PRISMデータ・シート

4K/UHD、WCG、HDRコンテンツ制作に対応した包括的なプロダクション・ツール

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PRISMは、ユーザのアプリケーションに必要なモニタリング・ソリューションを提供するオプションとフィールド・インストール可能なアップグレード・キットを用意しています。4Kビデオ・フォーマットに対応したオプションとプロダクション・ツール・セットにより、4K、WCG(Wide Color Gamut)、およびHDR(High Dynamic Range)コンテンツの制作に対応できる包括的プロダクション・ツールとしてご利用いただけます。これにより、スポーツの生放送やドラマの撮影を行うカメラ・シェーディング・エンジニア/オペレータは、特性の異なる複数のカメラについて校正やバランス調整をすばやく実行できることから、中継車両や制作スタジオでのカメラ収録に最適なHDR/WCGソリューションです。

特長
  • 4K/WCG/HDRコンテンツの制作に対応した包括的プロダクション・ツール・セット
  • SDI/IPハイブリッド・インタフェースにより、 SMPTE 2022-6/7およびST2110-20で1080p60フォーマット、12G-SDI/Quad 3G-SDIインタフェースで4K解像度の2160p60フォーマットに対応
  • 1920 × 1080内蔵9型ディスプレイ(MPI)
  • 波形を18%グレーに対するカメラの絞り値(光量)に変換することで、レンジ(HDR/SDR)やLogガンマ/変換係数の異なるカメラを使用する場合も、等質な広いダイナミック・レンジの波形が得られる
  • HDRに対応したの目盛(Nits、 Stop、 Reflectance %)で波形を表示
  • 波形/ベクトル/ダイアモンド/ピクチャ表示で内蔵されている変換係数/カラー・スペース・コンバータを利用できるため、使い慣れたITU BT.709表示を使用して、HDR/WCGコンテンツを制作可能
  • フレックス・ディスプレイにより、全画面/四分割/垂直拡張タイル表示が可能
  • 12G-SDI物理層測定により、SDI信号の品質/インテグリティの検証が可能
  • ポータブルに適したオールインワン3RUハーフラック・プラットフォーム(MPI)またはラック・マウントに適した1RUフルラック・プラットフォーム(MPX)を選択可能

OETF(Optical to Electrical Transfer Functions)が異なるカメラを使用する場合のシェーディング/マッチング操作を簡単に

HDRコンテンツ制作における課題として、HDRコンテンツの収録時に使用されたそれぞれの変換特性ごとに、ホワイト/グレーの基準レベルを把握しておく必要があります。つまり、カメラのオペレータは、それぞれ固有のOETFにしたがってカメラの露出を調整しなければなりません。

しかし、オペレータは複数のプロジェクトで作業する場合には、それぞれにカメラの露出合わせが求められます。同じプロジェクト内で作業する場合でも、オペレータは変換特性のタイプが異なるカメラを使用するためにはカメラの露出を一致させなければなりません。どちらの場合においても、オペレータはカメラのOETFの基準レベルに細心の注意を払わなければなりません。

当社独自のStopディスプレイ・アプリケーションを使用することで、オペレータは変換関数(OETF)を意識しなくても、一貫した方法でカメラの露出を調整できます。Stopディスプレイでは、内蔵されたルック・アップ・テーブルを使用して、OETFとは逆向きの処理を行い、カメラのビデオ信号をリニアなシーンライトに変換し、画面に16Stopの範囲を持つlog2(Stop)波形で光量を表します。

Stopディスプレイの垂直軸は、シーン・リファードではStop(絞り値)、ディスプレイ・リファードではNits(輝度)のいずれかです。選択された変換係数が異なっても、目盛は同じ基準レベルの位置で示されます。シーン・リファードまたはディスプレ・リファードの選択は、アプリケーション・メニューで行えます。

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選択された変換係数が異なっても、同じ基準レベルの位置で示される

Stopディスプレイには、以下のような利点があります。

  • オペレータは、カメラの変換特性が異なる場合でも、一貫した方法で露出の調整が可能
  • Stop表示により、プロジェクトで複数のカメラを使用する場合でも、カメラのバランス調整/マッチングが容易。オペレータは、それぞれのカメラのOETFのフル・ダイナミック・レンジをモニタしながら、Stopスケール上でトレースのマッチングを行うことで、相対的光量が同じカメラに対して、平均露出を設定できる
  • Stopディスプレイでは対数処理が行われるため、カメラの露出が変化しても、トレースの高さ(ダイナミック・レンジ)には影響しない。垂直方向のシフトのみが見られるが、これはカメラの露出の変化に対応したStop数の変化を表す。異なる変換特性が選択されても、トレースの垂直方向のシフト量に一貫性が見いだせるため、より予測的にカメラのバランス調整を行うことが可能
  • Stopディスプレイを使用することで、画像の暗い領域の実効利得が上がるため、垂直方向の拡大を行わずに、背景のバランスを正確に調整することが可能
  • スポーツ中継などにおいても、プロダクション・チェーンの任意のポイントでモニタリングできるため、カメラのゲイン/露出を簡単に最適化できる。たとえば野球中継の場合には、影の状態、雲や陽射しなどの条件が異なっても、Stopディスプレイで野球場の芝生をStop 0(18%グレー)に設定するだけで、種類や信号フォーマット(HDRまたはSDR)が異なるすべてのカメラの調整が可能
  • ドラマなどのロケーション撮影は、複数の光源がある状態で行われることが多いため、シーンおよび被写体の照明を適切に設定することが重要になる。カメラマンは、Stop波形表示を"マルチポイント対応のリアルタイム相対反射率計"として活用することで、撮影監督にとっては使い慣れた単位(絞り値)を使用してシーン/被写体の照明をイメージ通りに設定できる

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信号のカラー・プライマリーズが異なる場合でも、従来と同じ手法で肌色調整が可能

ITU-R BT.2020や、独自のカラー・プライマリーズのカメラでは、従来からのITU-R BT.709のカラー・ガマットより幅広い色域がカバーされています。原色成分もガンマも異なるため、色差ベクトル表示を行うと、トレースがこれまでのBT.709のベクトル表示と異なる色で表現されることが多く、カメラのオペレータは、使用されているカラー・フォーマットに応じて異なる解釈で色を判断しなければなりません。

変換係数/カラー空間変換機能を備えているため、HDR/WCGの信号をSDR/709のガマット信号に変換できます。この機能は波形、ベクトル/ダイアモンド/ピクチャ・アプリケーションで使用できるため、カメラ・オペレータは、自分が撮影しているシーンのカラーを自信を持ってモニタできます。また、カラリストは、HDR/WCGコンテンツの制作においても、使い慣れたITU BT.709の画面で中間色をチェックできます。また、SDRコンテンツとHDRコンテンツを同時進行で制作する際にも、一貫性の取れた映像を作成できます。


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HLG/RP2020、ピクチャ/ベクトル表示のマクベス・チャート


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HLG/RP2020、ピクチャ/ベクトル表示のマクベス・チャート(内蔵コンバータを有効にした場合)

当社独自の表示機能によるガマットのモニタリングやカメラのセットアップの簡略化

当社特許のダイアモンド/スプリット表示により、デジタル・ビデオ信号のRGBガマット・エラーの特定や修正のプロセスが簡略化されます。ダイアモンド表示では、G/RプレーンおよびG/Bプレーンにトレースが表示されるため、カラー・エディタでRGB調整を行うと、それに反応してトレース位置が直線的に移動します。そのため、編集者はガマットの問題をすばやく特定し、修正できます。変換係数/カラー・スペース・コンバータが内蔵されているため、オペレータは、WCG信号のBT.709カラー・ガマット・エラーをチェックできます。カメラのセットアップにおいても、画面中央のリニアリティをモニタすることで、BWバランスをすばやく調整できます。


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左側:HLG/RP2020、ダイアモンド表示のマクベス・チャート右側:HLG/RP2020、ダイアモンド表示のマクベス・チャート(内蔵コンバータを有効にした場合)

フレックス・ディスプレイ・レイアウトにより、効率的な作業が可能

全画面/四分割/垂直拡張タイル表示などを組み合わせて、アプリケーションの表示方法を最適化できます。垂直拡張タイル表示では、9型16:9ディスプレイ・パネルを使用して、6.5型4:3ディスプレイ・パネルと同じサイズでベクトル表示が可能。1つのディスプレイに波形とベクトルを並べて表示できるため、カメラのシェーディング補正に最適です。


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垂直拡張タイルによる波形/ベクトル表示

最先端のSDI物理層測定ソリューション

SDIビデオ・システムでは、撮影を開始する前にSDI信号の品質とインテグリティをチェックすることは、重要な作業の一つです。PRISMは、10Hz~100kHzのSD/HD/3G/12G-SDI信号に対応した各種のジッタ・フィルタを装備しています。

さらに、アイ振幅、立上り/立下り時間、オーバーシュート/アンダーシュートなどの測定が自動化されます。放送局やネットワーク・オペレータは、これらの機能や内蔵SDI信号生成機能を使用して、現場での信号品質の問題を検出/診断できます。


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12G-SDIアイ・パターン表示による自動測定


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12G-SDIジッタ表示


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内蔵SDI信号ゼネレータ

フレキシブル・インストール・オプション

PRISMは、2つのプラットフォーム・オプションが用意されており、3RUハーフ・ラック・サイズ(MPI)と1RUフル・ラック・サイズ(MPX)があります。ポータブル・キャビネット(オプション)を使用したMPIプラットフォームは、機器を別の場所に移動するのに便利です。ラック・マウント・キット(オプション)を使用したMPIプラットフォームは、ユニットを機器ラックに取り付けるときに使用します。

MPXプラットフォームは、機器ラックの占有スペースを最小にしたい場合に最適です。例えば、外部タッチ・パネル・ディスプレイを使用するアプリケーションや、KVMの使用やリモート監視が望ましいアプリケーションなどです。


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対応フォーマット

対応IPフォーマット
フォーマット 概要 Opt.
SMPTE 2022-6、SMPTE 2022-7   MP-IP-STD
SMPTE 2110-20、SMPTE 2110-30、SMPTE 2110-401 MP-IP-STD
ASPEN(ビデオ・コンテンツのみ)1SMPTE RDD-37  MP-IP-STD
PTP IEEE1588、SMPTE2059-2(マルチキャスト、Mixed SMPTE(ネゴシエーション非対応)) MP-IP-STD
対応SDIフォーマット
リンク フォーマット サンプル構成 ビット数 フレーム/フィールド・レート Opt.
SD-SDI 525i 4:2:2  YCbCr 10ビット 59.94  本体
625i 4:2:2  YCbCr 10ビット 50  本体
HD-SDI 1920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60i 本体
1280 x 720  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p 本体
3G-SDIレベルA 1920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p 本体
3G-SDIレベルB 1920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p 本体
クアッド・リンク3G-SDIレベルA、スクエア・ディビジョン方式13840 × 2160  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-FMT-4K
クアッド・リンク3G-SDIレベルB、スクエア・ディビジョン方式13840 × 2160  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-FMT-4K
クアッド・リンク3G-SDIレベルA、2サンプル・インターリーブ方式13840 × 2160  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-FMT-4K
クアッド・リンク3G-SDIレベルB、2サンプル・インターリーブ方式13840 × 2160  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-FMT-4K
12G-SDI 23840 × 2160  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-FMT-4K
SMPTE 2022-6ストリームの対応ビデオ・フォーマット
リンク フォーマット サンプル構成 ビット数 フレーム/フィールド・レート Opt.
SD-SDI 525i 4:2:2  YCbCr 10ビット 59.94  MP-IP-STD
625i 4:2:2  YCbCr 10ビット 50  MP-IP-STD
HD-SDI 1920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60i MP-IP-STD
1280 x 720  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-IP-STD
3G-SDIレベルA 1920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-IP-STD
3G-SDIレベルB 1920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-IP-STD
SMPTE 2110-20ストリームの対応ビデオ・フォーマット
リンク フォーマット サンプル構成 ビット数 フレーム/フィールド・レート Opt.
ST2110-2011920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60i MP-IP-STD
1280 x 720  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-IP-STD
1920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-IP-STD
525i 4:2:2  YCbCr 10ビット 59.94i MP-IP-STD
625i 4:2:2  YCbCr 10ビット 50i MP-IP-STD
SMPTE 2110-30ストリームのレシーバ適合レベル
適合レベル 概要
適合レベルB 48KHzストリームの受信(1~8チャンネル/パケット周期1ms、または1~8チャンネル/パケット周期125μs)
ASPENビデオの対応ビデオ・フォーマット
リンク フォーマット サンプル構成 ビット数 フレーム/フィールド・レート Opt.
ASPEN11920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60i MP-IP-STD
1280 x 720  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60i MP-IP-STD
1920 x 1080  4:2:2  YCbCr 10ビット 50/59.94/60p MP-IP-STD

1このフォーマットでは、AUX SDI出力は利用できません。

212G-SDIは、SDI 1およびSDI 3入力でサポートされます。12G-SDIのループ・スルー出力は、SDI SFPスロットにインストールされた12G-SDI SFPモジュールから使用できます。

仕様

すべての仕様は、特に断りのないかぎり、すべての機種に適用されます。

MPIの電源
消費電力
代表値
100W
最大
200W
電圧範囲
100~240VAC±10%、50/60 Hz
MPIの物理特性
寸法
高さ(ベゼル)
13.34cm
幅(ベゼル)
21.91cm
奥行
30.48cm
質量(本体)
3.4kg
MPXの電源
消費電力
代表値
100W
最大
200W
電圧範囲
100~240VAC±10%、50/60 Hz
MPXの物理特性
寸法
高さ
4.45cm
48.26cm
奥行
45.72cm
質量(本体)
3.9kg
Last Modified: 2018-09-05 05:00:00
ダウンロード
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マニュアル、データシート、ソフトウェアなどのダウンロード:

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