に補正を加えることができる 校正機能を持っています。RFXpressは、テクトロニクスのオ シロスコープで取込んだ波形(*.wfm)や、リアルタイム・ス ペクトラム・アナライザで取込んだIQ波形(*.iqt、*.tiq)を出 力できます。設計に対する十分なストレス・テストを行うために、 この生成信号に障害、歪あるいは干渉を加えることができます。
SPARA はRFXpressのソフトウェア・モジュールで、 TouchstoneファイルからRFコンポーネントをエミュレー ションすることができます。複数のTouchstoneファイルをカ スケード接続してRFチェインをエミュレートできます。反転 オプションを選択することで、RFコンポーネントの効果をディ エンベデッドすることもできます。このオプションにより、2 ポート・デバイス(DUT)の特性評価のための準備もできます。 ウィザードにより手順が簡素化でき、デバイスのS21特性(挿 入損失)がテキスト・フォーマットで提供されます。
RFXpressのUWB-WiMedia (UWBCF/UWBCT) 信号生成プ ラグイン・ソフトウェアは、UWBスペクトラムの信号をデジタ ル的に合成して生成することができます。このソフトウェアは、 最新のWiMedia仕様に対応して、1.5GHzの変調帯域をリアル タイムにバンド・ホッピングする信号を生成できます。 UWBCF/UWBCTでは、すべてのバンド・グループのプリアン ブル同期シーケンス、カバー・シーケンス、TFCを含む WiMedia信号の特性を制御できます。6バンド・グループ(BG1 ~6)すべてにおいて、IQとIF信号およびアップコンバート用 のダイレクトRF信号の3種類の信号を生成できます。このソフ トウェアは2種類のモードで動作します。一つはコンフォーマン ス・モード(UWBCF)で、最新バージョンのWiMedia仕様に 適合する標準信号を生成できます。もう一つのカスタム・モー ド(UWBCT)では、ストレス・テストやマージン・テスト用 信号のヘッダやペイロードのどの部分でも自由に変更できます。
RFXpressのレーダ信号生成プラグイン・ソフトウェアは、レー ダ・パルス波形を生成するのに最適なソフトウェアです。この ソフトウェアでは、パルス、パルス・トレインおよびパルス・ グループからなるカスタム・レーダ・パルスを生成できます。 またLFM、バーカと多値位相変調、ユーザ定義のコード、ステッ プFM、ノンリニアFM、ユーザ定義のステップFM、カスタム 変調などのさまざまな変調方式をサポートしています。さらに RFXpressは、レンジとドップラの曖昧性を解決するスタガ PRI、ECCM( 妨害電波防御装置、Electronic Counter Counter Measures)用周波数ホッピング、アンテナ・ス キャン・パターン、マルチパス効果などのSwerlingターゲット・ モデルをシミュレートするパルス振幅変化などのパルス・トレ インを生成することができます。
OFDMはRFXpressのソフトウェア・モジュールで、OFDM 信号定義のすべての成分を設定することができます。シンボル ごとに構築して完全なOFDMフレームを生成することができ ます。RFXpressは、リード・ソロモン、コンボリューション、 スクランブリングなど、さまざまなデータ符号化フォーマット をサポートしています。シンボル内の各サブキャリアは、タイ プ、変調、ベース・データを個別に設定することができます。 次に、ゼロ・パディングまたはサイクリック・プリフィックス を追加することができます。シンボルは、クリッピング比と トーン・ヌルを指定して変更することができます。シンボル・ テーブルでは、選択したシンボルのすべてのキャリアが一覧で きます。OFDMパケット/フレームは、シンボル/フレーム間 のスペースを指定することができます。OFDMパケットの一部 に対して、ゲート・ノイズでストレスを加えることができます。
RFXpressは、PC上またはAWG5000/5000Bシリーズお よびAWG7000/7000Bシリーズ任意波形ジェネレータ上で 動作します。
性能*4
ソフトウェア
項目 | 概要 |
---|---|
ソフトウェア・アプリケーション | |
汎用のIQ、IF、 RF信号生成のための ベース・パッケージ | 汎用の信号生成と、オプションによるSパラメータ・エミュレーションとDUTの特性評価 |
UWB-WiMedia IQ、IF、 RF用のRFXpress プラグイン | コンフォーマンス信号生成 カスタム信号生成 |
レーダIQ、IF、RF用のRFXpressプラグイン | レーダ信号生成 |
OFDMのIQ、IF、RF用の RFXpressプラグイン | 汎用のOFDM信号生成 |
ユーザ・ インタフェース | Microsoft Windows XP ProfessionalまたはWindows Vista Business Edition (英語版)にインストールし、実行 |
*4 このデータ・シートに書かれているすべての性能は、注記がある場合を除いてAWG7122B Opt. 06のものです。
波形ファイルのインポートと複製に関する互換性
製品 | 概要 |
---|---|
オシロスコープ | テクトロニクスのTDS6000シリーズ、 MSO70000シリーズ、DSA/DPO70000/ Bシリーズ、DPO7000シリーズ(*.wfm) |
任意波形ジェネレータ | テクトロニクスのAWG400/500/ 600/700シリーズ(*.wfm) |
リアルタイム・ スペクトラム・アナライザ | テクトロニクスのRSA3000シリーズ、 RSA6000シリーズ(*.iqt、*.tiq) |
その他 | MATLAB®*1 Binary Formats(*.mat)、 ADS®*5(*.txt)、VSA®*5(*.csv) |
*1 MATLAB®は、Math Works社の登録商標です。
*5 PSG®, ADS®, VSA® は、Agilent Technologies社の登録商標です。
計測器のコントロール
項目 | 概要 |
---|---|
当社 任意波形ジェネレータ | RFXpress は、外部のPC上または AWG7000/7000BシリーズおよびAWG5000/ AWG5000Bシリーズにインストールして実行。 任意波形ジェネレータにインストールしたときは、 波形転送と機器の操作は、RFXpressから直接実行 可能 |
コントロール | |
アナログ | サンプリング・レート、インタリーブとゼロイング のオン/オフ、振幅、オフセット、実行、停止、チャン ネル出力のオン/オフ、シーケンス・ラン・モード (レーダ・プラグインのみ) |
デジタル・マーカ | 振幅のハイ、ローと遅延 |
当社オシロスコープ | 当社オシロスコープのパラメータは、 RFXpressからリモートで制御 |
コントロール | |
一般的な設定 | 実行、停止、シングル、オートセット |
垂直軸設定 | チャンネル、感度 |
水平軸設定 | スケール、レコード長、サンプリング・レート |
当社 スペクトラム・ アナライザ | 当社スペクトラム・アナライザのパラメータは、RFXpressからリモートで制御 |
コントロール | |
設定 | 中心/開始/停止周波数、スパン、 ステップ・サイズ、最大とレース・ポイント |
取込 | 帯域幅、サンプル数、レコード長 |
解析 | オフセット、解析長、時間ゼロ基準、 振幅基準レベル |
IQ変調 | Remote-control PSG®*5 のリモート制御-RFXpressからE8267D の変調パラメータ |
コントロール | 周波数、周波数オフセット、振幅、振幅オフセット、 出力RFのオン/オフ、出力変調のオン/オフ、 ソース・タイプ、周波数モード、ALCのオン/オフ、 ALCモード、ALCバンド幅、ALCレベル、 アッテネーション・ホールドのオン/オフ、 ALCパワー、アッテネーション |
キャリア漏洩抑制 | IQステート、IQ調整、Iのオフセット、Qのオフセット |
*5 PSG®, ADS®, VSA®は、Agilent Technologies社の登録商標です。
RFXpress RF/IF/IQ波形生成ソフトウェアの性能*4
項目 | 概要 |
---|---|
キャリアの定義 | シングルキャリア、マルチキャリア(1~1024) |
振幅 | IF/RF:-100~+30dBm IQ: 0 VRMS ~ 5 VRMS |
ベース・データ | オール0(ゼロ)、オール1、PRBS(7、9、15、16、20、21、23、ユーザ定義)、パターン、ファイル入力 |
変調方式 | 変調なし、QPSK、π/4-QPSK、π/2-QPSK、BPSK、n-DPSK、O-QPSK、8PSK、O-8PSK、SD-PSK、QAM16、π/2-QAM16、QAM32、QAM64、QAM128、QAM256、QAM512、 QAM1024、GMSK、2-FSK、4-FSK、8-FSK、 16-FSK、32-FSK、ASK、OOK、AM、FM、 PM、Gaussian Noise、File1(IQサンプル)、 File2(IQシンボル)、File3(シンボル・マップ) |
シンボル・マップ | |
トータル・シンボル | 2~512 |
変調モード | ノーマル、Diff(連続)、Diff(オルタネート) |
回転角 | –180° ~ +180° |
オフセット変調 | オン/オフ |
プレ定義マップ | なし、BPSK、QPSK、QAM16、QAM32、 QAM64、QAM128、QAM256 |
フィルタ | フィルタなし、レイズド・コサイン、方形、三角、 スクエア・ルート・レイズド・コサイン、ガウシャン (ディラック・デルタ)、ガウシャン(方形)、EDGE、 ハーフ・サイン、ユーザ定義フィルタ(ファイルから) |
ウィンドウ | ウィンドウなし、三角、ハミング、カイザ、 ハニング、チェビシェフ、リップル、ブラックマン、 ブラックマンハリス、テーパード・コサイン、 エクストラクト・ブラックマン、フラット・トップ |
ウィンドウ・パラメータ | |
カイザ・パラメータ | 1 ~ 10 |
チェビシェフ・リップル | 10 db ~ 80 dB |
コーディング | グレイ、差分、グレイ差分、NADC、TFTS、 MSAT差分 |
ホッピング | |
パターン | 擬似ランダム(レンジ、リスト、アボイド) |
ホッピング・レンジ | 100 Hz ~ 12 GHz |
チャンネル・スペーシング | 100Hz~帯域幅 |
PRBS | 7, 9, 15, 16, 20, 21, 23, ユーザ定義 |
ホッピング時間 | シンボル/ホップ、ホップ/秒 |
パターン | カスタム |
ホッピング・ パラメータ | ホッピング、スタート・シンボル、エンド・シンボル、周波数オフセット(±MHz)、相対振幅(±dB) |
パワー・ランプ | |
ランプ関数 | なし、リニア、コサイン |
ランプ時間 | 0~1s |
シンボルのパワー・レベル | -60~+20dB |
IQ障害 | |
キャリア漏洩 | I: –50% ~ +50% Q: –50% ~ +50% |
直交エラー | –30° ~ +30° |
IQインバランス | –30% ~ +30% |
AM/AM歪み | k2: –3 dB +3 dB k3: –3 dB ~ +3 dB |
AM/PM歪み | k2: –30° ~ +30° k3: –30° ~ +30° |
ハードウェア・スキュー | -100~+100ps(AWG7000Bシリーズ) -5~+5ns(AWG5000Bシリーズ) |
IQスワップ | オン/オフ |
Iインバート | オン/オフ |
Qインバート | オン/オフ |
歪みの追加 | |
振幅歪み | アンプ-ノン・リニア、ソフト・リミット、ハード・リミット |
AM/AM歪み | k3: –3 dB ~ +3 dB k5: –3 dB ~ +3 dB |
AM/PM歪み | k3: –30° ~ +30° k5: –30° ~ +30° |
干渉の追加 | |
オフセット | -6~+6GHz(AWG7000BシリーズOpt. 02/06) |
周波数 | -3~+3GHz(AWG7000Bシリーズ標準仕様) -185~+185MHz(AWG5000Bシリーズ) |
正弦波干渉 | |
C/I | –40 dB ~ +40 dB |
オフセット周波数 | -6~+6GHz(AWG7000BシリーズOpt. 02/06) -3~+3GHz(AWG7000Bシリーズ標準仕様) -185~+185MHz(AWG5000Bシリーズ) |
信号の追加 | ソフトウェア、ハードウェア、IQ、RF/IF |
追加ノイズ | |
SNR | –40 dB ~ +40 dB |
Eb/No | –40 dB ~ +40 dB |
帯域幅 | 1 Hz ~ 12 GHz |
マルチパス | |
パスの数 | 0 ~ 10 |
遅延 | -80~+80シンボル |
振幅 | –60 dB ~ 0 dB |
位相 | –180° ~ +180° |
サブキャリア変調 | |
変調 | AM, FM, PM |
キャリア周波数 | 1 Hz ~ 12 GHz |
AM変調インデックス | 0 ~ 200% |
グラフ | 同相 i(t)、直交 q(t)成分対時間 |
アイ・ダイアグラム I | |
アイ・ダイアグラム q | |
コンスタレーション(ベクトル q(t) 対 i(t)) | |
RF/IFとI/Q信号の両方のスペクトラム (I/Q信号の振幅スペクトラム対周波数) | |
パルス形状 | |
CCDF | |
スペクトログラム | |
校正後の位相と振幅の補正プロット | |
CPIプロット(レーダ・プラグインのみ) | |
校正*6 | 信号の校正またはイメージの校正 |
平均化 | 1 ~ 100 |
開始周波数 | 10 MHz ~ 0.49 fs |
エンド周波数 | 10 MHz ~ 0.49 fs |
周波数分解能 | 1MHz~10MHz(1MHzステップ) |
*4 このデータ・シートに書かれているすべての性能は、注記がある場合を除いてAWG7122B Opt. 06のものです。
*6校正とDUTの特性評価は、AWG7000Bシリーズでのみサポートされます。
RFXpress UWB-WiMedia波形生成用プラグイン・ソフトウェアの性能*4
項目 | 概要 |
---|---|
UWB-WiMedia IQ、IF、RF用のRFXpress プラグイン | コンフォーマンス信号生成(UWBCF) カスタム信号生成(UWBCT) |
セットアップ | My setupによるユーザ定義の設定の他に、 次の3種類の設定を装備 WiMediaスペック例パケット 53.3、80および106.7Mbpsのパケット 480Mbpsのバースト・モード・パケット |
マーカ・マッピング | 各バンドで2つのマーカがマッピング可能、 マーカ遅延範囲:-312.5~+312.5ns |
パケット・グループの数 | 1 ~ 100 |
パケット・グループ内のパケット数 | 1 ~ 30 |
パケット・グループの 繰返し回数 | 1 ~ 100 回 |
グループ開始遅延 | 0 ~ 200 シンボル |
グループ終了遅延 | 0 ~ 200 シンボル |
パケット間のスペース | |
標準モード | 6 ~ 200 シンボル (pSIFS、pMIFSで定義可能) |
ペイロード・ソース | WiMediaスペック例 |
オール0(ゼロ)、オール1 | |
PRBS7, 9, 15, 16, 20, 21,23 | |
ユーザ定義(ファイル入力による) | |
トーン・ヌーリング | –40 dB ~ +20 dB |
MACヘッダ | WiMediaスペック例から10バイトのMACヘッダ・データが選択可能 |
オール0(ゼロ)、オール1 | |
PRBS7、9、15、16、20、21、23 | |
ユーザ定義:ユーザはMACヘッダ・パターンと ファイル入力を入力可能 | |
パケット・モード | 標準、バースト |
Preamble Type(プリアンブル・タイプ) | 200Mbpsより大きなデータ・レートにおいて標準またはバースト |
パケット・サイズ | |
標準モード | 0 ~ 4095 |
Burst Mode (バースト・モード) | 1 ~ 4095 |
バンド・グループ | BandGroup1 ~ BandGroup6 |
TFコード | TFC1 ~ TFC10 |
BandGroupの中心周波数 | ユーザにより定義可能 |
校正 | RFとIF |
IQ障害 | |
キャリア漏洩 | I: –50% ~ +50% Q: –50% ~ +50% |
直交エラー | –30° ~ +30° |
IQ不平衡 | –30% ~ +30% |
AM/AM変換 | k2: –3 dB ~ +3 dB k3: –3 dB ~ +3 dB |
AM/PM変換 | k2: –30° ~ +30° k3: –30° ~ +30° |
ハードウェア・ スキュー | -100~+100ps(AWG7000Bシリーズ) -5~+5ns(AWG5000Bシリーズ) |
歪みの追加 | |
アンプの歪振幅 | ノン・リニア、ソフト・リミット、ハード・リミット |
AM/AM変換 | k3: –3 dB ~ +3 dB k5: –3 dB ~ +3 dB |
AM/PM変換 | k3: –30° ~ +30° k5: –30° ~ +30° |
干渉の追加 | |
オフセット周波数 | -6~+6GHz(AWG7000BシリーズOpt. 02/06) -3~+3GHz(AWG7000Bシリーズ標準仕様) -185~+185MHz(AWG5000Bシリーズ) |
正弦波干渉 C/I | –60 dB ~ 60 dB |
オフセット周波数 | -6~+6GHz(AWG7000BシリーズOpt. 02/06) -3~+3GHz(AWG7000Bシリーズ標準仕様) -185~+185MHz(AWG5000Bシリーズ) |
現実に近い信号生成 | WiMax、WiFi(MIMO)、WiFi(802.11a)、 レーダ、ファイル入力によるIQ干渉信号 |
周波数 | 1 Hz ~ 12 GHz |
振幅 | –60 dB ~ +60 dB |
信号付加ソフトウェア、ハードウェア、IQ、RF/IF | |
ゲート・ノイズ | |
パケット | プリアンブルS/N、PLCPヘッダS/N、 ペイロードS/N -“ -40~+100dB” |
シンボルS/N | -40~+20dB |
マルチパス | |
パスの数 | 0 ~ 10 |
遅延 | -2~+2シンボル |
振幅 | –60 dB ~ 0 dB |
位相 | –180° ~ +180° |
コンフォーマンス・モード | |
データ・レート | 53.3, 80, 106.7, 160, 200, 320, 400, 480 Mb/s |
カスタム・モード | |
TFコード | TFC1~TFC10、およびユーザ定義。ユーザは 独自のホッピング・シーケンスと数をTFCコード 1~15で定義可能。これにより、ホッピングなし に選択したTFコードの信号が生成可能。ただし、 マーカはTFCパターンをもとにホッピングする |
PPDUストラクチャに おけるユーザ定義の コンポーネント | プリアンブル時間ドメイン・ベース・シーケンス、 カバー・シーケンス、リザーブ・ビット、テール・ ビット、HCS、チャンネル・エスティメーション、 フレーム・ペイロード、シーケンス、レングス、 スクランブラ・イニット、ホッピング・パターン、 リード・ソロモン・パリティ・ビット、FCSは、 規格から計算/引用できる、またはユーザにより 定義可能 |
PLCPヘッダとPSDU をスイッチ・オフする 規定 |
*4 このデータ・シートに書かれているすべての性能は、注記がある場合を除いてAWG7122B Opt. 06のものです。
RFXpressレーダ信号生成用プラグイン・ソフトウェアの性能*4
項目 | 概要 |
---|---|
パルス数 | 最大4096 |
グループ | “Add Pulse Group”機能を使用し、 複数のターゲット・リターンを同時にシミュレート |
パルス形状 | 台形、レイズド・コサイン、指数、方形、 のこぎり波、カスタム |
パルス・パラメータ | スタート時間(To)、立上り時間(Tr)、 パルス幅(Ton)、立下り時間(Tf)、オフ時間(Toff) |
キャリア相対振幅 | -80~0dB |
キャリア周波数からの オフセット | -6~+6GHz (AWG7000BシリーズOpt. 02/06) -3~+3GHz(AWG7000Bシリーズ標準仕様) -185~+185MHz(AWG5000Bシリーズ) |
スタガPRI | |
ランプ波 | –180° ~ +180° |
ユーザ定義 | |
変調 | |
リニア周波数変調(LFM) | |
掃引レンジ | 0 ~ 12 GHz |
周波数掃引 | ローからハイ、ハイからロー |
2値位相コード・ パルス - バーカ | 2, 3, 4, 5, 7, 11, 13 |
多値位相コード | |
ステップ数 | 200 |
イニシャル・オフセット | –180° ~ +180° |
位相オフセット | –180° ~ +180° |
ユーザ定義のコード | |
ステップ周波数変調 | |
ステップ数 | 200 |
イニシャル・ステップ | –100 kHz ~ 6 GHz |
ステップ・サイズ | –100 kHz ~ 6 GHz |
ノンリニアFM | |
ユーザ定義のステップFM | |
カスタム変調 | |
パルス間ホッピング | 周波数オフセット(±MHz)、相対振幅(±dB) |
パルス障害 | |
エッジ・ジッタ | ガウシャン、ユニフォーム |
パルス幅ジッタ | ガウシャン、ユニフォーム |
振幅偏差 | |
ドループ | -50~0% |
オーバシュート | 0~50% |
リップル | 0~50% |
リップル周波数 | 1 Hz ~ 6 GHz |
マルチパス | |
パスの数 | 0 ~ 10 |
遅延 | 0~PRI(μs単位) |
振幅 | -60~0dB |
位相 | –180° ~ +180° |
アンテナ | |
ビーム・タイプ | Sinc、ガウシャン、ユーザ定義 |
ビーム幅 | 0~+180° |
MRA (Max Radial Axis) | 0° ~ +180° |
スキャン・レート | 0 ~ 180°/s |
IQ障害 | |
キャリア漏洩 | I: –50% ~ +50% Q: –50% ~ +50% |
直交エラー | –30° ~ +30° |
IQインバランス | –30% ~ +30% |
ハードウェア・ スキュー | -100~+100ps(AWG7000Bシリーズ) -5~+5ns(AWG5000Bシリーズ) |
IQスワップ | オン/オフ |
信号の追加 | ソフトウェア、ハードウェア、IQ、RF/IF |
ノイズ | |
SNR | –60 dB ~ +60 dB |
帯域幅 | 0.01 fs ~ 0.50 fs |
*4 このデータ・シートに書かれているすべての性能は、注記がある場合を除いてAWG7122B Opt. 06のものです。
RFXpress Sパラメータ/DUT特性評価用プラグイン・ソフトウェアの性能
項目 | 概要 |
---|---|
Sパラメータ | |
モード | ノンカスケード、カスケード(最大6) |
フィルタ帯域幅 | オート、全帯域、マニュアル(1Hz~12GHz) |
ファイル形式 | s1p、s2p、s4p(シングルエンドと差動)、 DUTの特性評価から生成される *.txt |
反転 | オン/オフ |
DUTの特性評価*6 | |
周波数 | 開始、停止、分解能 |
反復回数 | 1 ~ 5 |
ミキサ | オン/オフ-低周波数、LSB、USB |
プロット | 振幅、位相 |
出力ファイル | *.txt (S21特性を含む) |
*6校正とDUTの特性評価は、AWG7000Bシリーズでのみサポートされます。
RFXpress OFDM信号生成用プラグイン・ソフトウェアの性能*4
項目 | 概要 |
---|---|
キャリア振幅 | –2 dBm ~ 3.9 dBm |
ベース・データ | 最大8 オール0(ゼロ)、オール1、PRBS (7、9、15、16、20、21、23、ユーザ定義)、 パターン、ファイル入力 |
データ・コーディング | リード・ソロモン、スクランブリング、 コンボリューション |
シンボル | |
キャリア間のスペース | 1 Hz ~ 12 GHz |
サブキャリアの数 | 2 ~ 65536 |
サブキャリア・タイプ | データ、パイロット、ヌル、ガード |
サブキャリア変調 | BPSK, QPSK, 16-QAM, 32-QAM, 64-QAM, 256-QAM, 8-PSK |
ゼロ・パディング/ サイクリック・ プリフィックス | 0 ns ~ 1 s または 0% ~ 1000% |
オフセット周波数 | -6~+6GHz(AWG7000BシリーズOpt. 02/06) -3~+3GHz(AWG7000Bシリーズ標準仕様) -185~+185MHz(AWG5000Bシリーズ) |
パケット | |
プリアンブル/ ポストアンブル | ファイル入力として |
シンボル間のスペース | 0 ps ~ 1 s |
シンボル間の オーバラップ | 0% ~ 50% |
オーバラップ・ウィンドウ | なし、台形、ハニング、ハミング、ブラックマン |
ホッピング | |
ホッピング・ パラメータ | ホッピング、スタート・シンボル、エンド・シンボル、 周波数オフセット(±MHz)、相対振幅(±dB) |
ゲート・ノイズ | |
シンボルS/N | –60 dB ~ +60 dB |
フレーム | |
パケット間のスペース | 42 ps ~ 1 s |
マルチパス | |
パスの数 | 0 ~ 10 |
遅延 | 84~1フレーム(μs単位) |
振幅 | –60 dB ~ 0 dB |
位相 | –180° ~ +180° |
位相ノイズ | |
時間モデル | |
プロファイル | 1/f0, 1/f1, 1/f2, 1/f4 |
VCO帯域幅 | 1 Hz ~ 6 GHz |
位相ノイズ(実効値) | 0.01° ~ 180° |
周波数プロファイル・モデル | |
周波数オフセット | 1Hz~6GHz(5ステップ) |
dBc/Hz | –40 ~ –180 |
歪みの追加 | |
量子化 | 1 ~ 10 bits |
プリセット | WiFi (802.11a 36 Mb/s)、WiMAX (802.16-2004 Down Link 5MHz、10MHz、20MHz) |
*4 このデータ・シートに書かれているすべての性能は、注記がある場合を除いてAWG7122BOpt. 06のものです。
システム要件
オフライン・バージョンのインストールには、以下のようなPC構成が必要 です。
注: 以下に示すハードウェアは最低要件です。より高い処理能力とメモリ 容量があれば、生成ソフトウェアの性能は向上します。
- 1.2GHz以上の純正Intel Pentiumプロセッサを推奨
- マザーボード-Intelまたは100%互換性のあるマザーボード・チップセット
- Microsoft Winows XPまたはWinows Vista Business Edition(英語版)
- RAM: 512Mバイト
- 2Gバイトのハード・ディスク空き容量(アプリケーションとドキュメント用)
- XVGA 1024×768、120dpiフォント・サイズ
- CD-ROMまたはDVDドライブを推奨
- キーボードとMicrosoftマウスまたは互換性のあるポインティング・デバイス
ご発注の際は以下の型名をご使用ください。
RFX100
RF/IF/IQ波形生成ソフトウェア
RFXpress
型名 | オプション | 概要 |
---|---|---|
RFX100 | ベース・ソフトウェア:RFXpress RF/IF/IQ波形生成ソフトウェア | |
RFXpress用プラグイン: | ||
Opt. UWBCF | UWB-WiMediaコンフォーマンス・テスト用 プラグイン・ソフトウェア | |
Opt. UWBCT | UWB-WiMediaカスタム/ コンフォーマンス・テスト用プラグイン・ ソフトウェア(Opt. UWBCFが必要) | |
Opt. RDR | レーダ信号生成用プラグイン・ソフトウェア | |
Opt. SPARA | SパラメータのシミュレーションとDUTの特性評価 | |
Opt. OFDM | OFDM信号生成 |