MTS400

MPEGテスト・システム

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特 長

  • 次世代DVTやIPTVシステムの開発/設計/評価においてMPEGトランスポート・ストリームの解析および診断が可能
  • CaptureVu®機能により、リアルタイム・アナライザがストリームの障害やシステム・イベントを検出すると瞬時にデファードタイム解析に切替えて障害箇所のTSを詳細解析できるため、従来のアナライザが見逃していた間欠的で複雑な問題を迅速にデバッグ可能
  • リアルタイムVideo over IP解析およびTS保存機能
  • 「プログラム・セントリック」ユーザ・インタフェースにより、プログラムを初心者でも容易に操作可能
  • 世界の最新DTV規格(ATSC、DVB、ISDB)を広範囲にサポートする柔軟でカストマイズが容易なスクリプト言語により、サービス情報に対応(日本語表示可能)
  • E S アナライザM T S 4 E A により、M P E G - 2 、M P E G - 4 、H . 2 6 4 、VC-1、3GPPおよびDVB-Hなどの従来および次世代の圧縮規格を広範に解析可能

アプリケーション

ビデオ機器メーカ向け:研究開発/製造テスト
  • CaptureVuによる、機器やシステム障害の迅速な特定とデバッグ
  • マルチプレクサによる、テスト・ストリーム作成/修正
  • セットトップ・ボックスやマルチプレクサのテスト用カスタム・ストリーム作成
  • TSの詳細解析による、規格の整合性確認
放送局/ネットワーク事業者向け:システム検証/運用モニタ
  • CaptureVuによる、間欠的に発生するネットワークの問題特定
  • PCR挿入、リカバリ、セットトップ・ボックスのテスト
  • エンコーダやマルチプレクサなどの障害診断/評価
  • システム設置時の動作確認や、運用時における障害特定のためのTS解析

MTS400シリーズは、当社独自のCaptureVu機能と高速解析エンジンを搭載した、圧縮デジタル・ビデオ・デバッガ/アナライザです。MPEGトランスポート・ストリーム(TS)のリアルタイム解析(ライブ・ストリーム)とデファードタイム解析(保存されたストリーム)を共通のユーザ・インタフェースで行うことができます。リアルタイム・アナライザで発見したストリームの障害個所はCaptureVu機能で瞬時にデファードタイム解析に切替えて詳細解析できるため、ストリームに間欠的に発生する問題の発見とデバッグを速やかに実行できます。

MTS400型は、最高約214Mbps(ASI)のデータ・レートでトランスポート・ストリームをリアルタイム解析可能であり、MPEGプレーヤでTSの記録または再生を行うことができます。

MTS430型は、MTS400型の機能に加えてリアルタイムVideo over IP解析機能、デファードタイムTSアナライザ、PESアナライザ、バッファ・アナライザなどのオフライン解析ツールと、TSの作成や編集が可能なマルチプレクサやTSエディタなどのソフトウェアが組込まれています。

さらに、オプションとして、データ放送解析アプリケーション/カルーセル・アナライザ、圧縮ビデオ/オーディオ・エレメンタリ・ストリーム解析アプリケーション/ESアナライザが用意されています。これらのソフトウェアは、Windows PC用のスタンドアロン・ソフトウェア(MTS4SA/MTS4EA)として、MTS400シリーズのプラットフォーム以外で動作させることも可能です。

またMTS400シリーズのリアルタイムVoIP解析機能は、IP伝送しているトランスポート・パケットのPCR情報とIPパケットのインターバルなど異なる階層間での時間的な相関関係や、IPとTSのエラーについてのエラー・ログを記録できます。これは、MTS400シリーズ本体に実装されている1 0 / 1 0 0 またはGigabit Ethernetネットワーク・インタフェース・カード(NIC)で行うことができますが、同じ性能を有するNIC搭載のWindows PCであればMTS4SAスタンドアロン・アプリケーションでも使用できます。

MTS400シリーズは、MPEG-2およびATSC、DVB-C、DVB-H、DVB-S、DVB-T、ISDB-S、ISDB-Tなどの各システム規格についての適合試験を、内蔵のスクリプト機能によってサポートしています。このスクリプト機能はユーザが独自に定義ファイルをカストマイズ可能であり、規格の更新に合せてスクリプト・ファイルの再定義や、独自仕様のテーブルを記述して定義することができます。

MTS400シリーズは、ディスプレイとして持ち運びに便利な一体型の10型LCDを搭載しています。

TS入出力インタフェースとしてASI、SPI、SMPTE310Mを標準装備し、ファイル転送やVoIP解析可能なGigabit Ethernetを装備しています。

また、144GバイトのハードディスクとDVDリーダ/ライタを装備し、TSの記録・再生およびCD/DVDへのデータ書込みをサポートしています。

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Duplex operation of the real-time TSCA and Player allows end-to-end system test (maximum aggregate bit rate is 214 Mbit/s for simultaneous input and output operation)*3.

主な機能

CaptureVu®機能により、TSコンプライアンス・アナライザのリアルタイムおよびデファードタイム解析で補足したTSの障害を速やかに詳細解析可能

最新の解析エンジンにより、オフラインでの解析時間を大幅に短縮

最大ビット・レート(ASI入力時:214Mbps、パラレル入力時:108Mbps)でのTS解析、記録、再生

IPネットワーク伝送されるMPEG-TSについてIPレイヤとTSレイヤのパケット・インターバルのタイミング相関を解析可能なTSCR(リアルタイムVideo over IP TSアナライザ)

TSCRによりVideo over IP解析(UDP/RTP伝送されるMPEG-TS)およびTS記録が可能(100Mbps)

IPTV規格RFC2250およびRFC1889をサポート:RTPにおけるドロップ・パケット数とレート、不連続パケット数とレートを測定してVideo over IPの接続性を検証

IGMPサポート:トランスポート・ストリーム・コンプライアンス・アナライザは、マルチキャストIPセッションに接続する際に、IGMP joinコマンドを自動的に発行し、解析を停止するとIGMP leaveコマンドを発行

TSCAビデオ・サムネイル表示機能、ビデオ/オーディオ・デコード機能(VLCプレーヤとリンク)

DVB-ASI、10/100/1000 Base-T、SMPTE 310MおよびSPI/LVDS(DVBパラレル)TS(トランスポート・ストリーム)インタフェース

デュプレックスASI操作(1入力と1出力を同時に実行)により、エンド・トゥ・エンドのシステム・テストが可能(同時入出力操作では、最大ビット・レートは入出力合計で214Mbps)

ユーザ定義可能なスクリプト機能により、テーブルや記述子情報の解析定義ファイルをカストマイズ可能

PESアナライザ/バッファ・アナライザによりPTS/DTS解析とT-STDバッファ解析をサポート(MTS430型またはオプションPB型)

マルチプレクサによりESデータのTS多重化およびTSデータの編集が可能(対応コーデック:ビデオ/MPEG-2、H.264、オーディオ/MPEG、AAC、AC3)(MTS430型またはオプションMX型)

オプションのエレメンタリ・ストリーム・アナライザMTS4EAにより、ES解析(H.264、VC-1、MPEG-2、MTS4EAにより、ES解析(H.264、VC-1、MPEG-2、MPEG-4、3GPP含む)をサポート(※オプションES型ESアナライザとMTS4EAは異なる製品です。)

オプションのカルーセル・アナライザにより、データ放送で使用するDSM-CCのモジュールおよびブロックの周期とビット・レート測定が可能

オプションのカルーセル・ゼネレータにより、データ・カルーセル生成( D S M - C C 、D V B 、D T T 、M H P O b j e c tCarousel)が可能

MPE、SFNおよびDVB-Hテーブル・サポート

包括的なPCRの測定とグラフ化(確度、到着インターバル、オーバオール・ジッタ、周波数オフセット、ドリフト・レート)

PTSの到達時間の測定と周期グラフの生成

クロス・レイヤ・タイミング表示機能により、IP階層におけるパケット到達時間IP Packet Inter-arrival Time(PIT)測定グラフとTS/PES階層の到達間隔グラフを比較表示可能

TR 101 290 MGB2プロファイルによるビット・レート測定

ユニコード・サポートによりサービス情報のローカル言語表示(8単位文字日本語表示)

CSVまたはXMLフォーマットで出力可能なエラー・ログ

TSエディタ、TSカッタ、TSシームレスなどのユーティリティ

2.8GHz Pentium P4 CPU、80Gバイト・システムHDDと、144Gバイト・ストリーム記録/再生ハードディスク、1Gバイト・メモリおよび10/100Base-T Ethernetインタフェースを装備

持ち運びに便利な一体型10型LCDを搭載

Windows XPオペレーティング・システム

Windows 2000/XPに対応したMTS4SAスタンドアロン・ソフトウェア(MTS4SA/MTS4EA)

トランスポート・ストリーム・コンプライアンス・アナライザ

MTS400シリーズのTSCA(トランスポート・ストリーム・コンプライアンス・アナライザ)機能により、最新のATSC、DVB、ISDB-S、ISDB-TおよびMPEGシステム規格に対して、トランスポート・ストリームのリアルタイムおよびデファードタイム解析ができます。

TSCAは、検出したエラー・ログからエラーに関連する測定グラフやエラーを検出した箇所のTSパケットを表示できるのでTS内の問題を素早く特定し識別できます。この機能により、エンコーダやデコーダなどのMPEG機器設計開発や、デジタル放送システムおよびネットワーク・サービスにおけるTS障害解析に要する時間を軽減できます。

TSCAは、ストリームのサービス情報に含まれる8単位文字符号とログを日本語で表示できます。

MTS4SAは、TSCA機能を備えたオフラインTS解析ソフトウェアです。Windows2000/XPをOSとしたPCで、スタンドアロン・ソフトウェアとして動作します。デファードタイム解析版とリアルタイムVideo over IP解析版があり、どちらにもCaptureVu®機能とPCRグラフ化/測定機能が含まれています。

TSCAの特長

共通のユーザ・インタフェースを使ったリアルタイム/デファードタイムTS解析

MPEG、ATSC、DVB、ISDB-S、ISDB-T、各システムに対応したPSI/SI詳細解析機能

ワンセグ受信機で復調されるPATのないストリーム解析に対応

TR 101-290プライオリティ1、2、3のテストおよびSIとTMCC/IIPデータ間の整合性検査

PSI/SI/PSIPセクション・シンタックス解析とレート測定/グラフ表示

PCR、PTS、PIT測定およびグラフ表示機能

ビデオ・サムネイル表示機能と、リアルタイム・ビデオおよびオーディオ・デコード再生機能(VLC media playerとリンク)

簡単な「プログラム・セントリック」UIにより、目的の情報をすばやく識別

CaptureVu機能により、リアルタイムまたはデファードタイムでシステム・イベントを捕捉、解析

リアルタイム/デファードタイムのEPG表示

ストリームのサービス情報に含まれる8単位文字符号とログの日本語による表示

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リアルタイム解析とデファードタイム解析

TSCAは、リアルタイム解析とデファードタイム解析、2つのモードをサポートします。

リアルタイム解析モードはMTS400シリーズに標準で搭載されており、ハードウェア・インタフェースに入力されたトランスポート・ストリームをリアルタイムに解析します。このモードでは、マニュアルまたはTR 101-290プライオリティ・テストで検出したエラーをトリガ条件としてストリームを記録することができます。また、CaptureVu®機能を利用して解析を一時中断して直前のストリームをデファードタイム解析することが可能です。

デファードタイム解析はMTS430型に搭載されており、MTS400型はオプションTSCA型で追加することが可能です。このモードはハードディスクに保存されたストリームを解析するため、PCRやPSI/SIを伝送しているTSパケットとの相関を詳細に解析することができます。

 

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トリガ・レコード

MTS400シリーズにはトリガ・レコード機能があり、ユーザはテストまたはイベントをトリガ条件に設定することができます。トリガ条件が合うと、リアルタイム解析を中断することなく、TSをディスクに保存します。

トリガ・ソースと条件

TR 101 290プライオリティ1、2、3のテスト、またはATSCおよびISDBテスト

IPレイヤにおいてRTPパケットのドロップ・パケット数とレート、不連続パケット数とレート

ユーザ定義によるビット・レート許容値

外部TTLトリガ

日付と時間

トリガ・レコード・モードでのプリトリガ・サイズの指定(0~100%の範囲)

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プログラム表示

プログラム表示画面では画面左側の「Navigation view」において、プログラム毎のエレメントをPIDとストリーム・タイプを示すアイコンで表示し、ATSC、DVB TR 101 290、またはISDBテスト結果を赤色、黄色、緑色のLEDで表示します。

画面右側の「Detail views/panes」は「Navigation view」で選択したプログラムに関連するサマリ情報について、サムネイル(MPEG-2 VIDEOでノン・スクランブルの場合)表示と各エレメントのビット・レート、コピー・コントロール状態などを表示します。「Detail views/panes」のサマリとNow Playing表示は、ナビゲーション・ビューでTransport Streamを選択した場合、ストリームに多重されているすべてのプログラムのサマリ情報とサムネイルを表示し、Programを選択した場合、プログラムのサマリ情報と映像サムネイルを表示します。

各サムネイルのPLAYボタンを押すと、選択したコンテンツをVLCプレーヤによって再生することができます(ノン・スクランブルの場合)。また、サムネイル表示はESのシーケンス・ヘッダ情報を一部表示することができるので、コンテンツのエンコード情報を確認するのに便利です。

テスト表示

テスト表示機能を使用して、TSに対するテストのエラーを特定できます。エラー・ログは、選択したテスト単位またはPID単位で、自動的に選別されます。TR 101 290規格に含まれている標準の第1、第2、第3プライオリティ・テストに加え、PCRジッタおよびプログラム/PIDビット・レート・テストも行えます。バリアビリティ・テストにより、特定のPIDのビット・レート変動を確認できます。TR101 290以外にも、ATSC、ISDB-T、およびISDB-Sストリームに固有のテストも多数備えています。

SI/PSI & PSIPテーブル表示機能は、MPEGシステム規格とデジタル放送システム規格ATSC PSIP、DVBおよびISDBにおけるサービス情報について解析対象ストリームに含まれているサービス情報を表示できます。

サマリ表示では、これらのテーブルの主な値が機能別に表示されます。また、ハイパーリンクを使用して、他のテーブル内の関連情報にすばやくアクセスすることもできます。

PID表示

パケット識別子(PID)表示画面には、TS内で検出されたすべてのPIDに関連する情報が表示されます。PIDを選択すると、サマリ表示にTSのPIDの概要が示され、ストリーム内のすべてのPIDが表示されます。これらの情報は、棒グラフや円グラフで表示できます。ポップアップ・メニューを使用すれば、制限値をすばやく選択できます。

エラーを検出したテストがあると、PIDの下にエラーを検出した各テストがリスト表示されます。個々のPIDを選択すると、関連するすべてストのサマリを表示できます。また、テストを個々に選択して、それぞれのイベント・ログとパラメータを表示できます。

パケット表示

パケット表示画面には、コンテンツ別にグループ化されたTSで検出されたすべてのパケットに関する情報が表示されます。これらのグループには、PID値、SFNメガフレーム・イニシャリゼーション・パケット(MIP、DVBのみ)、およびIIP情報パケット(ISDBTのみ)が含まれます。特定のPIDまたはMIPを選択すると、それを搬送するパケットのみが表示されます。

セクション表示
セクション表示機能は、カストマイズ可能なスクリプト・ファイルを使用します。解析したテーブルとサブテーブル情報はセクション単位で、データ・バイト(16進数とASCII文字の両形式で)と共に表示されます。リアルタイム解析の場合には最新のバージョンを表示し、デファードタイム解析の場合は過去のバージョンを選択することも可能です。

セクション・グラフ

セクション繰返しインターバル:このグラフは、特定のPIDで搬送されるテーブルについて2つのセクションの到達間隔を示します。

サブテーブル・ギャップ:このグラフは、特定のサブテーブルについてセクション間の間隙を示します。
サブテーブル繰返しインターバル:このグラフは、1つの完全なサブ
テーブルの受信と次の完全なサブテーブルの受信間の間隔を示します。

PCR解析
MTS400シリーズは、TR 101 290規格に対して包括的なPCR測定をサポートしています。PCR解析表示は、PCR確度、PCR到着インターバル、PCRオーバオール・ジッタ、PCR周波数オフセット、およびPCRドリフト・レートのグラフを表示します。

ストリーム記録時にパケットの到着時間をタイムスタンプ・データとして書き込みます。このタイムスタンプは、MTM400型MPEGトランスポート・ストリーム・モニタなど、当社機器による記録機能と互換性があり、デファードタイム解析において、タイムスタンプを使用したPCRオーバオール・ジッタ解析ができます。


MTS400シリーズは、リアルタイムまたはデファードタイム解析において、MGFフィルタを使用したPCR解析ができます。また、PTS到着インターバル・グラフを表示できます。

クロス・レイヤ・タイミング
クロス・レイヤ・タイミング表示機能により、IP階層におけるパケット到達時間IP Packet Inter-arrival Time(PIT)測定グラフとTS/PES階層の到達間隔グラフを比較表示可能です。この機能により、Video & Audio over IP技術によって発生するタイミング問題について、障害が発生しているレベルのレイヤをすばやく診断して解析できます。

EPG表示機能により、多数のEITテーブルを即座にチェックできます。時間帯は、現地時間、UTCのどちらにも設定できます。EPGを選択すると、イベント・パネルに現在表示されているサービスの名前が表示されます。表示されるサービスは、「Navigation view」項目で選択します。ATSC、DVB、ISDBEPGがサポートされています。


イベント・パネル
このパネルには、選択したノードにしたがって、1つまたは複数のサービスに対応したイベントが表示されます。個々のイベントは色分けされ、ブロックとして表示されます。各ブロック(および関連のツール・チップ)には、EITから抽出されたイベント情報が表示されます。ブロックを選択すると、情報を搬送しているセクションへのリンクを含むイベント全体の情報が、イベント詳細パネルに表示されます。


イベントの色分けは次のとおりです。
赤色:現在のイベント
緑色:次のイベント
青色:スケジュール・イベント
黄色:(ISDBのみ)アフタ・イベント

MPE/IPビューのデータ放送
MPEデータ(MPEG TSを使用したインターネットIPセッション)は、TS内で検出されたセッションを分離して表示できます。


セッションごとに表示される情報は、次のとおりです。

PID
MACアドレス
ネットワーク・レイヤ・ソースおよび送信先IPアドレス
トランスポート・レイヤ・プロトコルおよびポート番号
モニタ開始後にセッションで送信されたデータの合計
MGB1プロファイル使用時の瞬間ビット・レート

DVB SFN
リアルタイムでは、直前に受信されたMIPに含まれているデータが解析され、各フィールド値が画面に表示されます。TPSMIP、STSタイムスタンプおよび他の詳細情報は、ナビゲータ表示で確認できます。

VoIP解析/記録用Gigabit Ethernetインタフェース
MTS400シリーズには、2つのEthernetポートが標準装備されています。1つは1 0 / 1 0 0 B a s e - T で、もう1つは10/100/1000 Base-Tです。これにより、1つのEthernetポートでVoIP解析を使用して行いながら、他のEthernetポートで社内のLANなどに接続できます。アナライザは、LANセグメント上のUDPまたはUDP/RTPセッションを選択し解析できます。またTSデータをハードディスク*1に保存できます。

MPEG TSトラフィックを搬送しているUDPまたはUDP/RTPセッションを指定して、TSを解析/保存することができます。リアルタイムVoIP解析は、NIC(ネットワーク・インタフェース・カード)を標準装備したPCでも使用可能な単独ソフトウェア(MTS4SAオプションTSCR型)としても利用可能です。TSパケットは、NIC経由で受信されたタイムスタンプが記録されます。これにより、PCRオーバオール・ジッタ解析をMTS400シリーズのデファードタイム・アナライザで実行できます。
*1 ネットワーク・トラフィックの負荷は、最大ビット・レート100Mbpsまでに制限されます

ログ・エントリのフォーマット
各ログ・エントリは、リアルタイムではシステム・クロックからのタイムスタンプで、デファードタイム・モードではPCRによってストリーム上の時間位置が特定されます。ストリームや PIDごとのエラーは、10,000項目を超えると最新の情報に上書 きされます。

  • エラー参照:通常、PIDまたはプログラム
  • イベント説明の日本語表示
  • ストリーム全体について表示や、プログラム、テスト、PID毎に 選別表示が可能
  • ログ・ファイルは、CSVまたはXMLフォーマットで保存可能
再生(TS生成)および記録

MTS400シリーズは、再生と記録のどちらの機能も標準で備 えています。また、MPEGプレーヤを使用した再生とTSCAに よる記録の同時実行(デュプレックス操作)も可能です。

再生機能

ループ・ストリーム再生は、タイムスタンプの自動アップデート と最大レート214Mbps(ASI)で連続再生できます。1回のみの再 生や、特定の位置でループさせることも可能です。再生速度はスト リームのPCRから自動的に計算され設定されますが、手動での設定 も可能です。エンド・トゥ・エンド・システム・テスト用に再生と 記録を同時に行うことができるデュプレックス操作も、標準でサポー トされています。 

連続タイムスタンプ

MPEGプレーヤの「連続タイムスタンプ」を利用すると、ルー プ再生時ストリームに含まれるタイミング情報を再生時にアップデ ートできます。この機能により、ループ・ポイントで発生するよう な不連続なタイミングを回避できます。

連続タイムスタンプは次の値を変更できます。 

  • Continuity count
  • PCR、PTS、DTS
  • タイム・オフセット・テーブル(TOT、DVBのみ)
  • 日時テーブル(TDT、DVBのみ)
  • システム・タイム・テーブル(STT、ATSCのみ)
  • 通常再生時間(NPT-MHP
  • リード・ソロモン(ISDB-Tのみ)

この機能は、ストリーム・プレーヤ・ユーザ・インタフェースか ら設定できます。

記録機能

タイムスタンプを記録して保存したTSは、パケット到達時間情報 を使用したTSCAのオフラインPCRオーバオール・ジッタ解析が可 能です。最大記録時間は、空きディスク領域によって制限されます が、記録時のメニューに記録可能容量が表示されます。

トリガ記録

ストリームは、トリガ・ポイントの前後に、ユーザ定義可能なプ リトリガ・バッファを使用しての記録またはトリガ即時記録のどち らかの方法で記録できます。

その他のアプリケーション

TSの作成、編集、サイズ変更

MTS400シリーズには、標準で2つのダイレクト・ストリー ム操作機能が付属します。1つはサイズ変更が可能なTSカッタ で、もう1つは16進数表示とヘッダ変換ガイドを使用してTSを 直接編集可能なTSエディタです。

シームレス化

連続再生をシミュレートするためにTSをループさせると、タ イミング情報の不連続性によってループ・ポイントでエラーが発 生することがあります。シームレス化機能を使用すれば、シーム レスなTSを作成できます。

ストリームの作成と処理

マルチプレクサ/デマルチプレクサ機能を使用して、DVB、 ATSC、ISDB、およびMPEGに適合したTSを作成できます。

マルチプレクサとDVB/ATSCテーブル・エディタ

ネットワーク機器またはセットトップ・ボックスをテストする ときには、必要とされるTSを用意できないことがあります。た とえ類似するものがあったとしても、その中の不可欠な構成要素 が欠落していたり、SI(システム情報)や他のテーブルの欠落 からの悪影響を受けたり、アプリケーションに対応しない不適切 なTSレートに多重化されていることがあります。そのような場 合には、マルチプレクサ/デマルチプレクサ機能を使用して、 DVB、ATSC、ISDBおよびMPEGシステムに対応するカスタ ムSI/PSI/PSIP情報を含むTSを作成します。

マルチプレクサは、H.264エレメンタリ・ストリームについ てSEIタイミング・メッセージ*2を取込んでTS多重化する機能 をサポートしています。これにより、H.264を含むテスト・ス トリームを作成できます。

マルチプレクサ/デマルチプレクサ機能のサポート対象

  • MPEG-1ビデオ
  • MPEG-1オーディオ
  • MPEG-2ビデオ
  • MPEG-2オーディオ
  • AC-3オーディオ
  • H.264 ES
  • MPEG-2ビデオPES(パケット化エレメンタリ・ストリーム)
  • MPEG-2オーディオPES
  • AC-3オーディオPES
  • AACオーディオ
  • TSファイルのビデオやオーディオをESまたはPESファイルにエクスポート可能
  • 他のTSからのPIDをインポート可能
  • その他のデータ:ビット・レートの指定が必要

*2マルチプレクサは、SEIメッセージを含まないH.264エレメンタリ・スト リームに対応していますが、ビット・レートを手動で入力する必要がありま す。H.264 ESの解析には、MTS4EAが必要です。

ソリューション

マルチプレクサによりハードディスクやCD/DVD-ROMに記録済 のストリームからコンポーネントを収集し、ストリームを再構築で きます。MTS400シリーズはテーブルの構文と記述子に関する情報 が組込まれているため、多重化したTSの適合性と高品質なストリー ムの生成が可能です。

ストリームのデマルチプレクス

MTS400シリーズのマルチプレクサは、記録済のTSを入力 ソースとして選択し、そのTSから分離して、PESおよびESス トリームをディスクに保存できます。

ストリームの再編集

マルチプレクサには、TSを解析して再編集する機能があります。 この機能を利用して、プログラムに含まれるESを削除または追 加してプログラムの構成を変更することができます。この機能は 「ドラッグ・アンド・ドロップ」操作で他のTSのコンポーネント からPIDまたはプログラム単位で追加することができます。

コンポーネント表示と有効帯域幅表示

コンポーネント・ビット・デュレーション表示機能は、プログ ラム継続期間のほか、ビデオまたはオーディオ・コンテンツPID ごとの開始/終了時刻をグラフ表示します。継続期間と開始/終 了時刻は、「ドラッグ・アンド・ドロップ」か、数値入力で変更 できます。有効帯域幅表示画面には、TSに追加可能なビット・ レートが表示されるため、TSのビット・レートを拡大したり、 最適化することができます。

PCRタイミングの生成

マルチプレクサには、正しい繰返し速度でPCRを挿入する機能が あり、必要に応じてユーザがPCR周期を指定できます。

>SI/PSIPの柔軟な作成、追加、修正

マルチプレクサは、ATSC、DVB、ISDB、MPEGのSI/PSIPテー ブルと記述子を追加または編集できます。また、スクリプト編集に より、新規またはカスタム・テーブルを追加することもできます。

「エキスパート・モード」と「標準モード」

標準モードでは、関連するフィールド・レングスやテーブル・ ポインタを自動計算します。また、エキスパート・モードも用意 されており、セクション・レングスなどに不整合を与えることも できます。ネットワーク機器やSTBデコーダなどのストレス・ テストをおこなえます。

共通タスクのためのウィザード

  • TSの新規作成
  • ATSC、DVB、ISDBおよびMPEG規格の指定
  • プログラム追加
  • イベント追加

パケット化エレメンタリ・ストリーム(PES)アナライザ

  • PESヘッダ解析
  • プレゼンテーション・タイムスタンプとデコード・タイムス タンプ(PTS/DTS)の解析

バッファ・アナライザ

  • T-STDバッファ解析による、エンコーダのバッファ制御検証
  • ISO/IEC 13818 parts 1-3、AC-3(A/S2)、AAC 13818 part 7ビデオ、オーディオおよびシステム・コント ロール・ストリームに対応

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カルーセル・アナライザ

  • 保存したTSの解析
  • 次の項目の解析と表示
    • カルーセル信号送信
    • カルーセル・トランスポート
    • データ・カルーセル(MPEG、DVB、ARIB B24)
    • オブジェクト・カルーセル(MHP、MHEG-5)
    • オブジェクトの抽出および保存
  • グラフの拡大表示
    • 周期
    • カルーセル・サイクル回数
    • エンティティ・サイクル回数
    • PIDとコンポーネントのビット・レート
    • 帯域幅
    • アプリケーション・ロード・タイミング統計
  • 包括的エラー・レポーティング

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カルーセル・ゼネレータ

  • ウィザードによる簡単なストリーム生成
  • ビデオ/オーディオの挿入を容易にする内蔵マルチプレクサ
  • カルーセル・ロード時間を最適化するための可変配信の重み付け
  • 地上、衛星、およびケーブル放送アプリケーションに必要なSIテーブルの生成
  • カルーセル・アナライザとの連動

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MTS4EA ESアナライザ

アプリケーション

  • エンコーダ用半導体設計時の検証
  • セットトップ・ボックス、エンコーダ、デコーダの開発時におけるストリーム検証
  • 放送局、モバイル、ネットワーク素材検証
特 長
  • 次世代(VC-1、H.264/AVC、MPEG-4、3GPP)および従 来(MPEG-2、H.263、H.263+)のコーデックをサポート
  • コーデック照合を容易にするフレーム単位およびマクロブロッ ク単位の解析
  • マクロ・ブロック・データのグラフ表示(Microsoft Excel のインストールが必要)
  • ストリームデータのセマンティック・トレース・ファイル出力
  • ESレベルでのAV遅延測定
  • オーディオのデコードおよび解析
  • 同期化されたオーディオとビデオの解析
  • 圧縮ビデオ・ストリームのデコードと同時解析(PCの性能に 依存)
  • エレメンタリ・ストリームの編集が可能なバイナリ・エディ タ機能
  • 自動テストを可能にするバッチ・モード
  • ベースバンドYUVビデオ・データ・デコード出力
  • TSからのエレメンタリ・ストリームの抽出

MTS4EAの詳細情報は、MTS4EAデータシートを参照してく ださい。

仕 様

MPEGテスト・システム部

外部リファレンス/クロック入力

コネクタ―BNC
入力インピーダンス―50Ω
入力カップリング―AC結合
外部リファレンス入力
周波数― 8.12698MHz、10MHz、27MHz(1ppm以下を 推奨)
入力レベル― 正弦波:-6dBm~+6dBm、方形波 0.5~ 3.0V
外部クロック入力
周波数― 160kHz~25MHz(パラレル・クロック)、 1.28~32MHz(シリアル・クロック)
入力レベル― 方形波:0.5~3.0V

外部トリガ入力

コネクタ― BNC
入力インピーダンス― 1kΩ
スレッショルド・レベル(立上り、立下りエッジはプログラマブル)
ハイ・レベル― 3.5V以上(最大リミット電圧:7V)
ロー・レベル― 0.8V以下

SPIインターフェース

コネクタ―D-sub 25ピン
出力レベル―240~550mV BUS LVDS、100Ω終端
データ・レート― 250kbps~108Mbps(DVBの仕様の最大 値に対応)
出力インピーダンス―100Ω、差動出力間(出力OFF時)
データ遅延―DCLK立上りエッジ±5ns
入力レベル―200mVp-p(RI+)-(RI-)以下、100Ω終端
入力インピーダンス―100Ω(差動入力間)

ASIインターフェース

コネクタ―BNC(SMPTE310Mインタフェースと共用)
出力レベル―800mV±10%(75Ω終端)
出力インピーダンス―75Ω
入力レベル―200~880mV
入力インピーダンス―75Ω
リターン・ロス―-17dB以下(5~270MHz)
データ・レート― 250kbps~214Mbps(DVBの仕様の最大 値に対応、シンプレックスまたはデュプレックス動作の入力と出 力の合計データ・レート)

SMPTE 310Mインタフェース

コネクタ―BNC(ASIインタフェースと共用)
出力レベル―800mV±10%(75Ω終端)
出力インピーダンス―75Ω
入力レベル―200~880mV
入力インピーダンス―75Ω
リターン・ロス―-17dB以下(5~38.785316MHz)
ビット・レート―19,392,658.5bps


プラットフォーム部

オペレーティング・システム― Microsoft Windows XP Professional

プロセッサ―Intel Pentium 4 2.8GHz

ディスク容量(OS、ソフトウェア用)― 80Gバイト、Ultra ATA100 IDEハードディスク・ドライブ

ディスク容量(ビデオ・ストリーム・キャプチャ用)― 144Gバイト(72GバイトSCSIハードディスク・ドライブ×2)

ビデオ・ストリーム・キャプチャ・ディスクI/Oポート― SCSI-3 (Ultra 160)、マイクロD68コネクタ、68ピン

RAM ―1Gバイト(DDRSメモリ/1 SIM)

光学ドライブ―DVD±R/±RW、CD-R/W

フロッピー・ディスク・ドライブ―3.5型、1.44Mバイト両面高 密度(2HD)

ディスプレイ―LCD、1024×768、10.4型

外部VGA出力―15ピン、高密度、D-Sub。内蔵LCDと解像度を 同じにする必要があります。

Ethernet ― 10/100-base T:RJ45コネクタ(×1)、 10/100/1000-base T:RJ45コネクタ(×1)

キーボード・ポート―ミニDIN、PS-2、後部パネルに1つと左側 面パネル前面に1つ(ホットプラグ不可)

マウス・ポート―ミニDIN、PS-2、後部パネルに1つと左側面パ ネル前面に1つ(ホットプラグ不可)

プリンタ・ポート―IEEE P1284

COMポート―RS-232

USBポート―USB 1.0

スタンドアロン・ソフトウェアの必要システム構成

MTS4SAをインストールするPCの必要システム構成は、次の通 りです。ハードウェアに関する条件は、必要最小限の性能です。よ り演算処理が速く、メモリ容量が大きく、高速なハードディスク・ ドライブを搭載したPCを使用すると、より高速に処理できます。

CPU ―Intel Pentium 1.2GHzクラスのプロセッサ

チップセット・マザーボード― Intel 100%互換チップセッ ト・マザーボード

OS ― Microsoft Windows 2000またはMicrosoft Windows XP

ブラウザ―Microsoft Internet Explorerバージョン5.0以上

RAM ―256Mバイト

ディスク容量― OS、ソフトウェア用500Mバイト(ビデ オ・ストリーム用は別途必要)

ビデオ・カード、モニタ― SVGA(800×600)以上、 XGA(1,024×768)以上を推奨

CD-ROMまたはDVDドライブ

3.5型フロッピー・ディスク・ドライブ

キーボード、Microsoftマウスまたは互換ポインティング・デバ イス

VoIP解析にはNIC(ネットワーク・インタフェース・カード) が必要

MTS4EAでグラフ解析を行うには、Microsoft Excelが必要

 

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