MSO2000シリーズ・DPO2000シリーズ

デジタル・フォスファ・オシロスコープ
このデータ・シートの製品は、テクトロニクスでは販売終了となっています。

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特 長

主な仕様

  • 周波数帯域:100MHz、200MHz
  • 2または4のアナログ・チャンネル
  • 16デジタル・チャンネル(MSO2000シリーズ)
  • 最高サンプル・レート:1GS/s(全チャンネル)
  • レコード長:1Mポイント(全チャンネル)
  • 最大波形取込レート:5,000波形/秒
  • 豊富な拡張トリガ
シリアル・バスのトリガとデコード
  • I2C、SPI、CAN、LIN、RS-232/422/485/UART、シリアル・トリガ/デコードおよび解析のオプション
優れた操作性
  • 波形検索ツールWave Inspector®により効率的な波形解析が可能
  • FilterVu®可変ノイズ・フィルタにより、不要なノイズを除去しながら観測対象イベントを取込み
  • 7型(180mm)ワイドTFT-LCDカラー・ディスプレイ
  • 前面パネルにUSB2.0ホスト・ポートを装備しており、データの保存が容易
  • 後部パネルにUSB2.0デバイス・ポートを装備しており、USBTMCを使用してPCによるオシロスコープの操作、またはPictBridge®対応のプリンタへの直接出力が可能
  • プラグアンドプレイによるPCとの接続、解析ソフトウェアの実行が可能
  • TekVPI®プローブ・インタフェースはアクティブ・プローブ、差動プローブ、電流プローブに対応し、スケールと単位は自動的に設定
  • 小型・軽量- 奥行わずか134mm、質量は3.6kg
ミックスド・シグナルの設計と解析(MSO2000シリーズ)
  • 最大4つのアナログ・チャンネルと16のデジタル・チャンネルを時間相関をとりながら観測可能
  • パラレル・バスのトリガと解析
  • 複数のチャンネルでのセットアップ/ホールド時間違反を同時にトリガ
  • 次世代のデジタル波形表示機能

アプリケーション

  • 組込みシステムの設計と検証
  • ミックスド・シグナルの設計とデバッグ
  • パワー測定
  • オートモーティブ電気回路
  • 教育およびトレーニング
  • ビデオ回路の設計とデバッグ

MSO/DPO2000シリーズ・デジタル・フォスファ・オシロスコープ

すばやく問題を解決するための強力な機能

MSO2000シリーズ、DPO2000シリーズは、信号をすばやく表示し、ただちに問題を解決するための機能とツールを装備したデジタル・フォスファ・オシロスコープ(DPO)です。DPO2000シリーズは、全チャンネルで1Mポイントのレコード長、シリアル・トリガ/解析機能(オプション)を持ち、オシロスコープの全帯域まで信号を詳細に観測しつつノイズを除去
可能な可変ノイズ・フィルタを装備した、小型・軽量のオシロスコープです。MSO2000シリーズには16のデジタル・チャンネルが追加され、1台の計測器でアナログとデジタルの信号を時間相関をとりながら観測することができます。トリガ機能はアナログとデジタルの全20チャンネルで機能するため、アナログとデジタルの混在した回路のデバッグに最適です。

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MSO/DPO2000シリーズに搭載されたデジタル・フォスファ技術による毎秒5,000波形/秒の波形取込レートにより、リアルタイムの輝度階調表示が可能

操作性を考慮した設計

Wave Inspector®によるナビゲーションとサーチ

GoogleやYahooなどの検索エンジンなしにインターネットを効率よく使うことなど考えられません。また、ウェブ・ブラウザの「お気に入り」やリンクなどの機能なしで使うことも考えられません。今日のデジタル・オシロスコープの多くは長いレコード(メモリ)長を備え、波形を捉えます。オシロスコープの主要な仕様である「レコード長」とは、1回の波形取込みでデジタル化して保存できるポイント数です。レコード長が長いほど、高いタイミング分解能(高いサンプル・レート)で長い「時間ウィンドウ」を取込むことが可能になります。

初期のデジタル・オシロスコープでは500ポイントを取込んで保存することしかできず、捉えたイベントの前後にある長い時間ウィンドウに含まれる情報まで取込むことはできませんでした。それ以後、オシロスコープ・メーカは市場の要求に応じて次々に長いレコード長のオシロスコープを開発し、高い分解能で長い時間ウィンドウの取込みが可能になってきました。メガポイント(100万単位)のレコード長では、数千画面分の信号が取込めます。レコード長は年々増加しており、今ではほとんどのアプリケーションで必要とする長さにまでなりましたが、長いレコード長を効率良く、効果的に観測し、操作し、解析するためのツールは開発されてきませんでした。

テクトロニクスのMSO/DPO2000シリーズは、革新的なWave Inspectorにより長いレコード長の観測、操作、解析を容易にします。

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Wave Inspectorにより、効率的な波形の観測、操作、解析が可能になる。内側のノブ(1)を回してズーム表示し、波形が観測しやすい状態にする。その後、外側のノブ(2)を回して1Mポイントのメモリ内を移動する。メモリをすべてスクロールするのに要する時間はわずか数秒。

ズーム/パン-前面パネルの専用ノブにより、パンとズームを行います。内側のノブではズーム倍率を設定します。時計方向に回すことでズームがオンになり、回転量に応じてズーム倍率も高くなります。反対側に回すとズーム倍率は低くなり、最後にはオフになります。外側のノブを回すと、ズーム・ボックスを拡大したい波形部分にすばやく移動することができます。回す力に応じて波形上の移動速度が変化し、大きく回すほどズーム・ボックスはすばやく移動します。移動方向を変える場合は、ノブを反対側に回します。ズーム調整のために複数のメニューを操作する必要はありません。

プレイ/ポーズ-波形を自動的にスクロールさせながら目的の波形やイベントを探すことができます。再生速度と方向はパン・ノブで設定します。パン・ノブは、大きく回すと波形を大きく移動させることができ、反対方向に回すと移動方向を変えることができます。

ユーザ・マーク-気になる波形部分を見つけたならば、前面パネルにあるSetM a r k ボタンを押すことで、波形に「ブックマーク」を付けることができます。各ブックマークへの移動は、前面パネルの(←)ボタン、(→)ボタンを押すだけです。

マークの検索-ポジション・ノブを手動で回し続け、長いメモリ上のイベントを探すのは苦痛以外の何ものでもありません。MSO/DPO2000シリーズは、独自に定義した条件でロング・メモリ上のイベントを検索することができます。条件に該当するすべてのイベントは検索マークが付き、(←)、(→)ボタンを押すことで、イベント箇所に簡単に移動することができます。検索できるのは、エッジ、パルス幅、ラント、ロジック、セットアップ/ホールド時間違反、立上り/立下り時間、およびデジタル・チャンネルのパラレル値、I2C、SPI、CAN、LIN、RS232/422/485/UARTの通信内容です。

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検索手順1:検索条件を定義

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検索手順2:波形メモリを自動的に検索し、該当イベントに白い三角(▽)でマークを付けて記録

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検索手順3:(←)、(→)ボタンを押して次のイベントに移動

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Optional LAN and VGA video ports! – Connect your oscilloscope to your network to remotely control and collect data. Display your screen on an external monitor or projector.

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MSO/DPO2000シリーズの機能を実際にご覧ください。

MSO/DPO2000シリーズのバーチャル・オシロスコープ:www.tektronix.co.jp/mso2000/virtual

シリアル・トリガ/解析

ロング・メモリを必要とする代表的なアプリケーションに、組込みシステム設計におけるシリアル・データ解析があります。組込みシステムはどこにでも使用されており、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、D S P 、R A M 、EEPROM、FPGA、A/D、D/A、I/Oなど、さまざまな種類のデバイスが使用されています。従来は、各デバイス間および外部との通信を独自のパラレル・バスで行っていました。しかし、組込みシステムの高度化と基板の省スペース化の要求により、より少ないピン数と消費電力、組込みクロック、差動伝送による優れたノイズ耐性、そして重要な要素である低コスト化が実現し、ワイド・パラレル・バスとシリアル・バスが混在したシステムへと置き換わりつつあります。さらに、有力なICメーカから容易に入手可
能な機能コンポーネントが供給されるようになったことで、急速に設計に取り入れられるようになりました。

シリアル・バスにはさまざまな利点がある一方、パラレル・バスにはなかった大きな問題点もあります。観測しようとするイベントを分離するのが難しかったり、オシロスコープの画面上に表示されているものが何を意味するのか理解するのが難しかったりすることから、バスやシステムの問題をデバッグするのはより難しくなっています。MSO/DPO2000シリーズは、I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、CAN、LINなどの代表的なシリアル・バスに対応した優れたツール・セットでこの問題に応えます。

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I2Cバスの特定のデータ・パケットにトリガした例。クロック・エッジに沿って1と0を数える必要なし。バス波形では、パケットの開始と終了、アドレス、リード/ライト、データなどのデコードされたパケット情報が表示される。さらにクロックとデータの実波形も表示できるため、2つの信号によりデコードされた状態がすばやくわかる

バス表示-バスを構成するClock、Data、Chip Enableなどの個々の信号に沿ってわかりやすく表示でき、パケットの開始と終了、アドレス、データ、識別子、CRCなどのサブパケット・コンポーネントなどを容易に認識することができます。

シリアル・トリガ-I2C、SPI、CAN、LIN、RS-232/422/485/UARTなどのロー・スピード・シリアル・バスにおいて、パケットの開始、特定のアドレス、特定のデータ内容、ユニーク識別子など
のパケット内容にトリガすることができます。

バス・デコード-波形からクロック・エッジに沿って各ビットが1か0かを判定したり、各ビットをまとめてHexに変換することは面倒な作業です。MSO/DPO2000シリーズでは、バスの各パケットを自動的にデコードし、Hex、バイナリ、10進(LINのみ)またはASCII(RS-232/422/485/UARTのみ)で表示することができます。

イベント・テーブル-デコードされたパケット・データがバス波形上で見えるだけでなく、取込んだすべてのパケットを、ロジック・アナライザのようにリスト形式で見ることができます。パケットにはタイムスタンプが付き、アドレス、データなど、コンポーネントごとにカラムとして連続にリスト表示されます。イベント・テーブルはエクスポートし、外付けのソフトウェアを利用することもできます。

サーチ-シリアル・トリガは特定のイベントを検出するのに非常に便利な機能ですが、波形を取込んだ後、そのメモリ全体にわたり、特定のイベントを探し、解析することはできません。今まではメモリ全体を手動でスクロールして、イベントの原因を目で探していました。MSO/DPO2000シリーズでは、シリアル・パケットの内容などを定義して、取込んだ後でもデータをオシロスコープ上で検索することができます。検出されたイベントにはマークが付き、各マークへの移動は、前面パネルの(←)ボタン、(→)ボタンを押すだけです。

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MSO2000シリーズ用のP6316型デジタル・プローブは、DUTに簡単に接続できる

ミックスド・シグナルの設計と解析(MSO2000シリーズ)

組込みシステムのエンジニアは、システムが複雑化するという問題に直面しています。一般的な組込みシステムには、さまざまなアナログ信号、高速/低速のシリアル・デジタル通信信号、マイクロプロセッサ・バスなどが含まれています。I2C、SPIなどのシリアル・プロトコルは、チップ間通信に使用されるようになりましたが、パラレル・バスもまだ多くのアプリケーションで使用されています。今日の組込みシステムにおいては、マイクロプロセッサ、FPGA、アナログ・デジタル・コンバータ(A/D)、デジタル・アナログ・コンバータ(D/A)など、いずれも使用に際して課題があります。MSO2000シリーズ・ミックスド・シグナル・オシロスコープでは、さらに16のデジタル・チャンネルを使用できます。これらのデジタル・チャンネルは、通常のオシロスコープのユーザ・インタフェースに統合されて高い操作性を実現しており、ミックスド・シグナルに関する問題解決を容易にすることができます。

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次世代のデジタル波形表示機能

優れた操作性を踏襲したミックスド・シグナル・オシロスコープ、MSO2000シリーズは、デジタル波形の観測方法を大きく変えます。例えば、ロジック・アナライザとミックスド・シグナル・オシロスコープに共通の問題点として、デジタル波形がエッジのない状態で一本の線のように表示され、1なのか0なのか判断できないということがあります。MSO2000シリーズは、カラーコードによってデジタル波形を表示し、1は緑、0は青で表示します。

一般的なMSOのチャンネル設定は、手間のかかる作業です。まず被測定デバイスへのプロービングを行い、チャンネルのラベリングをした後、ディスプレイ上のチャンネルのポジショニングをしなければなりません。MSO2000シリーズでは、デジタル波形をグループ化し、USBキーボードで波形ラベル名を入力することでこの作業を簡素化できます。デジタル波形を隣り合わせに配置してグループを作成すれば、グループ内のすべてのチャンネルをまとめてポジショニングできます。各チャンネルを個別にポジショニングしなくても済むので、設定時間が大幅に短縮できます。

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P6316型MSOプローブ

P6316型プローブは、2つの8チャンネル・ポッドで構成されており、DUTへの接続が簡単に行えます。スクエア・ピンに接続する場合は、2.54mm間隔の8×2スクエア・ピン・ヘッダを直接接続できます。付属のフライング・リードとグラバ・クリップを使うと、表面実装デバイスやテスト・ポイントにも接続できます。P6316型は高い入力インピーダンスを持ち、プローブ容量はわずか8pF、入力抵抗は101kΩです。

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DACの出力信号-FilterVuにより、5.5kHz以上の成分が抑えられたDACのステップ波が黄色で表示されている。また、オシロスコープの全帯域までの高周波グリッチがオレンジ色で背景に表示されている

FilterVu可変ノイズ・フィルタ

オシロスコープの帯域制限が20MHz固定でなく、変更できたらと思いませんか。FilterVuをオンにし、可変ノイズ・フィルタを調整すると、不要なノイズを抑えながらオシロスコープの全帯域までグリッチや信号の細部を取込むことができます。FilterVuでは、フィルタリングされた波形(前景に表示)と、グリッチを含んだ波形(背景に表示)の両方が表示され、2倍の情報を提供します。

フィルタリングされた波形では、可変ノイズ・フィルタによってノイズが抑えられるため、波形がクリアに表示され、信号エッジや振幅レベルが正確に特定できます。これにより、カーソル測定の精度が向上し、重要な信号特性を明確に表示できます。ノイズ・フィルタを最小のノイズ・カットオフ周波数に設定すると、オシロスコープがエイリアスを発生する原因となる高周波成分のほとんどを除去します。


グリッチを含んだ波形では、オシロスコープの全帯域まで信号が詳細に表示されます。ピーク・ディテクトで最小値/\最大値を検出し、5nsまでの狭いパルスも取込むことができるため、グリッチや高周波イベントを見落とすことがありません。

FilterVuは、繰返しイベント、繰返し性のないイベント、シングルショット・イベントでも動作します。

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USBホスト/デバイス・ポートにより、取込み、保存、解析が簡単に行える

PC接続とUSBによるデータ・ストレージ

MSO/DPO2000シリーズはUSBホスト/デバイス・ポートを標準で装備しており、データの持ち運びが容易に行えます。また、PCともシームレスに接続でき、プリンタから直接印刷することもできます。オプションでGPIB、LAN、ビデオ出力用のアダプタを装備することもできます。

OpenChoice®デスクトップPC通信ソフトウェアにより、測定結果を簡単に取込み、保存し、解析できます。波形イメージや波形データは、スタンドアロンのデスクトップ・アプリケーションやMicrosoft Word、Excelに簡単に取込めます。さらに、OpenChoiceを補完するNational Instruments SignalExpressTektronix Editionソフトウェアにより、拡張解析、オシロスコープのリモート制御、波形のライブ解析などが行えます。また、PCを使用せず、USBデバイス・ポート経由で波形イメージをPictBridge®対応プリンタに直接出力することもできます。

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OpenChoice® Desktop – Standard software seamlessly connects the oscilloscope to a PC.

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NI LabVIEW SignalExpress TektronixEdition-NI社と共同開発した波形取込/解析ソフトウェアで、MSO/DPO2000シリーズに最適

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e*Scopeにより、ネットワークに接続したオシロスコープを、ネットワークに接続されているPCからブラウザ経由で操作することが可能

TekVPIプロービング

TekVPIプローブ・インタフェースは、プローブ接続の新スタンダードです。TekVPIプローブの入力補正ボックスには、ステータス・インジケータ、操作部、プローブ・メニュー・ボタンがあます。このメニュー・ボタンを押すとオシロスコープの画面上にプローブ・メニューが表示され、プローブ設定の確認、変更が行えます。TekVPIインタフェースは新しいプローブ電源管理アーキテクチャを採用しており、電流プローブを直接接続することができます(TekVPI用プローブ電源、部品番号:119-7465-xxと電源ケーブル:161-A005-xxが必要)。また、TekVPIプローブはUSB、GPIB、Ethernet経由でコントロールできるため、ATE環境での汎用性が広がります。

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