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4シリーズMSO

ミックスド・シグナル・オシロスコープ・データ・シート

ミックスド・シグナル・オシロスコープ・データ・シート

数値に裏付けられた高性能

入力チャンネル数

  • 4 または 6 (FlexChannel® 入力)
  • 1 つの FlexChannel で以下の入力をサポートします。
    • 1 つのアナログ信号入力 (波形表示、Spectrum View1、または両方を同時)
    • 8 つのデジタル・ロジック入力 (TLP058 型ロジック・プローブを使用)

周波数帯域(全アナログ・チャンネル)

  • 200 MHz、350 MHz、500 MHz、1 GHz、1.5 GHz(アップグレード可能)

サンプル・レート(全アナログ/デジタル・チャンネル)

  • リアルタイム: 6.25GS/s

レコード長(全アナログ/デジタル・チャンネル)

  • 標準31.25Mポイント(オプションによるアップグレードで62.5Mポイント)

波形取込みレート

  • 500,000波形/秒以上

垂直分解能

  • 12ビットADC
  • 最高16ビット(ハイレゾ・モード)

標準のトリガ・タイプ

  • エッジ、パルス幅、ラント、タイムアウト、ウィンドウ、ロジック、セットアップ/ホールド時間、立上り/立下り時間、パラレル・バス、シーケンス、ビジュアル・トリガ、ビデオ(オプション)、RF対時間(オプション)
  • 外部トリガ:300VRMS以下(エッジ・トリガのみ)

標準解析機能

  • カーソル:波形、垂直バー、水平バー、垂直/水平バー
  • 測定:36
  • Spectrum View: 周波数領域解析 (周波数領域と時間領域は独立して設定可能)
  • FastFrameTM:セグメント・メモリ・アクイジション・モードにより、毎秒最大5,000,000フレーム以上の取込みが可能
  • プロット: タイム・トレンド、ヒストグラム、およびスペクトラム、

  • 演算:基本波形演算、FFT、拡張数式エディタ
  • 検索:任意のトリガ条件で検索が可能

オプションの解析

  • 高度なSpectrum View
  • RF対時間波形、トリガ、スペクトログラム、およびIQキャプチャ
  • マスク/リミット・テスト
  • 拡張パワー測定/解析
  • 三相電気解析(MSO46型のみ)

プロトコルのトリガ、デコード、解析(オプション)

  • I2C、SPI、eSPI、I3C、RS-232/422/485/UART、SPMI、SMBus、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、SENT、PSI5、CXPI、USB 2.0、eUSB2、Ethernet、EtherCAT、オーディオ、MIL-STD-1553、ARINC 429、Spacewire、NRZ、マンチェスター、SVID、SDLC、1-Wire、MDIO、NFC

任意波形/ファンクション・ジェネレータ1

  • 50 MHz 波形の生成
  • 波形形式: 任意波形、正弦波、方形波、パルス波、ランプ波、三角波、DCレベル、ガウシアン、ローレンツ、指数立上り/立下り、Sin(x)/x、不規則ノイズ、ハーバサイン、カーディアック

デジタル電圧計2

  • 4桁のAC実効値電圧、DC電圧、およびDC+AC実効値電圧測定

トリガ周波数カウンタ2

  • 8桁

表示

  • 13.3型(338mm)TFTカラー
  • 解像度:HD(1,920×1,080)
  • 静電容量式(マルチタッチ)タッチスクリーン

拡張機能

  • USB 2.0 ホスト、USB 2.0 デバイス (5 ポート)、LAN (10/100/1000 Base-T Ethernet)、HDMI 3

保証期間

  • 3年間 (標準)

寸法

  • 286.99 mm x 450 mm x 155 mm (高さ x 幅 x 奥行)
  • 重量:<16.8 lbs.7.6 kg未満

革新的なピンチ - スワイプ - ズーム操作に対応したタッチスクリーンによるユーザ・インタフェース、大型HDディスプレイ、チャンネルあたり1つのアナログ信号または8つのデジタル信号の測定が可能なFlexChannel®入力を4/6チャンネル備えた4シリーズMSOは、今日、および将来予想される困難な課題にも対応できます。性能、解析機能、そしてユーザ・エクスペリエンス全般についても、新しい基準を確立しました。

チャンネル数の不足によって、検証やデバッグの作業が遅れる心配はもうありません。

4 シリーズ MSO は、4 または 6 チャンネルの機種が用意されており、13.3 型 HD (1,920 x 1,080) 大型ディスプレイを備えているため、複雑なシステムも効率的に解析できます。組込みシステム、三相パワー・エレクトロニクス、カー・エレクトロニクス、電源設計、DC-DCパワー・コンバータなど、多くのアプリケーションでは、デバイス性能の検証や特性評価、複雑なシステムの問題のデバッグを行うために、4つ以上のアナログ信号を観測する必要があります。

ほとんどのエンジニアは、非常に困難な問題のデバッグ中に、システムをより詳細かつ広範囲に解析する必要があったのに、使用しているオシロスコープのアナログ・チャンネル数が2つ、あるいは4つに限られていたという体験をしているはずです。オシロスコープをもう1台追加したとしても、トリガ・ポイントを揃えなければならないだけでなく、2つのディスプレイに渡ってのタイミング相関や、データの文書化において、大きな困難が付きまといます。

6 チャンネルのオシロスコープの価格は、4チャンネルのモデルより、少なくとも50%高くなるはずだ、と思われがちですが、実際に追加になる価格は、6チャンネルの機種で20%以下、わずかなコストでアナログ・チャンネルを追加するだけで、プロジェクトを常に予定通りに進めることができるようになります。

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スイッチング電源での電圧測定。パワーレールの1つでリップル電圧を測定し、表示している

優れた柔軟性を持ち、システム全体の広範囲な観測が可能なFlexChannel®技術

4シリーズMSOには、従来のミックスド・シグナル・オシロスコープ(MSO)の常識を超える新技術が取り入れられています。FlexChannel技術により、それぞれのチャンネル入力を1つのアナログ・チャンネル、8つのデジタル・チャンネル(TLP058型ロジック・プローブを使用)、またはそれぞれの領域を独立に設定してアナログとスペクトラムの同時表示として使用することができます4 。従来にない、柔軟なチャンネル構成が可能です。

6 つの FlexChannel を備えた機種の場合、6 つのチャンネルをすべてアナログ信号に割り当て、デジタル信号は未使用という構成も可能です。または、5つのアナログと8つのデジタル、あるいは4つのアナログと16のデジタル、3つのアナログと24のデジタルなど、柔軟な組み合わせが可能です。 こうした構成は、TLP058型ロジック・プローブを着脱するだけで、いつでも簡単に変更できます。そのため、常に最適な数のデジタル・チャンネルを確保できます。

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優れた柔軟性を実現したFlexChannel技術では、接続するプローブの種類により、1つのアナログ・チャンネルとして使用するか、8つのデジタル・チャンネルとして使用するかを柔軟に選択できる

従来のMSOでは、デジタル・チャンネルはアナログ・チャンネルに比べてサンプル・レートが低く、レコード長も短いなど、さまざまなトレードオフがありました。4 シリーズ MSO では、デジタル・チャンネルを新しいレベルで統合できます。デジタル・チャンネルでも、アナログ・チャンネルと同様に、高サンプル・レート(最高 6.25 GS/s)と長いレコード長(最大62.5M ポイント)を利用できます。

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TLP058型:8つの高性能デジタル入力を装備TLP058型プローブは、必要に応じて何本でも接続することができ、最大48チャンネルのデジタル入力を利用可能
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Ch 2にTLP058型ロジック・プローブを取り付け、DACの8つの入力を接続している。緑と青に色分けされており、緑が1、青が0を示している。Ch 3に取り付けたもう1本のTLP058型ロジック・プローブは、DACをドライブするSPIバスにプロービングしている。白いエッジは高周波成分が含まれていることを示しており、拡大表示するか、より高速なサンプル・レートで取込むことでより詳細な情報が得られる
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アナログとデジタルだけではなく、FlexChannel入力はSpectrum Viewにも対応。この当社の特許技術を使用することで、各領域で独立に設定しながら、すべてのアナログ信号について、アナログ表示とスペクトラム表示を同時に観測可能。

優れた信号表示機能

4シリーズMSOに採用されている、13.3型(338 mm)ディスプレイは、クラス最大の大型ディスプレイで、さらに、解像度もトップクラスで、フルHDの解像度(1,920×1,080)を備えているため、重要なリードアウトや解析のための領域を確保しながら、多くの信号を同時に観測できます。

表示領域は、垂直方向のスペースを波形表示に最大に利用できるように、最適化されています。右側の結果バーを非表示にすると、画面の横幅全体を波形表示に使用できます。

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スタック表示モードでは、それぞれの入力ADC分解能を最大に維持しながら、すべての波形を簡単に観測できるため、精度の高い測定が行える

4シリーズMSOは、最新技術のスタック表示モードを備えています。従来、オシロスコープでは同じ目盛にすべての波形を重ねて表示していたため、さまざまなトレードオフが生じていました。

  • それぞれの波形を表示するには、波形が重なり合わないように、波形の垂直軸スケールと位置を調整しなければならない。それぞれの波形で利用できるADコンバータのレンジがわずかしかないため、測定確度が低下する

  • 測定確度を維持するためには、それぞれの波形の垂直軸スケールと位置を調整して、画面全体に表示する必要がある。波形が互いに重なり合うため、個々の波形では信号の細部まで識別しにくい

新しいスタック表示では、これらのトレードオフが解消されます。波形のオン/オフが行われると、自動的に水平波形の"スライス"(追加の目盛)が追加または削除されます。それぞれのスライスが、その波形のADコンバータの全レンジを使用します。すべての波形は、別々に表示されてはいますが、ADコンバータの全レンジが使用されているため、表示機能と確度が最大に生かされます。これらの処理は、波形が追加または削除されると、すべて自動的に行われます。スタック表示モードでは、チャンネル/波形バッジをディスプレイ下部の設定バーにドラッグ・アンド・ドロップするだけでチャンネルの順序を簡単に変更できます。スライスの内部にチャンネルのグループをオーバーレイすることもできるため、信号の表示を見ながら簡単に比較できます。

4シリーズMSOは、大型ディスプレイを備えており、広い表示領域を確保できるため、信号だけでなく、プロット、測定結果テーブル、バス・デコード・テーブルなど、豊富な情報を表示できます。アプリケーションに合わせて、サイズや位置も簡単に変更できます。

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3つのアナログ・チャンネル、8つのデジタル・チャンネル、デコードされたシリアル・バス波形、デコードされたシリアル・パケット結果テーブル、4つの測定項目、測定ヒストグラム、統計値が表示された測定結果テーブル、シリアル・バス・イベントでのサーチを同時に表示

タスクに集中できる使いやすいユーザ・インタフェース

設定バー:主要パラメータと波形の管理

ディスプレイ下部の設定バーには、波形、オシロスコープの動作に関連する各種のパラメータが、"バッジ"として一列に表示されます。設定バーを使用すると、使用頻度の高い波形管理タスクにすばやくアクセスできます。以下のような操作は、シングル・タップで実行できます。

  • チャンネルをオンにする
  • 演算波形の追加
  • リファレンス波形の追加
  • バス波形の追加
  • オプションの任意波形/ファンクション・ジェネレータ(AFG)を有効にする
  • オプションの内蔵デジタル・ボルトメータ(DVM)を有効にする

結果バー:解析と測定

ディスプレイ右側の結果バーは、タップするだけで、カーソル、測定、サーチ、測定/バス・デコード結果テーブル、プロット、メモなど、使用頻度の高い解析ツールにすばやくアクセスできます。

DVM/測定/サーチ結果バッジは、すべて結果バーに表示されるため、波形表示エリアを圧迫することはありません。波形表示エリアをさらに広くしたい場合には、結果バーを消すこともできます。もちろん、いつでも再表示できます。

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ディスプレイ上の目的のアイテムをダブルタップするだけで構成メニューが表示される。この例では、トリガ・バッジがダブルタップされたので、トリガ構成メニューが表示されている

オシロスコープに最適化されたタッチ操作

タッチ・インタフェースを備えたオシロスコープは、今では決して珍しいものではありません。しかし、それらはすべて、後から付け足した機能に過ぎませんでした。4シリーズMSOは、静電容量方式のタッチスクリーンを備えたディスプレイと、タッチ操作に最適化されたユーザ・インタフェースを備えた業界初のオシロスコープです。

4シリーズMSOでは、スマホやタブレット、その他のタッチスクリーン対応デバイスでお馴染みのタッチ操作がサポートされています。

  • 波形を左右上下にドラッグすることで、水平/垂直位置の調整やパン/ズーム表示が可能
  • ピンチ操作により、水平または垂直方向のスケールの変更やズーム・イン/アウトが可能
  • アイテムをゴミ箱にドラッグするか、画面の端までドラッグして削除
  • 右側からスワイプ(結果バーを表示)または上側からスワイプ(ディスプレイの左上にメニューを表示)

操作性に優れた前面パネル操作部を使用して、馴染みのあるノブやボタンによる調整を行えるだけでなく、マウスやキーボードを使用することもできます。

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スマホやタブレットと同じ静電容量方式のタッチスクリーンを使用して操作が行える

可変フォント・サイズ

従来、オシロスコープのユーザ・インタフェースでは、波形やリードアウトの表示を最適化するために、フォント・サイズを固定して設計されてきました。すべてのユーザが同じ表示設定であれば問題になりませんが、そうではない場合もあります。ユーザは画面を長時間凝視しなければならないため、これは大きな問題であると認識しています。4シリーズMSOは、可変フォント・サイズを実現しており、好みに合わせて、12ポイント~20ポイントまで自由に設定できます。フォント・サイズを調整すると、ユーザ・インタフェースは連動して拡大縮小するため、アプリケーションに合わせて最適なサイズに設定することができます。

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フォント・サイズに応じてユーザ・インタフェースも連動する
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作業効率に優れた、直観的な前面パネル。必要な操作部をすべて備えながら、大型HDディスプレイの広い表示領域を十分に確保

前面パネルによる操作

従来、オシロスコープ前面は、表面の約50%がディスプレイ、残りの50%が操作部という構成が一般的でした。4シリーズMSOは、前面の約75%がディスプレイで占められています。広い表示領域を確保するために、前面パネルの構造を見直し、重要性の高い操作については、従来からの簡単で直観的な操作を維持する一方で、ディスプレイ上のオブジェクトから各種の機能に直接アクセスできるようにしたことで、メニュー・ボタンの数を減らすことに成功しています。

操作部の周囲がLEDで色分けされるため、トリガ・ソースや垂直軸スケール/ポジション・ノブがどのチャンネルに割り当てられているのか一目でわかります。実行/停止やシングル・シーケンスといった機能については、大きな専用ボタンが右上の目立つ場所に配置されています。強制トリガ、トリガ・スロープ、トリガ・モード、デフォルト・セットアップ、オートセット、クイックセーブといった機能についても、すべて専用の前面パネル・ボタンを使用できます。

優れた性能

デジタル・フォスファ技術とFastAcq™高速波形取込み

設計上の問題をデバッグするためには、まず問題の存在を知る必要があります。FastAcqとデジタル・フォスファ技術により、デバイスの実際の動作を確認することができます。毎秒500,000波形以上という高速の波形取込レートにより、デジタル・システムでよく見られるラント・パルス、グリッチ、タイミング問題など、間欠的に発生する問題も非常に高い確率で観測することができます。まれにしか発生しないイベントをはっきりと表示させるため、輝度階調表示を使用することで、通常の信号特性に対する、まれなトランジェントの発生頻度を表示します。

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FastAcqの高速取込みにより、デジタル設計によく見られる捕捉困難な問題も検出できます。

業界トップクラスの垂直分解能

大きな振幅の信号を取込みながら、信号の細部まで観察しなければならない場合でも、4シリーズMSOは、不要なノイズの影響を最小限に抑えながら、目的の信号を確実に取込める性能を備えています。4シリーズMSOの中心となる技術は、12ビットのADコンバータ(ADC)であり、従来の8ビットADCの16倍という優れた垂直分解能を実現しています。

新しいハイレゾ・モードでは、選択されたサンプル・レートに基づいて、ハードウェア・ベースの独自の有限インパルス応答(FIR)フィルタが適用されます。FIRフィルタは、そのサンプル・レートで利用可能な最高帯域幅を維持しながら、エイリアシングを抑制し、選択したサンプル・レートに対する使用可能帯域幅を上回る雑音をオシロスコープの増幅器やADCから除去します。ハイレゾ・モードでは、常に最小でも12ビットの垂直分解能が確保され、125MS/s以下のサンプル・レートでは、垂直分解能は16ビットにまで拡張されます。

新しい低ノイズのフロントエンド増幅器により、4シリーズMSOの信号解像能力をさらに向上させています。

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4シリーズMSOは、12ビットのADCと新しいハイレゾ・モードにより、業界トップクラスの垂直分解能を実現

トリガ

デバイスの障害を検出するのは、デバッグの第1段階です。次に、原因を特定するために、想定されるイベントを取込まなければなりません。4シリーズMSOは、さまざまなタイプに対応した、高度なトリガ機能を提供しています。

  • ラント
  • ロジック
  • パルス幅
  • ウィンドウ
  • タイムアウト
  • 立上り/立下り時間
  • セットアップ/ホールド時間違反
  • シリアル・パケット
  • パラレル・データ
  • シーケンス
  • ビデオ
  • ビジュアル・トリガ
  • RF対時間(オプション)

最大62.5Mポイントのレコード長により、数多くのイベントを取込むことができます。数千というシリアル・パケットでも1回で取込むことができ、高い分解能のままズーム表示して詳細に信号を観測し、信頼性の高い測定結果を記録できます。

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さまざまなトリガ・タイプに対応し、状況対応型のトリガ・メニューも備えているため、目的のイベントを簡単に特定できる

ビジュアル・トリガ - 特定の信号をすばやく検出

複雑なバスから特定のサイクルを検出するには、何時間もデータを取込み、何千というアクイジションを調べる必要があります。そのイベントが発生したときのみ表示するようにトリガ設定できれば、この時間を短縮することができます。

ビジュアル・トリガは、オシロスコープのトリガ機能を拡張し、取込んだすべての波形取込をスキャンし、ディスプレイに表示されるエリア(図形形状)と比較します。マウスまたはタッチスクリーンにより、無制限数のエリアを作成できます。さまざまな形状(三角形、長方形、六角形、台形)を使用して、さまざまなトリガ動作に対応するエリアが設定できます。形状が作成できれば、必要に応じてカスタム形状を理想的なトリガ条件になるように編集することもできます。複数のエリアを定義すれば、オンスクリーンの編集機能を使用して、ブール論理式を使用した複雑なトリガ条件を設定できます。

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ビジュアル・トリガのエリアが目的のイベントを分離し、観測したいイベントのみを取り込めるため、大幅な時間短縮が可能

重要な信号インベントにのみトリガすることで、手作業での取込み、アクイジションから検索するのに要する時間を大幅に短縮できます。秒、分の単位で重要なイベントが検出でき、短時間のうちにデバッグ/解析作業を終わらせることができます。ビジュアル・トリガは複数のチャンネルに対しても使用できるため、複雑なシステムのトラブルシューティングやデバッグにも最適です。

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複数チャンネルでの観測例。ビジュアル・トリガのエリアは複数のチャンネルのイベントにも設定できる(チャンネル1で特定のバースト幅にトリガし、チャンネル2で特定のビット・パターンにトリガするなど)

正確な高速プロービング

する、TPPシリーズ受動電圧プローブは、広いダイナミック・レンジ、豊富なプロービング・オプション、堅牢な機械設計などの汎用プローブの特長と、アクティブ・プローブの優れた性能を併せ持っています。1GHzのアナログ周波数帯域により、信号の高周波成分も観測できます。また、容量負荷がわずか3.9pFと優れており、回路に及ぼす影響が最小に抑えられるため、長いグランド・リードも使用できます。

減衰比が2:1のTPPプローブ(オプション)も用意されているため、低電圧の測定にも対応できます。一般的な低い減衰比の受動プローブと違い、TPP0502型の周波数帯域は500MHzでありながら、容量負荷も12.7pFと抑えられています。

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4シリーズMSOには、チャンネルごとにそれぞれ1本のプローブ(200MHzの機種にはTPP0250型、350MHzおよび500MHzの機種にはTPP0500B型、1GHzおよび1.5GHzの機種にはTPP1000型)が標準で付属

TekVPIプローブ・インタフェース

TekVPI®プローブ・インタフェースは、プローブの使い勝手が格段に向上しています。安全性と信頼性に優れた接続が可能なだけでなく、TekVPIプローブの補正ボックス上には、多くのステータス・インジケータ、操作ボタンおよびプローブ・メニュー・ボタンが装備されています。このプローブ・メニュー・ボタンを押すと、すべてのプローブ設定や操作メニューがオシロスコープ上にプローブ・メニューとして表示されます。TekVPIインタフェースは、外部電源の必要なしに電流プローブを直接接続することができます。さらにTekVPIプローブは、USBまたはLAN経由でリモート制御できますので、自動試験装置においても汎用性の高いソリューションが可能になります。4 シリーズMSOの前面パネル・コネクタは、最高80W の電力給電が可能で、接続されたすべてのTekVPIプローブに十分な電力を供給できるため、プローブ専用の電源を追加する必要がありません。

IsoVu™光アイソレーション型測定システム

インバータの設計、電源の最適化、通信リンクのテスト、シャント抵抗による電流の検出、EMI/ESD問題のデバッグを行う場合、あるいはテスト・セットアップからグランド・ループを取り除きたい場合、コモンモード干渉があると正確な測定が困難になり、設計/デバッグ/評価/最適化といった作業に支障が生じていました。

当社の画期的な新技術IsoVuでは、光給電型光ファイバを使用することにより、完全なガルバニック絶縁を可能にしています。TekVPIインタフェースを搭載した4シリーズMSOで使用すると、大きなコモンモード電圧がある場合でも、高い周波数の差動信号を正確に測定できる機能を備えた、業界初の測定システムが実現します。

  • 完全なガルバニック絶縁

  • 最高1GHzの周波数帯域に対応

  • 同相除去比(CMRR):DC~100MHzで120dB(100万:1)以上

  • 同相除去比(CMRR):全帯域で80dB(10,000:1)

  • 差動電圧のダイナミック・レンジ:最高2,500V

  • コモンモード電圧レンジ:60kV

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テクトロニクスの TIVP シリーズ IsoVu™ 測定システムは、全帯域でクラス最高の同相除去性能を実現したガルバニック絶縁測定ソリューションであり、大きなコモン・モード電圧が存在する条件でも、最大 2,500 Vpk の広帯域差動信号が正確に分離可能

IsoVuを使用したハイサイド・ゲート電圧測定

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差動プローブ (青色のトレース) と IsoVu 光絶縁型プローブ (黄色のトレース)

上の図は、標準差動プローブを使用したときのハイサイド・ゲート電圧と、光絶縁型プローブを使用したときのハイサイド・ゲート電圧との比較を示しています。オフおよびオンのときはどちらのプローブでも、デバイスのゲートがスレッショルド値の領域を通過した後に、ゲートにおいて高周波数リンギングが見られます。ゲートと電源ループのカップリングにより、ある程度のリンギングが予想されます。ただし、差動プローブの場合、リンギングの振幅は光絶縁型プローブで測定される振幅よりも著しく高くなります。これは、プローブ内でコモン・モード電流を誘起する基準電圧の変化、および標準差動プローブのアーチファクトが原因と考えられます。差動プローブによって測定された波形は、デバイスの最大ゲート電圧を通過しているように見えます。一方、光絶縁型プローブでは、測定精度が高いほどデバイスが仕様範囲内にあることが明らかになっています。ゲート電圧測定に標準差動プローブを使用するアプリケーション設計者は、ここに示したプローブおよび測定システムのアーチファクトと、デバイス定格の実際の違反を区別できない可能性があるため、注意が必要です。この測定時のアーチファクトが発生したときに、設計者はゲート抵抗を高くして、スイッチング過渡現象を遅くしようとしたり、リンギングを減らそうとするかもしれません。しかし、そのようにすると、SiC デバイスでの損失を不必要に増加させることになります。このため、適切なシステムを設計して性能を最適化するためには、デバイスの実際の変動を正確に反映する測定システムが不可欠となります。

豊富な解析機能

基本波形解析機能

プロトタイプの性能がシミュレーション結果と一致していて、プロジェクトの設計目標を満たしていることを検証するためには、注意深く解析を行う必要があります。そこには、立上り時間やパルス幅のチェックといった単純なものから、電力損失の解析、システム・クロックの特性評価、ノイズ発生源の調査といった高度なものまで、さまざまな作業が伴います。

4シリーズMSOは、豊富な解析ツールを標準で備えています。

  • 波形/スクリーン・ベースのカーソル
  • 36種類の自動測定結果にはレコードのすべてのインスタンスが含まれており、あるイベントから次のイベントへとナビゲートできるだけでなく、レコードの最小値または最大値をすばやく表示することも可能
  • 基本波形演算
  • 基本FFT解析
  • フィルタや変数を使用した任意波形の数式編集などの高度な波形演算
  • Spectrum View周波数領域解析(時間領域と周波数領域は独立して設定可能)
  • FastFrame™セグメント・メモリにより、オシロスコープのアクイジション・メモリを効率的に活用できるため、1つの波形レコードに数多くのトリガ・イベントを効率的に取込むことができ、イベント間の時間ギャップを無視できます。各セグメントは個別に、または重ねて表示できます。

測定結果テーブルには、測定結果についての総合的な統計表示のほか、現在のアクイジションと、すべてのアクイジションの両方を対象とした統計値も表示されます。

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複数のチャンネルを使用した複数のクロック/データ・ラインの観測

コールアウト

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テスト・セットアップの詳細とそれに対応する結果を詳細に記述したコールアウト(注釈、矢印、四角形、ブックマーク)を簡単に使用可能

1:注:書込んだテキスト・ボックスを画面上に配置します。

2:矢印:書込んだテキスト・ボックスを配置し、画面上の特定の位置に矢印を追加します。

3:長方形:テキストを書込み、画面上にサイズ変更可能なボックスとして示される領域を作成します。

4:ブックマーク:トリガ・ポイントに関連する特定の時間に動的リードアウトを作成します。このリードアウトには、テキスト、信号の振幅、信号単位に加えて、ブックマークの基準ポイントを示す線とターゲットが含まれます。

テストの結果や手順を文書化することは、チーム間でデータを共有したり、後日の再測定、顧客レポートを作成する際に非常に重要です。画面上で数回タップするだけで、必要な数だけカスタム・コールアウトを作成できるため、テスト結果の具体的な詳細を文書化することができます。それぞれのコールアウトは、テキスト、位置、色、フォント・サイズ、フォントをカスタマイズできます。

ナビゲーションとサーチ

長いレコード長の波形から目的のイベントを探す場合、適切なサーチ・ツールがないと時間のかかる作業になります。今ではレコード長は数百万ポイントにもなり、目的のイベントを特定するためには数千画面をスクロールしなければなりません。

4シリーズMSOには、革新的なWave Inspector®という波形検索、操作ツールがあり、波形レコード内をすばやくパン、ズーム表示することができます。独自のフォースフィードバック・システムにより、波形レコードの最初から最後までをわずか数秒で移動できます。ディスプレイ上でドラッグやピンチ/拡大といったジェスチャを使用すれば、長いレコードでも目的の領域を効率的に調査できます。

サーチ機能では、独自に定義した条件でロング・メモリ上のイベントを検索できます。条件に該当するすべてのイベントには検索マークが付き、前面パネルまたはディスプレイのサーチ・バッジの戻る(←)、次へ(→)ボタンを押すことで、イベント箇所に簡単に移動することができます。サーチの種類には、エッジ、パルス幅、タイムアウト、ラント、ウィンドウ、ロジック、セットアップ/ホールド、立上り/立下り時間、パラレル/シリアル・バス・パケットのデータなどがあります。独自のサーチを定義することもできます。

サーチ・バッジのMin/Maxボタンを使用すると、検索結果の最小値および最大値にすばやくジャンプできます。

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FastAcqによって、デジタル・データ・ストリームにラント・パルスが存在することが明らかになったため、さらに調査を進めた例。このアクイジションでは、ラント・パルスが6回発生していることがSearch 1に示されている

マスク/リミット・テスト(オプション)

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複数のカスタム・セグメント・マスクにより波形に存在する信号グリッチやラント・パルスを捕捉

シグナル・インテグリティにフォーカスしたい場合、または製造試験の合否条件を設定する場合にも、マスク・テストは、システム内の特定の信号の動作の特性評価をするための効率的なツールです。画面上にマスク・セグメントを描くことで、カスタム・マスクをすばやく作成できます。特定の要件に合わせてテストを調整し、マスク・ヒットが検出されたとき、またはテスト結果がパスまたはフェイルになったときに取るべきアクションを設定します。

リミット・テストは、信号の長期的な挙動を監視するために有効な手法であり、生産ラインのテストで新しい設計を特性評価したり、ハードウェアの性能を検証するのに役立ちます。リミット・テストは、ユーザが設定する垂直方向、水平方向のマージンを持った基準波形と測定信号を比較します。

マスク・テストやリミット・テストは、以下のように特定の要件に合わせて簡単にカスタマイズできます。

  • 波形の数でテスト期間を定義
  • 違反判定のためのスレッショルド値を設定
  • 違反/不合格の数をカウントし、統計情報レポートを作成
  • 違反時、テスト不合格時、およびテスト完了時のアクションを設定

プロトコルのデコード/解析(オプション)

デバッグでは、1つまたは複数のシリアル・バスを観察することによって、システムのアクティビティの流れを追跡できると大変有効です。たった1つのシリアル・パケットであっても、手動でデコードしようとすると、かなり手間がかかります。長いメモリ長の場合だと、パケット数は数千にも達します。

取り込もうと試みているイベントが明確であり、シリアル・バスに特定のコマンドが送出されたときにそのイベントが発生するというのであれば、そのイベントでトリガできれば、効率よく解析できるはずです。残念ながら、エッジまたはパルス幅トリガを指定するだけで、こうしたトリガが可能になるわけではありません。

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CANシリアル・バスにトリガした例。バス波形は、スタート、アービトレーション、コントロール、データ、CRC、ACKなど、時間相関のとれた、デコードされたパケットの内容を表示。バス・デコード・テーブルでは、アクイジション全体のすべてのパケット内容を表示

4シリーズMSOは、I2C、SPI、eSPI、I3C、RS-232/422/485/UART、SPMI、SMBus、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、SENT、PSI5、CXPI、、、、USB LS/FS/HS、eUSB2.0、Ethernet 10/100、EtherCAT、Audio(I2S/LJ/RJ/TDM)、MIL-STD-1553、ARINC 429、Spacewire、NRZ、Manchester、SVID、SDLC、1-Wire、MDIO、NFCなど、組込み設計によく使用される、ほとんどのシリアル・バスに対応できます。

プロトコル・サーチを使用すると、長いメモリ長でも効率的にシリアル・パケットを検索できるため、指定した特定のパケット内容を確実に検出できます。検出されたイベントには検索マークが付きます。前面パネルまたは結果バーに表示されるサーチ・バッジの戻る(←)ボタンや次へ(→)ボタンを押すだけで、マーク間をすばやく移動することができます。

ツールはシリアル・バスのために用意されたものですが、パラレル・バスでも機能します。4シリーズMSOでは、パラレル・バスも標準でサポートされています。パラレル・バスは、最大48ビット幅で、アナログ・チャンネルとデジタル・チャンネルを混在させることができます。

  • シリアル・プロトコル・トリガを使用することで、パケットの開始、特定のアドレス、特定のデータ内容、固有の識別子、エラーなど、特定のパケット内容でトリガできる
  • バス波形により、バスを構成するClock、Data、Chip Enableなどの個々の信号に沿ってわかりやすく表示でき、パケットの開始と終了、アドレス、データ、識別子、CRCなどのサブパケット・コンポーネントを簡単に識別できる
  • バス波形は、表示された他の信号と時間相関が取れているため、被測定システムの異なる部分のタイミング関係も簡単に測定できる
  • バス・デコード・テーブルには、アクイジションのすべてのデコードされたパケットが(一般的なソフトウェアのリスト表示と同様の)表形式で表示されるパケットにはタイムスタンプが付き、アドレス、データなど、コンポーネントごとにカラムとして連続にリスト表示される

NFCのデコード/解析(オプション)

多くの場合において、プロトコル・レベルの結果をパラメータの信号レベルまでトレースできないことから、NFCデザインの性能マージンを評価することは困難です。これはつまり、特に設計がトレードオフや周辺の電子機器によって干渉やシグナル・インテグリティの問題を受けやすくなっており、プロトコル・アナライザやRFシグナル・アナライザなどの複数の機器で時間のかかるデバッグを必要とする場合に、マージナル・パスがテスト・フローの後半で失敗する可能性があるということです。

4シリーズMSOのNFCプロトコル・デコード/検索オプションを使用することで、NFCリンクのトランザクションを表示し、プロトコル・レベルから基本的な信号レベルまで、標準での信号操作のすべてのステップで結果をトレースできるようになり、NFCチップ、タグ、リーダ、またはモバイル・デバイスがどのように動作しているかを正確に把握するためのインサイトが得られます。

NFCトランザクションは長くなることがあります。このソフトウェア・オプションは、他とは異なり、Spectrum Viewに使用されるハードウェアDDCからのデータを利用します。これにより、サンプル・レート圧縮が可能になり、転送時間とメモリが節約され、100ミリ秒、または数秒の信号データをもキャプチャして分析できます。

さらに、I/O信号は、テスト対象デバイスからのプローブとトリガに常に使用できるわけではないため、NFCの小さな変調指数を考慮すると、RFエンベロープ自体でトリガすることも難題となります。Spectrum Viewでは、RF対時間の波形とトリガを使用して13.56 MHzエンベロープでトリガできます。これも他の機器にはない独自のものです。

この機能により設計の初期検証が簡素化されます。また、障害が発生した場合の強力なデバッグ・ツールも、単一の機器で提供されます。

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NFCソフトウェア・オプションを使用すると、デジタルNFCビット・ストリームをデコードおよび検索して、NFCアナログ/RFおよびデジタルの事前適合、デバッグ、トラブルシューティングを1つの機器で実行できます。

スペクトラム表示

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中心周波数、スパン、分解能帯域幅(RBW)などを制御できる直感的なスペクトラム・アナライザ設定。時間領域の設定から独立しており、周波数領域解析を簡単にセットアップできる。スペクトラム表示はそれぞれのFlexChannelアナログ入力で利用できるため、複数チャンネルのミックスド・ドメイン解析が可能

多くの場合、周波数領域で1つまたは複数の信号を表示することで、問題のデバッグが容易になります。こうしたニーズに対応するために、従来からオシロスコープには演算ベースのFFT機能が内蔵されていました。しかし、FFTの使用には以下の2つの点で難点があることが知られていました。

第一に、周波数ドメイン解析を行う場合、スペクトラム・アナライザに通常搭載されている中心周波数、スパン、分解能帯域幅(RBW)といった項目が当然設定できると考えるはずです。ところがFFTを使用すると、サンプル・レート、レコード長、時間軸といった従来からのオシロスコープの設定を使用しなければなりません。周波数ドメインに目的の信号を表示するには、ある程度の経験と技術が必要です。

次に、FFTはアナログの時間ドメイン表示と同じアクイジション・システムによって駆動されていることが挙げられます。アナログ表示に合わせて取込み設定を最適化すると、目的の周波数ドメイン表示が得られません。期待通りの周波数領域表示が得られると、今度はアナログ表示に問題が生じます。演算ベースのFFTでは、両方の領域の表示を最適化することは事実上不可能です。

Spectrum Viewはこうした問題をすべて解決します。当社独自の特許技術により、それぞれのFlexChannelにデシメータ(時間領域)とデジタル・ダウンコンバータ(DDC)を配しています。2つの異なる取込み経路を使用することで、入力信号を時間領域表示と周波数領域表示の両方で同時に観測できます。それぞれの領域は、独立した取込み設定が可能です。それぞれのドメインには独立した取込み設定を使用できます。他社製品ではさまざまな種類の「スペクトラム解析」パッケージが提供されており使いやすさを謳っていますが、そうした製品にはすべて前述した通りの制限が見られます。本当に使いやすく、両方の領域で同時に最適な表示が得られる優れた機能を備えているのは、当社のSpectrum Viewだけです。

従来、RFチャンネル・パワー(CHP)、隣接チャンネル・パワー比(ACPR)、占有帯域幅(OBW)などのRF測定を実行するには、専用のスペクトラム・アナライザ、信号アナライザ、またはスペクトラム・アナライザ・ソフトウェアが必要でした。このようにハードウェアやソフトウェアを追加することで、複雑さが増し、コストが高くなります。Spectrum Viewを標準装備し、各チャンネルにRF測定機能を統合したことで、RFトランスミッタのCHP、ACPR、OBWをオシロスコープで直接検証できるようになったため、時間、作業スペース、コストを節約できます。

さらに、DDCは中心周波数ではなくスパンの関数になるため、従来のFFTと比較して信号を解像するために必要なサンプル・レートを大幅に削減できます。これにより、ファイル・サイズの縮小、周波数分解能の向上、スペクトラムの更新レートの高速化が可能になり、10数秒間のスペクトラム・データをキャプチャできる、応答性と正確性の高いソリューションが実現します。

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Spectrum Timeで設定されたゲート区間(時間範囲)でFFTが計算される。時間ドメイン表示に小さな長方形の領域が表示されており、これを配置することで、時間ドメイン波形との時間相関をとることができるため、ミックスド・ドメイン解析に最適である。最大11個のピーク・マーカを使用して、それぞれのピークの周波数と振幅の値を観測できる。基準マーカは常に最も高いピークを示し、赤で表示されている

RF信号変化の観測(オプション)

RF時間ドメイン波形は、時間とともに変化するRF信号の理解に役立ちます。Spectrum Viewの基盤であるI/Qデータから得られた、以下の3つのRF時間領域波形があります。

  • 振幅 - スペクトルの瞬時振幅対時間
  • 周波数 - 中心周波数に対するスペクトラムの瞬時周波数対時間
  • 位相 - 中心周波数に対するスペクトラムの瞬時位相対時間

これらの波形は個別にオン/オフすることも、3つ同時に表示することもできます。

データは同相および直交(I&Q)サンプルとして保存され、時間領域データとI&Qデータの間で正確な同期が維持されます。

RF対時間の波形が有効になっている場合、IQデータをキャプチャしてファイルにエクスポートし、サード・パーティ・アプリケーション内で詳細な拡張分析を行うことができます。

X軸が周波数、Y軸が時間、色の変化が電力レベルを示すスペクトログラム表示(オプションRFVTに付属)により、時間の経過に伴う信号振幅と周波数成分の変化をより詳細に把握し、スペクトラム活動の変化がいつどこで発生するかを確認できます。これは、複雑なスプリアス信号や周波数ホッピング信号、マルチチャンネル信号、動的に変化する信号などのスペクトラム・データの傾向を表示するのに最適です。

スペクトログラムの利点は次のとおりです。

  • FFTオーバーラップやスペクトラム時間を指定することなく、所定のスパンおよびアクイジションにおけるすべてのスペクトラム活動を即座に表示
  • 時間相関カーソルと最大3つのオーバーレイされたスペクトラム・レースを使用して、時間内のさまざまな瞬間のスペクトラムをすばやく比較
  • ディスプレイ解像度とFFTオーバーラップが自動的に最適化され、関心のあるスペクトラム活動をピンチしてズームイン
  • 必要に応じて、中心周波数、スパン、RBW、振幅のカラースケーリングを調整して、目的の信号をすべて表示
  • 使用可能な各オシロスコープのチャンネルでスペクトログラムをアクティブにし、中心周波数と振幅スケーリングを個別に設定することで、マルチチャンネルや非連続スペクトラムのトレンドを同時に表示
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下の波形は、入力信号から導かれた周波数対時間の波形を示している。スペクトラム・タイムは、最低周波数から中間周波数へのトランジットにあたるため、エネルギーはいくつかの周波数に拡散されている。周波数対時間波形から、さまざまな周波数へのホッピングが容易にわかり、デバイスが周波数を変更するときの特性評価が簡素化できる

RF信号の変化でトリガ(オプション)

電磁干渉の発生源を見つける必要がある場合や、VCOの動作を理解する必要がある場合に、RF対時間のハードウェア・トリガを使用することで、RF信号の挙動を簡単に分離、捕捉し、検査できます。RF振幅対時間やRF周波数対時間のエッジ、パルス幅、およびタイムアウトでもトリガできます

パワー解析(オプション)

4シリーズMSOは、オプションでパワー解析パッケージ(Opt. 4-PWR-BAS/SUP4-PWR-BAS)が統合でき、電力品質、入力容量、突入電流、高調波、スイッチング・ロス、安全動作領域(SOA)、変調、リップル、効率、変調、タイミング、スルー・レート(dv/dtおよびdi/dt)。

自動測定機能では、ボタンにタッチするだけで測定品質や再現性を最適化できるため、外部PCやソフトウェアの複雑なセットアップも一切不要です。

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パワー解析測定ではさまざまな波形やプロットを表示できる

4-PWR/SUP4-PWR拡張パワー解析パッケージ(オプション)は、4-PWR-BAS/SUP4-PWR-BASのすべての測定機能に加えて、磁気測定、制御ループ応答(ボード線図)、電源電圧変動除去比(PSRR)の機能も含まれています。

三相電気解析(オプション)

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電源品質測定では、オシロスコープベースの位相図を使用して、三相信号を詳細に把握することが可能

三相電源システムの測定と解析は、単相システムよりも複雑です。オシロスコープは、高いサンプル・レートで電圧、電流波形を取り込むことができますが、データから測定値を生成するには再度計算が必要にな ります。オシロスコープベースの三相ソリューションでは、高速のサンプル・レートと、ハイレゾ・モードによる最大16ビットの長いレコード長で三相電圧/電流波形を取り込めます。また、三相ソリューションは、自動測定もサポートしており、電力測定の測定結果が自動的に生成されます。パルス幅変調(PWM)をベースにしたパワー・コンバータでは、PWM信号の正確なゼロクロス・ポイントの検出が非常に重要となるため、測定は非常に複雑になます。このため、モータの設計エンジニアの検証、トラブルシュートでは、オシロスコープが推奨のテスト・ツールとなっています。

ソフトウェアはパワー解析を自動化するように設計されているため、PWMシステムで三相電力測定を大幅に簡素化し、エンジニアは設計に関する詳細データを迅速に得ることができます。テクトロニクスの三相解析(Opt. 4-3PHASE)ソリューションは、4シリーズMSOの高度なユーザ・インタフェース、6または8つのアナログ入力チャンネル、および16ビットの高垂直分解能(HiRes)の特長を存分に生かし、エンジニアによる三相システムの効率的な設計を支援します。このソリューションは、サポートされている電気的測定に対して、すばやく、正確に、再現性のある結果を提供します。DC測定から、電気自動車で使用される三相ACコンバータなどの測定にも構成可能です。

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高調波のプロットには、高調波試験結果が示されている。それぞれのバーに相A、B、およびCの結果が示されており、相関関係を容易に把握できる。緑のバーが合格、赤のバーが不合格を示している

主な特長と仕様

  • 三相PWM信号の正確な詳細解析ができ、
  • 画期的なオシロスコープベースの位相図により、VRMS、IRMS、VMAG、IMAG、および設定された配線ペアの位相関係を表示
  • 位相図と同時にドライブの入力/出力電圧と電流信号を時間軸で観測可能。三相設計のデバッグに最適
  • 三相オートセット機能により、オシロスコープの水平、垂直、トリガ、アクイジションの各パラメータを三相信号の取込みに最適化して自動設定
  • IEEE-519規格に従って、またはカスタムのリミット値を使用して、三相の高調波を測定
  • 4シリーズMSOの直感的なドラッグ・アンド・ドロップ・インタフェースを使用して、測定項目をすばやく追加、構成することが可能
  • DC-ACトポロジのインバータおよび車載用三相設計の解析
  • 解析において、PWMフィルタリングされるエッジ・クオリファイア波形を表示
  • 特定の測定において、レコードごと、サイクルごとのモードによるテスト結果を表示
  • 特定の測定において、時間トレンド、アクイジション・トレンドのプロットを表示
  • 特定の結線構成における線間からライン-ニュートラルへの演算変換をサポート

測定の概要

4シリーズMSOでの三相解析は、以下の3つの主要なカテゴリの電気測定を自動化します。

  • 入力解析
  • 出力解析
  • リップル解析

これらの各セクションでは、三相アプリケーションにとって重要な測定項目がカバーされています。

ワイド・バンドギャップ・ダブル・パルス・テスト(オプション)

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この図は、ハイサイドで逆回復電流と電圧をキャプチャしたダイオード逆回復測定を示しています。

ワイド・バンドギャップ・ダブル・パルス・テスト・アプリケーション(オプション4-WBG-DPT)により、デバイスとシステムの検証を容易にする正確なワイド・バンドギャップ測定が可能になります。SiCまたはGaNデバイスに加え、Si MOSFETおよびIGBTもテストできます。このアプリケーションは、当社のすべてのVPIプローブと互換性があり、当社のIsoVu™プローブと併用することで、SiCまたはGaNデバイスの隠れたすべてのアーチファクトを回路レベルで発見するのに役立ちます。このアプリケーションは、JEDECおよびIEC規格に従って測定を自動化します。注釈付きのサイクルごとの解析、カスタム基準レベル設定での柔軟性、構成可能な統合ポイント、DUT設計に基づいて設定可能な電源プリセットなど、独自の機能を提供します。

以下の測定が実行されます。

  • ロー・サイド・スイッチング・パラメータおよびハイ・サイド・ダイオード逆回復測定
  • ロー・サイドおよびハイ・サイド・スイッチングパラメータ

豊富な機能であらゆるニーズに対応

拡張機能

4 シリーズMSOは、複数の外部接続ポートを経由して、ネットワーク接続、PCへの直接接続、または他のテスト機器に接続することができます。

  • 前面パネルには3個のUSB 2.0ホスト・ポート、さらに後部パネルにも2個以上のUSB 2.0ホスト・ポートが装備されており、スクリーンショット、機器の設定、波形データなどをUSBメモリに簡単に保存できます。USBホスト・ポートには、USBマウスやキーボードも接続でき、機器のコントロールやデータ入力に利用できます。

  • 後部パネルにはUSBデバイス・ポートが装備されており、PCでリモート制御することができます。

  • 後部パネルには10/100/1000BASE-T Ethernetポートがあり、計測器の制御に使用できます(LXI Core 2011にも対応)。

  • 後部パネルのHDMIポート から、画面を外部モニタまたはプロジェクタ(解像度:1,920×1,080)に表示することができます。

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あらゆる設計環境に対応できる4シリーズMSOの豊富な入出力

リモート操作による共同作業の効率化

離れた場所にいる設計チームと一緒に作業ができます。

業界標準のTekVISA™プロトコル・インタフェースが含まれており、データ解析やドキュメンテーションなどのWindowsアプリケーションの利用や拡張も可能です。IVI-COM機器ドライバが含まれており、オシロスコープ上または外部PC上のプログラムから、LANまたはUSBTMC接続を使用して、オシロスコープと容易に通信することができます。

PCベースの解析とオシロスコープへのリモート接続

数々の受賞に輝くオシロスコープの解析機能をPCで利用できます。いつでもどこでも波形を解析できます。ベーシック・ライセンスでは、オシロスコープにリモート・アクセスしながら、波形の表示/解析、各種測定、および最も一般的なシリアル・バスのデコードを行うことができますアドバンスド・ライセンス・オプションでは、マルチスコープ解析、より多くのシリアル・バス・デコード・オプション、、電力測定などの機能が追加されます。

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TekScope PC解析ソフトウェアはWindowsコンピュータ上で動作し、4/5/6シリーズMSOと同じ優れたユーザ・エクスペリエンスを提供

TekScope PC解析ソフトウェアは、以下のような機能を備えています。

  • テクトロニクスや他社の装置から、当社のオシロスコープ・セッション・ファイル/波形ファイルの呼び出しが可能
  • サポートされている波形ファイル・フォーマット:.wfm、.isf、.csv、.h5、.tr0、.trc、.bin
  • 当社4/5/6シリーズMSOにリモート接続してリアルタイムでデータを取得
  • チームでデータをリモートで共有できるので、誰もが実際にオシロスコープを使用するのと変わらない操作感で測定や解析を実行可能
  • 複数のオシロスコープの波形をリアルタイムに同期させることが可能
  • オシロスコープにTekScope PC解析ソフトウェアが搭載されていない場合でも、高度な解析を行うことが可能

TekDrive コラボレーション・テストおよび測定ワークスペース

TekDrive を使用すると、接続されているデバイスのあらゆる種類のファイルをアップロード、保存、整理、検索、ダウンロード、および共有できます。TekDrive は、シームレスなファイルの共有や呼び出しを実現するために、4 シリーズ MSO にネイティブに統合されています。USB メモリは必要ありません。スムーズなインタラクティブ波形ビューアを使用して、ブラウザで直接、.wfm、.isf、.tss、.csv などの標準ファイルの分析や確認を行います。TekDrive は、統合、自動化、セキュリティ強化を目的として設計されています。

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TekDrive コラボレーション・ワークスペース - 4 シリーズ MSO からファイルを直接保存し、チーム全体で共有

任意波形/ファンクション・ジェネレータ(AFG)

オプションの任意波形/ファンクション・ジェネレータを追加すると、センサ信号のシミュレーション信号を出力できるほか、信号にノイズを付加してマージン・テストを実行することもできます。統合されたファンクション・ジェネレータは、最高 50 MHz の標準波形 (サイン、方形、パルス、ランプ/三角、DC、ノイズ、sin(x)/x (Sinc)、ガウシアン、ローレンツ、指数立上り/立下り、ハーバサイン、Cardiac) を出力します。AFGは最大128kポイントの波形を内蔵ストレージまたはUSBデバイスから読み込むことができます。

AFGの機能は当社のArbExpress(PCベースの波形作成/編集ソフトウェア)と互換性があり、複雑な波形を迅速かつ容易に作成できます。

デジタル・ボルトメータ(DVM)とトリガ周波数カウンタ

本機は4桁のデジタル・ボルトメータ(DVM)と8桁のトリガ周波数カウンタを内蔵しています。オシロスコープ付属のプローブを使用して、任意のアナログ入力を電圧計の測定対象にすることができます。トリガ周波数カウンタは、きわめて精度の高いリードアウトを備えており、トリガとして設定したイベントの周波数を確実に読み取れます。

DVMおよびトリガ周波数カウンタは、どちらも製品登録いただくと無償でアクティベートされて利用可能になります。

セキュリティ強化オプション

セキュリティ強化オプションであるOpt. 4-SECを使用することで、計測器のすべての入出力ポートおよびファームウェア・アップグレードに、パスワードによる保護の有効/無効を設定できます。さらに、Opt. 4-SECは、ユーザ設定/波形データを内部メモリに一切残さない機能も備えており、高度なセキュリティ・レベルを実現できます。この機能は、国家産業セキュリティ操作マニュアル(NISPOM)のDoD 5220.22-M方式(第8章)のほか、NISPOMに基づく国防保安局の機密情報システム認定/認証マニュアルに準拠しています。そのため、セキュリティが保護されたエリアの外部にも、安心して機器を持ち出すことができます。

必要にときに、必要な状況におけるヘルプ表示

4シリーズMSOには、役に立つ情報リソースが内蔵されており、疑問が生じても即座に回答が得られるため、マニュアルやWebサイトを参照する手間が省けます。

  • 多くのメニューでは、グラフィカルなイメージと説明テキストが使用されており、機能の概要をすばやく把握できる
  • すべてのメニューの右上には、クエスチョン・マークが表示されており、内蔵ヘルプ・システムのそのメニュー項目に関連する部分を直接参照できる
  • ヘルプ・メニューには、ユーザ・インタフェースに関する簡単なチュートリアルが内蔵されているため、初心者でも短時間で操作方法を習得できる

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マニュアルやインターネットを参照しなくても、疑問に対する回答がすばやく得られる内蔵ヘルプ・システム

仕様

すべての仕様は、特に断りのないかぎり保証値であり、すべての機種に適用されます。

モデル概要

オシロスコープ
MSO44MSO46
FlexChannel 入力数46
最大アナログ・チャンネル数46
最大デジタル・チャンネル数(オプションのロジック・プローブを使用)3248
補助トリガ入力

300V RMS以下(エッジ・トリガのみ)

周波数帯域(立上り時間の計算値)200MHz、350MHz、500MHz、1GHz、1.5GHz
DCゲイン確度

50 Ω: ±1%、(1 mV/div および 500 µV/div 設定で ±2.5%)、30 °C 以上では 1 °C につき 0.100% の割合で低下

1 MΩ および 250 kΩ: ±1.0% (1 mV/div および 500 μV/div の設定では ±2.0%)

ADC 分解能12ビット
垂直分解能

8ビット@6.25GS/s

12ビット@3.125GS/s

13ビット@1.25GS/s(ハイレゾ)

14ビット@625MS/s(ハイレゾ)

15ビット@312.5MS/s(ハイレゾ)

16ビット@125MS/s以下(ハイレゾ)

サンプル・レート6.25GS/s(全アナログ/デジタル・チャンネル、分解能:160ps)
レコード長(標準)31.25Mポイント(全アナログ/デジタル・チャンネル)
レコード長(オプション)62.5Mポイント(全アナログ/デジタル・チャンネル)
波形取込みレート(代表値)500,000波形/秒以上
任意波形/ファンクション・ジェネレータ(オプション)13種類の定義済み波形タイプ、最高50MHz出力
DVM4桁のDVM(Webからの製品登録で無償)
トリガ周波数カウンタ8桁の周波数カウンタ(Webからの製品登録で無償)

垂直軸システム-アナログ部

帯域の選択

50 Ω: 20 MHz、250 MHz、その機種の全帯域

1 MΩ:20 MHz、250 MHz、500 MHz

入力カップリング
DC、AC
入力インピーダンス
50Ω±1%

1 MΩ ± 1% (13.0 pF ± 1.5 pF)

入力感度
1MΩ
500µV/div~10V/div(1-2-5シーケンス)
50 Ω
500µV/div ~1V/div(1-2-5シーケンス)
注:機器の周波数帯域設定により異なりますが、500 μV/div は 1 mV/div をデジタル・ズームで 2 倍に拡大したものか、または 2 mV/div をデジタル・ズームで 4 倍に拡大したものです。
最大入力電圧

50Ω:5VRMS、ピーク電圧≦±20V(DF≦6.25%)

1 MΩ:300 VRMS ()

4.5MHz~45MHzでは20dB/decadeの割合で低下(1MΩ)

45MHz~450MHzでは14dB/decadeの割合で低下、450MHz以上では5.5VRMS

有効ビット数(ENOB)、代表値
ハイレゾ・モード、50Ω、10MHz入力、フル・スクリーンの90%
周波数帯域ENOB
1.5 GHz7.1
1 GHz7.6
500 MHz7.9
350 MHz8.2
250 MHz8.2
20 MHz8.9
ランダム・ノイズ(RMS、代表値)
1.5GHz、1GHz、500MHz、350MHz、200MHzの機種、ハイレゾ・モード(RMS)、代表値
50 Ω1MΩ
V/div1 GHz500 MHz350 MHz250 MHz20 MHz500 MHz350 MHz250 MHz20 MHz
1mV/div未満260 μV200 μV150 μV125 μV75.0 μV200 μV140 μV120 μV75.0 μV
2 mV/div280 μV200 μV150 μV125 μV75.0 μV200 μV140 μV120 μV75.0 μV
5 mV/div305 μV235 μV185 μV135 μV75.0 μV210 μV150 μV130 μV75.0 μV
10 mV/div335 μV275 μV220 μV160 μV80.0 μV230 μV160 μV150 μV80.0 μV
20 mV/div425 μV360 μV270 μV230 μV110 μV280 μV200 μV200 μV100 μV
50mV/div800 μV800 μV570 μV460 μV200 μV520 μV370 μV410 μV180 μV
100 mV/div1.62 mV1.23 mV1.04 mV1.04 mV470 μV1.24 mV880 μV930 μV460 μV
1 V/div13.0 mV9.90 mV8.95 mV8.95 mV3.78 mV14.30 mV10.20 mV10.30 mV5.45 mV
DCゲイン確度
✓50 Ω

±2.0% 5(2 mV/div では ±2.0%、1 mV/div では ±4%、代表値)

フル・スケールの ±1.0%6 (2 mV/div ではフル・スケールの ±1.0%、1 mV/div では ±2%、代表値)

ポジション・レンジ
±5div
オフセット・レンジ(最大)
すべてのモデル
入力信号は、50Ω入力パスの最大入力電圧を超えることはできません。
V/div設定最大オフセット・レンジ、50Ω入力
1 mV/div~99 mV/div±1 V
100 mV/div~1V/div±10 V
V/div設定最大オフセット・レンジ、50Ω入力
500µV/div~99 mV/div±1 V
100 mV/div~1V/div±10 V
V/div設定最大オフセット・レンジ、1Ω入力
500µV/div~63mV/div±1 V
64 mV/div~999 mV/div±10 V
1 V/div~10 V/div±100 V
オフセット確度

±(0.005 ×|オフセット-ポジション|+0.2div(500μV/divでは0.4div))

チャンネル間クロストーク(代表値)
200:1以上(定格周波数まで。V/div設定が等しい任意の2つのチャンネル)

垂直軸システム - デジタル部

チャンネル数
接続されたTLP058型1本あたり8つのデジタル入力(D7-D0)(アナログ・チャンネルは使用不可)
垂直分解能
1ビット
最小検出パルス幅(代表値)

1 ns

しきい値
デジタル・チャンネルごとに1つのスレッショルド
スレッショルド・レンジ
±40 V
スレッショルド分解能
10 mV
スレッショルド確度

±(100mV+校正後のスレッショルド値設定の3%)

入力ヒステリシス(代表値)
100mV(プローブ・チップ)
入力ダイナミック・レンジ(代表値)
30Vpp(Fin≦200MHz)、10Vpp(Fin>200MHz)
絶対最大入力電圧(代表値)

±42Vpeak

最小電圧スイング(代表値)

400mVp-p

入力インピーダンス(代表値)
100kΩ
プローブ負荷(代表値)
2pF

水平軸システム

時間軸レンジ
200 ps/div ~1,000 s/div
サンプル・レート・レンジ

1.5625S/s~6.25GS/s(リアルタイム)

12.5GS/s~500GS/s(補間)

レコード長の範囲
標準
1Kポイント~31.25Mポイント(サンプル・インクリメント:1)
Option 4-RL-1
62.5Mポイント
アパーチャ・タイム

≤ 0.450 ps + (10-11 x 測定期間)RMS、測定期間が 100 ms 以下の測定

時間軸確度

1ms以上の任意の時間間隔で±2.5 × 10-6

説明仕様
ファクトリ・トレランス±5.0 x10-7

校正時、周囲温度 25℃、1ms以上のタイム・インターバルにおいて

温度安定度、代表値±5.0 x10-7

動作温度でテスト

エージング±1.5 x 10-6

1年を超えると、25℃における周波数許容偏差が変化

デルタ時間測定確度(公称値)

MSO4 JA JP 48Z 61558 14

(ガウス・フィルタ応答から生じるエッジ形状を仮定)

特定の機器の設定および入力信号に対するデルタ時間測定確度(DTA)を計算するための公式は、次のとおりです(ナイキスト周波数を超える信号成分は無視できるものとします)。

SR 1 = 測定の第1ポイント近辺のスルー・レート(最初のエッジ)

SR 2 = 測定の第2ポイント近辺のスルー・レート(2番目のエッジ)

N = 入力換算ノイズ・リミット(保証値、(VRMS

TBA = タイムベース確度または基準周波数誤差

t p = デルタ時間測定期間(秒)

最高サンプル・レートでの最長記録時間

5 ms(標準)または10 ms(オプション)

遅延時間範囲
-10 div~5000 s
デスキュー・レンジ

-125ns~+125ns(分解能:40ps)

アナログ・チャンネル間の遅延時間、全帯域、代表値

100ps以下(2つのチャンネルの入力インピーダンスが50Ωに設定されており、同一のV/divまたは10mV/div以上でDCカップリングされている場合)

遅延、FlexChannel 間 (アナログとデジタル、代表値)
3 ns (TLP058 型およびオシロスコープの周波数帯域に合った受動プローブを使用する場合。帯域制限が適用されていない状態)
遅延、2つのデジタルFlexChannel間、代表値
3 ns (FlexChannel のビット 0 から他のいずれかの FlexChannel のビット 0 までの時間)
遅延、デジタルFlexChannelの2つのビット間、代表値
160ps

トリガ・システム

トリガ・モード
オート、ノーマル、シングル
トリガ・カップリング

DC、HF除去(50KHz以上で減衰)、LF除去(50KHz未満で減衰)、ノイズ除去(感度が低下)

トリガ・ホールドオフ範囲
0ns~20 s
エッジタイプ・トリガ感度(DCカップリング、代表値)
パスレンジ仕様
1MΩ経路(全機種)0.5 mV/div ~ 0.99 mV/div4.5div(DC~機器の周波数帯域)
1mV/div以上5mVまたは0.7divの大きい方
50Ω経路(全機種)5.6 mV または 0.7 div の大きい方 (DC~500 MHz または機器の最高周波数帯域)

8 mV または 0.7 div の大きい方 (500 MHz~1 GHz)

12 mV または 0.7 div の大きい方 (1 GHz~機器の最高周波数帯域)

Aux In(外部)DC~50MHzで200 mV、それ以降増加し、200 MHzで500 mV
ライン固定値
トリガ・ジッタ(代表値)

7psRMS以下(サンプル・モード、エッジタイプ・トリガ)

トリガ・レベル・レンジ
ソースレンジ
任意のチャンネル±5div(画面中央から)
Aux Inトリガ、代表値±8 V
ラインライン電圧の約50%に固定

この仕様はロジックおよびパルスのスレッショルドに適用されます。

トリガ周波数カウンタ
8桁(Webからの製品登録で無償)
トリガ・タイプ
エッジ:
任意のチャンネルの立上り、立下り、またはその両方。カップリング:DC、AC、ノイズ除去、HF除去、LF除去
パルス幅:

正のパルスまたは負のパルスでトリガ。イベントは、時間または他チャンネルの論理状態で設定可能

タイムアウト:
指定した時間にわたって、イベントがハイ、ロー、いずれかのままである場合にトリガ。イベントは、他チャンネルの論理状態で設定可能
ラント:
2つのスレッショルド・レベルのうち、1つ目のスレッショルドを横切り、2つ目のスレッショルドを横切ることなく、再び1つ目のスレッショルド・レベルを横切る場合にトリガ。イベントは、時間または他チャンネルの論理状態で設定可能
ウィンドウ:
ユーザが調整可能な2つのスレッショルドと時間軸によって定義されたウィンドウに、信号が出入りするか、または範囲内/範囲外にとどまるイベントにトリガ。イベントは、時間または他チャンネルの論理状態で設定可能
ロジック:
ロジック・パターンが真または偽になるか、クロック・エッジが発生するタイミングでトリガ。すべてのアナログ、デジタルの入力チャンネルのパターン(AND、OR、NAND、NOR)は、ハイ、ロー、または ドント・ケア として定義。真になるロジック・パターンは時間クオリファイされる
セットアップ&ホールド:
任意のチャンネルで、クロックとデータの間にセットアップ時間とホールド時間の違反がある場合にトリガ
立上り/立下り時間:
指定したパルス・エッジ・レートよりも速いまたは遅い場合にトリガ。スロープは正、負またはいずれかが選択可能。イベントは、他チャンネルの論理状態で設定可能
ビデオ (Opt. 4-VID):
NTSC、PAL、およびSECAMビデオ信号の全ライン、奇数ライン、偶数ライン、または全フィールドでトリガ
シーケンス:
AトリガがCイベントでリセットされた後のBイベントの回数、またはイベント数でトリガ。一般に、AおよびBトリガ・イベントには、任意のトリガ・タイプを設定できるが、AイベントまたはBイベントのどちらかがセットアップ/ホールドに設定されていて、もう片方のイベントをエッジに設定する必要がある場合には、ロジック・クオリフィケーションはサポートされない。EthernetおよびハイスピードUSB(480Mbps)もサポートされない
ビジュアル・トリガ
標準トリガの機能を拡張し、すべての波形取込をスキャンし、ディスプレイに表示されるエリア(図形形状)と比較する。無制限の数のエリアを定義することができ、それぞれのエリアにクオリファイア (イン、アウト、ドント・ケア) を使用できる。ビジュアル・トリガの任意のエリアの組み合わせを使用して論理式を定義できるため、アクイジション・メモリに格納されるイベントを詳細にクオリファイできる。長方形、三角形、台形、六角形、ユーザ定義などの形状で定義可能
パラレル・バス:
パラレル・バスのデータ値でトリガ。パラレル・バスは1~48 ビット (デジタル・チャンネルおよびアナログ・チャンネルから)。バイナリまたはHexをサポート
I2Cバス(Opt. 4-SREMBD):
10 MbpsまでのI2Cバスのスタート、リピーテッド・スタート、ストップ、ミッシング・アクノレッジ、アドレス(7または10ビット)、データ、またはアドレスとデータでトリガ
I3C バス (Opt. 4-SRI3C)
10 Mb/s までの I3C バスのスタート、リピーテッド・スタート、ストップ、アドレス、データ、I3C SDR ダイレクト、I3C SDR ブロードキャスト、ACK なし、T ビット・エラー、ブロードキャスト・アドレス・エラー、ホットジョイン、HDR 再開、HDR 終了でトリガ
SPIバス(Opt. 4-SREMBD):
20Mbps以下のSPIバスのSS(Slave Select)、アイドル時間、またはデータ(1~16ワード)でトリガ
RS-232/422/485/UARTバス(Opt. 4-SRCOMP):
スタート・ビット、パケットの末尾、データ、およびパリティ・エラーでトリガ(15Mbpsまで)
CANバス(Opt. 4-SRAUTO):
1MbpsまでのCANバスのフレームの開始、フレーム・タイプ(データ、リモート、エラー、オーバロード)、識別子、データ、識別子とデータ、フレームの最後、ミッシング・アクノレッジ、ビット・スタッフィング・エラーにトリガ
CAN FDバス(Opt. 4-SRAUTO):
16MbpsまでのCAN FDバスのフレームの開始、フレームの種類(データ、リモート、エラー、またはオーバロード)、識別子(標準または拡張)、データ(1~8バイト)、識別子とデータ、フレームの終了、エラー(Ackなし、ビット・スタッフ・エラー 、FDフォーム・エラー、またはすべてのエラー)
LINバス(Opt. 4-SRAUTO):
1MbpsまでのLINバスの同期、識別子、データ、IDとデータ、ウェイクアップ・フレーム、スリープ・フレーム、エラーにトリガ
FlexRayバス(Opt. 4-SRAUTO):
10Mbps までの FlexRayバスのフレームの開始、インジケータ・ビット(ノーマル、ペイロード、ヌル、同期、スタートアップ)、フレームID,サイクル・カウント、ヘッダ・フィールド(インジケータ・ビット、識別子、ペイロード長、ヘッダCRC、サイクル・カウント)、識別子、データ、識別子とデータ、フレームの終了、エラーにトリガ
SENTバス(Opt. 4-SRAUTOSEN):
パケットの開始、高速チャンネルのステータスとデータ、低速チャンネルのメッセージIDとデータ、CRCエラーにトリガ
SPMIバス(Opt. 4-SRPM):
シーケンスの開始、リセット、スリープ、シャットダウン、ウェイクアップ、マスタ・リード、マスタ・ライト、レジスタ・リード、レジスタ・ライト、拡張レジスタ・リード、拡張レジスタ・ライト、拡張レジスタ・リード・ロング、拡張レジスタ・ライト・ロング、デバイス・ディスクリプタ・ブロック・マスタ・リード、デバイス・ディスクリプタ・ブロック・スレーブ・リード、レジスタ0ライト、バス所有権の転送、パリティ・エラーにトリガ
USB 2.0 LS/FS/HSバス(Opt. 4-SRUSB2):
480MbpsまでのUSBバスのシンク、リセット、サスペンド、レジューム、パケットの終了、トークン(アドレス)パケット、データ・パケット、ハンドシェイク・パケット、スペシャル・パケット、エラーにトリガ
Ethernetバス(Opt. 4-SRENET):
10BASE-Tおよび100BASE-TXバスのスタート・フレーム、MACアドレス、MAC Qタグ、MAC長/タイプ、MACデータ、IPヘッダ、TCPヘッダ、TCP/IPv4データ、パケットの終了、FCS(CRC)エラーでトリガ
オーディオ(I2S、LJ、RJ、TDM)バス(Opt. 4-SRAUDIO):
ワード・セレクト、フレーム・シンク、またはデータにトリガ。I2S/LJ/RJの最高データ・レートは12.5Mbps。TDMの最大データ・レートは25Mbps
MIL-STD-1553バス(Opt. 4-SRAERO):
MIL-STD-1553バス上のシンク、コマンド(送受信ビット、パリティ、サブアドレス/モード、ワード/モード・カウント、RTアドレス)、ステータス(パリティ、メッセージ・エラー、インストゥルメンテーション、サービス・リクエスト、ブロードキャスト・コマンド・レシーブ、ビジー、サブシステム・フラグ、ダイナミック・バス・コントロール・アクセプタンス(DBCA)、ターミナル・フラグ)、データ、時間(RT/IMG)、およびエラー(パリティ・エラー、シンク・エラー、マンチェスター・エラー、非連続データ)にトリガ
ARINC 429バス(Opt. 4-SRAERO):
1MbpsまでのARINC 429バスのワードの開始、ラベル、データ、ラベルとデータ、ワードの終了、およびエラー(任意のエラー、パリティ・エラー、ワード・エラー、ギャップ・エラー)にトリガ
RF 振幅対時間および RF 周波数対時間 (Opt. 4-SV-RFVT):
エッジ、パルス幅、タイムアウト・イベントでトリガ

アクイジション・システム

サンプル
サンプル値の取込み
ピーク検出
すべての掃引速度において、640psまでのグリッチを取込み可能
アベレージング
2~10,240波形
高速なハードウェア平均化

短時間で多数の平均値を取得するための取得モードです。高速なハードウェア平均化では収集パスを最適化して、ストレージの切り捨てエラーを減らしたり、オプションのオフセット・ディザリング手法を使用して非線形の不完全部の微調整を行ったりします。この機能は、プログラム可能なインタフェース・コマンドを通じて使用できます。

2~1,000,000波形

最大平均速度 = 32,000 波形/秒

エンベロープ
複数回の波形取込みから、最小値と最大値の包絡線を表示することでピーク値を検出
ハイレゾ

それぞれのサンプル・レートに、固有の有限インパルス応答(FIR)フィルタを適用することで、そのサンプル・レートで利用可能な最高帯域幅を維持しながら、エリアシングを防止し、オシロスコープの増幅器やADCから、選択したサンプル・レートに対する使用可能帯域幅を上回る雑音を除去します。

ハイレゾ・モードでは、常に最低でも12ビットの垂直分解能が確保され、125MS/s 以下のサンプル・レートでは垂直分解能は16ビットにまで拡張されます。

FastAcq®

FastAcqは、500,000波形/秒以上の取込みが可能で、動的に変化する信号の解析や間欠的なイベントの取込に最適(アクティブなチャンネルが1つの場合。すべてのチャンネルがアクティブな場合は100K波形/秒以上).

ロール・モード
オート・トリガ・モードでは、40ms/divより遅いタイムベース速度において、画面の右から左に波形をスクロール表示。
履歴モード
最大レコード長を使用して、多くのトリガ・アクイジションを取得したり、目的のものが表示されたときに停止したり、保存されているすべてのトリガ・アクイジションを迅速に確認したりできます。

履歴に保存できるアクイジションの数は、(最大レコード長)/(現在のレコード長設定) です。

FastFrame™アクイジション

アクイジション・メモリをセグメントに分割

最大トリガ・レートは5,000,000波形/秒以上

最小フレーム・サイズは50ポイント

最大フレーム数1,000 ポイント以上のフレーム・サイズでは、最大フレーム数はレコード長/フレーム・サイズ。

50ポイントのフレームでは、最大フレーム数は1,500,000

波形測定

カーソル・タイプ
波形、垂直バー、水平バー、垂直/水平バー、ポーラ(XY/XYZプロットのみ)
DC電圧測定確度、アベレージ・アクイジション・モード
測定の種類DC確度(V)
16以上の波形の平均±((DC ゲイン確度) x ¦読み値 - (オフセット - ポジション) ¦ + オフセット確度 + 0.1 x V/div 設定)
16回以上のアベレージ2回のデルタ電圧(同じオシロスコープ設定と環境条件で測定)±(DCゲイン確度 × ¦ 読み値 ¦+0.05div)
自動測定

36種類の自動測定項目。表示可能な測定項目の数に制限はなく、測定バッジとして個別に表示することも、または測定結果テーブルにまとめて表示することも可能

振幅測定

振幅、最大値、最小値、p-p、正のオーバシュート、負のオーバシュート、平均値、実効値、AC実効値、トップ、ベース、領域

タイミング測定

周期、周波数、UI、データ・レート、正のパルス幅、負のパルス幅、スキュー、遅延、立上り時間、立下り時間、位相、立上りスルー・レート、立下りスルー・レート、バースト幅、正のデューティ比、負のデューティ比、レベル外の時間、セットアップ時間、ホールド時間、N周期、ハイ時間、ロー時間、最小になる時間、最大になる時間

測定結果の統計値
平均、標準偏差、最大値、最小値、母集団統計値は、現在のアクイジション、およびすべてのアクイジションのどちらでも利用可能
リファレンス・レベル
自動測定で使用されるリファレンス・レベルは、%または単位でユーザ定義が可能リファレンス・レベルは、すべての測定にグローバルに設定することも、ソース・チャンネルまたは信号ごと、または測定ごとに個別に設定することも可能
ゲーティング
スクリーン、カーソル、ロジック、サーチ、または時間。測定を行うアクイジションの領域を指定する。ゲーティングはグローバル(グローバルに設定されたすべての測定に影響)にもローカル(測定にはすべて固有の時間ゲートを設定可能。スクリーン、カーソル、ロジック、サーチにはただ1つのローカル・ゲートのみを利用可能)にも設定可能
測定プロット
ヒストグラム、タイム・トレンド、スペクトラム
測定リミット
測定値に対するユーザ定義可能なリミット値によるパス/フェイル・テスト。スクリーン・イメージの保存、波形の保存、システム・リクエスト(SRQ)、アクイジションの停止など、測定値がフェイルになった際のアクションの定義
三相電気解析(Opt. 4-3PHASE)では、以下の測定機能が追加されます。
測定項目

入力解析(電力品質、高調波、入力電圧、入力電流、入力電力)

リップル解析(ライン・リップル、スイッチング・リップル)

出力解析(位相図)

測定プロット

高調波バー・グラフ、位相図

パワー解析(Opt. 4-PWR-BAS)および拡張パワー解析(Opt. 4-PWR)で追加される機能
測定項目

入力解析(周波数、VRMS、IRMS、電圧/電流クレスト・ファクタ、有効電力、皮相電力、無効電力、力率、位相角、高調波、突入電流、入力容量)

振幅解析(サイクル振幅、サイクル・トップ、サイクル・ベース、サイクル最大値、サイクル最小値、サイクル・ピーク)

タイミング解析(周期、周波数、負のデューティ・サイクル、正のデューティ・サイクル、負のパルス幅、正のパルス幅)

スイッチング解析(スイッチング・ロス、dv/dt、di/dt、安全動作領域、RDSon

出力解析(電源リップル、スイッチング・リップル、効率、ターンオン時間、ターンオフ時間)

磁気解析(インダクタンス、I対Intg(V)、磁気損失、磁気プロパティ)、Opt. 4-PWRのみ

周波数応答解析(制御ループ応答ボード線図、電源電圧変動除去比、インピーダンス)、Opt. 4-PWRのみ

測定プロット
高調波バー・グラフ、スイッチング・ロス軌跡プロット、安全動作領域(SOA)
測定リミット
測定値に対するユーザ定義可能なリミット値によるパス/フェイル・テスト。スクリーン・イメージの保存、波形の保存、システム・リクエスト(SRQ)、アクイジションの停止など、測定値がフェイルになった際のアクションの定義

波形演算

演算波形数
無制限
演算
波形および定数の加算、減算、乗算、除算
代数式
波形、スカラ、任意の変数、波形測定結果などを含めた広範な代数式を定義可能。複雑な数式を使用して、演算を重ねて実行できる。例:(Integral(CH1-Mean(CH1))× 1.414 × VAR1)
演算関数
反転、積分、微分、平方根、指数、Log 10、Log e、Abs、Ceiling、Floor、Min、Max、Degree、Radian、Sin、Cos、Tan、ASin、ACos、ATan
関係式
>、<、≧、≦、=、≠のブール値の結果
ロジック
AND、OR、NAND、NOR、XOR、EQV
フィルタ関数 (標準)
ユーザ定義フィルタのロード。フィルタ係数を含むファイルを指定。
FFT関数
スペクトラム(振幅、位相、実数および虚数)
FFT垂直軸単位

振幅:リニアおよびログ (dBm)

位相:度、ラジアン、およびグループ遅延

FFTの窓関数
ハニング、方形、ハミング、ブラックマンハリス、フラットトップ2、ガウシアン、カイザー-ベッセル、Tek指数関数

スペクトラム表示

中心周波数
アナログ帯域による制限あり
スパン
18.6 Hz~312.5 MHz

18.6Hz~500MHz(Opt. 4-SV-BW-1)

粗調整(1-2-5シーケンス)

RF測定
Spectrum Viewのトレース・データおよび表示でのチャンネル・パワー(CHP)、隣接チャンネル・パワー比(ACPR)、占有帯域幅(OBW)の測定値
RF対時間の波形
振幅対時間、周波数対時間、位相対時間(Opt. 4-SV-RFVTを使用)
RF対時間トリガ
RF振幅対時間/RF周波数対時間のエッジ、パルス幅、およびタイムアウト(Opt. 4-SV-RFVTを使用)
スペクトログラム
RF周波数対時間対振幅の表示。x軸で周波数、y軸で時間、色の変化で電力レベルを表示(オプション4-SV-RFVT)
分解能帯域幅(RBW)

18.6 μHz~15.625 MHz

18.6 μHz~25 MHz (Opt. 4-SV-BW-1)

IQキャプチャ
データは同相および直交(I&Q)サンプルとして保存され、時間領域データとI&Qデータの間で正確な同期が維持されます。
RF対時間の波形が有効になっている場合(オプション4-SV-RFVTを使用)、IQデータをキャプチャしてファイルにエクスポートし、サード・パーティ・アプリケーション内で詳細な分析を行うことができます。
最大取込時間は、スパンおよびサンプル・レートによって異なります。6.25 GS/sおよび500 MHzスパンでは、最大取込時間は0.021秒です。312.5 MHzスパンでは、最大取込時間は0.043秒です。40 MHzスパンでは、最大取込時間は0.172秒です。1 MHzスパンでは、最大取込時間は10.995秒です。
ウィンドウ・タイプと係数
ウィンドウ・タイプ帯域幅係数
ブラックマンハリス1.90
フラットトップ:23.77
ハミング1.30
ハニング1.44
カイザーベッセル2.23
方形波0.89
スペクトラム時間
FFTウィンドウ係数/RBW
基準レベル
基準レベルは、アナログ・チャンネルの Volts/Div 設定によって自動的に設定

設定範囲:-42 dBm~+44 dBm

垂直軸位置(Vertical Position)
-100div~+100div
垂直軸単位
dBm、dBµW、dBmV、dBµV、dBmA、dBµA
水平スケーリング
リニア、対数
マルチチャンネル・スペクトラム解析
各FlexChannel入力は、Spectrum View、RF対時間の波形(オプションRFVTを使用)、スペクトログラム(オプションRFVTを使用)で構成できます。
チャンネル間で同時に複数のRF測定を実行できます。
Spectrum時間と中心周波数の設定は、ロックを解除してチャンネル間で個別に移動できます。Spectrum Viewチャンネルはすべて、同じスパン、分解能帯域幅、ウィンドウ・タイプを共有する必要があります。

検索

サーチの数
無制限
サーチ・タイプ
エッジ、パルス幅、タイムアウト、ラント・パルス、ウィンドウ違反、ロジック・パターン、セットアップ/ホールド違反、立上り/立下り時間、バス・プロトコル・イベントなど、ユーザ指定の条件に基づいて、ロング・メモリ全体から該当するすべてのイベントの検索が可能。サーチ結果は波形ビューまたは結果テーブルに表示可能

保存

保存
オシロスコープ、リモート・ネットワーク・ドライブ、または TekDrive コラボレーション・ワークスペースにファイルを直接保存します。
波形形式
テクトロニクス波形データ(.wfm)、カンマ区切り値(.csv)、MATLAB(.mat)
波形ゲーティング
カーソル、スクリーン、再サンプリング(n番目のサンプルごとに保存)
スクリーン・キャプチャ形式
ポータブル・ネットワーク・グラフィック (*.png)、
セットアップ・タイプ
テクトロニクス・セットアップ(.set)
レポート形式
Adobeポータブル・ドキュメント(.pdf)、シングル・ファイルのWebページ(.mht)
セッション形式
テクトロニクス・セッション・セットアップ(.tss)

ディスプレイ

ディスプレイ・タイプ
13.3 型 (338 mm) 液晶TFTカラー・ディスプレイ
ディスプレイ解像度
1,920×1,080(水平ピクセル×垂直ピクセル)
表示モード

オーバーレイ:トレースが互いに重なり合って表示される従来からのオシロスコープの表示モード

スタック:各波形が固有のスライスに表示される表示モード。それぞれの波形は別々に表示されていても、フル・レンジのADCを活用できるスライスの内部にチャンネルのグループをオーバーレイすることもできるため、信号の表示を見ながら簡単に比較できます。

ズーム
すべての波形およびプロット表示で水平および垂直ズームをサポート
補間
Sin(x)/x、直線
波形スタイル
ベクタ、ドット、可変パーシスタンス、無限パーシスタンス
波形目盛
移動可能/固定目盛、グリッド/時間/フル/なしから選択可能
カラー・パレット

ノーマル、反転(スクリーンショット)

個々の波形の色をユーザが選択可能

フォーマット
YT、XY、XYZ
多言語ユーザ・インタフェース
英語、日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語
多言語ヘルプ
英語版、日本語版、簡体字中国語版

任意波形/ファンクション・ジェネレータ(オプション)

ファンクションのタイプ
任意波形、正弦波、方形波、パルス波、ランプ波、三角波、DC レベル、ガウシアン、ローレンツ、指数立上り/立下り、Sin(x)/x、不規則ノイズ、ハーバーサイン、Cardiac
正弦波
周波数レンジ
0.1 Hz~50 MHz
周波数の設定分解能
0.1 Hz
周波数確度

130ppm(周波数≦10kHz)、50ppm(周波数>10kHz)

これは正弦波、ランプ、方形波、パルス波形専用です。

振幅レンジ
20mVpp~5Vpp(オープン回路)、10mVpp~2.5Vpp(50Ω)
振幅フラットネス(代表値)

±0.5dB(1kHz)

±1.5dB(1kHz、20mVpp未満の振幅)

全高調波歪み(代表値)

1%(振幅:200mVpp以上、50Ω負荷)

2.5%(振幅:50mV以上、200mVpp未満、50Ω負荷)

正弦波のみに適用されます。

スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(代表値)

40dB(Vpp≧0.1V)、30dB(Vpp≧0.02V)、50Ω負荷

方形波/パルス波
周波数レンジ
0.1 Hz~25 MHz
周波数の設定分解能
0.1 Hz
周波数確度
130ppm(周波数≦10kHz)、50ppm(周波数>10kHz)
振幅レンジ
20mVpp~5Vpp(オープン回路)、10mVpp~2.5Vpp(50Ω)
デューティ・サイクル・レンジ

10%~90%または最小パルス(10ns)、どちらか長い方

最小パルス時間は、オン・タイムとオフ・タイムの両方に適用されるため、周波数が高くなると、10nsのオフ・タイムを維持するために、最大デューティが低下

デューティ・サイクル分解能
0.1%
最小パルス幅(代表値)
10ns。オンまたはオフのいずれかの継続時間の最小値
立上り/立下り時間(代表値)
5.5ns、10%~90%
パルス幅分解能
100ps
オーバシュート(代表値)
4 % 未満、100 mVpp を超える信号ステップ

これは正方向のトランジション (正のオーバシュート) および負方向のトランジション (負のオーバシュート) に適用される

非対称性(代表値)
±1% ±5ns、デューティ・サイクル50%のとき
ジッタ(代表値)
60ps TIERMS、100 mVpp未満の振幅、40%~60%のデューティ・サイクル
ランプ/三角波
周波数レンジ
0.1 Hz~500 kHz
周波数の設定分解能
0.1 Hz
周波数確度
130ppm(周波数≦10kHz)、50ppm(周波数>10kHz)
振幅レンジ
20mVpp~5Vpp(オープン回路)、10mVpp~2.5Vpp(50Ω)
シンメトリ
0%~100%
シンメトリの分解能
0.1%
レベルの範囲

±2.5V(オープン回路)

±1.25V(50Ω)

不規則ノイズの振幅レンジ

20mVpp~5 Vpp(オープン回路)

10mVpp~2.5Vpp(50Ω)

Sin(x)/x
最高周波数
2 MHz
ガウシアン・パルス、ハーバーサイン、ローレンツ・パルス
最高周波数
5 MHz
ローレンツ・パルス
周波数レンジ
0.1 Hz~5 MHz
振幅レンジ
20mVpp~2.4Vpp(オープン回路)

10 mVpp~1.2 Vpp (50 Ω)

カーディアック
周波数レンジ
0.1 Hz~500 kHz
振幅レンジ
20mVpp~5 Vpp(オープン回路)

10 mVpp~2.5 Vpp (50 Ω)

任意波形
メモリ容量
1~128 k
振幅レンジ
20mVpp~5 Vpp(オープン回路)

10 mVpp~2.5 Vpp (50 Ω)

繰返しレート
0.1 Hz~25 MHz
サンプル・レート
250 MS/s
信号振幅確度
±[(p-p振幅設定の1.5%)+(DCオフセット設定の1.5%)+1mV ](周波数=1kHz)
信号振幅分解能

1mV(オープン回路)

500μV(50Ω)

正弦波およびランプ波の周波数確度
1.3 × 10-4(周波数:10kHz以下)
5.0 × 10-5(周波数:>10kHz)
DCオフセット・レンジ

±2.5V(オープン回路)

±1.25V(50Ω)

DCオフセット分解能

1mV(オープン回路)

500μV(50Ω)

DCオフセット確度

±[(絶対オフセット設定の1.5%)+1mV]

環境温度25℃から10℃ごとに3mVの不確実性を加算

デジタル・ボルトメータ(DVM)

測定項目

DC、ACRMS+DC、ACRMS

電圧分解能
4桁
電圧確度
DC:

±((1.5% × ¦読み値-オフセット-ポジション)+(0.5% × ¦(オフセット-ポジション)¦)+(0.1 × Volts/div))

30℃超過分1℃につき、¦読み値-オフセット-ポジション¦が0.100%の割合で低下

±5div(スクリーン中央から)の信号

AC:

± 2% (40Hz~1kz)、40 Hz~1kHz範囲外に高調波成分が存在しない場合

AC、代表値: ±2%(20 Hz~10 kHz)

AC測定においては、VPPの入力信号が4~10divの間に収まり、画面に波形全体が表示されるように、入力チャンネルの垂直軸を設定する必要があります。

トリガ周波数カウンタ

分解能

8桁

確度

±(1カウント+時間軸確度×入力周波数)

信号は8mVppまたは2div以上でなければならない(どちらか大きな方)

最大入力周波数

10Hz~アナログ・チャンネルの最高周波数帯域

信号は8mVppまたは2div以上でなければならない(どちらか大きな方)

プロセッサのシステム

ホスト・プロセッサ
ARM 1.5 GHz、32 ビット、デュアル・コア・プロセッサ
オペレーティング・システム
Closed Linux
内蔵ストレージ
64 GB eMMC

入出力ポート

HDMIビデオ・ポート

A 29ピンHDMIコネクタ

最大サポート分解能: 1920 x 1080 (60 Hz) のみモニタは、機器の電源をオンにする前に取り付ける必要があります。

プローブ補正出力(代表値)

接続機能:
コネクタは機器の右側の下の部分に配置
振幅:
0~2.5 V
周波数:
1 kHz
ソース・インピーダンス:
1kΩ
外部リファレンス入力

時間軸システムは外部10MHzリファレンス信号(±4ppm)に位相ロック可能

USBインタフェース(ホスト、デバイス・ポート)

前面パネルの USB ホスト・ポート: USB 2.0 ハイスピード・ポート (x 3)

後部パネル USB ホスト・ポート: USB 2.0 ハイスピード・ポート (x 2)

後部パネル USB デバイス・ポート: USB 2.0 ハイスピード・デバイス・ポート (x 1。USBTMC対応)

Ethernetインタフェース
10/100/1000Mbps
補助出力

後部パネルにBNCコネクタ。オシロスコープのトリガ、オシロスコープの内部リファレンス・クロック出力、またはAFGシンク・パルスのイベント出力において正または負のパルス出力が可能

特性リミット
Vout(HI)開回路: 2.5V以上、50Ω負荷で接地: 1.0V以上
Vout(LO)4mA以下の負荷: 0.7V以下、50Ω負荷で接地: 0.25V以下
ケンジントン・ロック
後部パネルにケンジントン・ロック用のセキュリティ・スロットを装備
LXI

クラス:LXI Core 2016

バージョン:1.5

電源

パワー
消費電力

最大 400 W

ソース電圧

100~240V ±10%(50Hz~60Hz)

115V ±10%(400Hz)

物理特性

寸法

高さ:286.99 mm (脚をたたみ、ハンドルを後ろに回した状態)

高さ:351 mm (脚をたたみ、ハンドルを上げた状態)

幅:405 mm (ハンドル・ハブ間)

奥行:155 mm (脚の後ろからノブ前面まで、ハンドルを上げた状態)

奥行:265 mm (脚をたたみ、ハンドルを後ろに回した状態)

質量
7.6 kg 未満
冷却
通気のために、(機器の前面から見て)右側および後面に50.8mm以上の隙間を確保してください。
ラックマウント・タイプ
7U (Opt. RM4 ラックマウント・キット)

環境仕様

温度
動作時
+0 ℃~+50℃(+32 ゚F~+122 ゚F)
非動作時

-30 ℃~+70 ℃(-22 °F~158 °F)

湿度
動作時

40℃以下で相対湿度5%~90%(RH)

+40 °C 超、+50 °C 以下で相対湿度 5%~50% (RH)、結露なし、最高湿球温度 +39 °C

非動作時

+40℃以下で相対湿度5%~90%(RH)

+40℃超、+50℃以下で相対湿度5%~50% (RH)、結露なし、最高湿球温度+39℃

高度
動作時
3,000m(9,843 フィート)以下
非動作時
12,000m(39,370フィート)以下

EMC適合性および安全性

規制

CEマーク(EU)、CSA認定(米国/カナダ)

RoHS準拠

ソフトウェア

IVIドライバ

LabVIEW、LabWindows/CVI、Microsoft .NET、およびMATLABなど、一般的なアプリケーションの標準測定器プログラム・インタフェースを提供VISAを介してPython、C/C++/C#など数多くの言語に対応が可能。

TekDrive
接続されているデバイスのあらゆる種類のファイルをアップロード、保存、整理、検索、ダウンロード、および共有できます。TekDrive は、シームレスなファイルの共有や呼び出しを実現するために、4 シリーズ MSO にネイティブに統合されています。USB メモリは必要ありません。ビューアを使用して、ブラウザで直接、 .wfm, .isf, .tss, and .csv などの標準ファイルの分析や確認を行います。詳細については、http://www.tek.com/software/tekdrive を参照してください。
LXI Webインタフェース

ブラウザのアドレス・バーにオシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、標準のWebブラウザ経由でオシロスコープと接続できます。Webインタフェースで、機器のステータスと構成、ネットワーク設定のステータスと変更、(SCPIトーカー/リスナーを通じて)

サンプル・プログラム

4/5/6シリーズ・プラットフォーム上でのプログラミングは簡単な作業ではありませんでした。プログラマ・マニュアルやGitHubサイトには、遠隔操作による自動化に役立つ数多くのコマンドやサンプル・プログラムが掲載されています。を参照してください。

ご注文の際は以下の型名をご使用ください。

以下のステップに従って、お客様の測定のニーズに合わせて、最適な機器とオプションを選択してください。

ステップ1

必要なFlexChannel入力数に基づいて機種を選択(各FlexChannel入力は、1つのアナログ入力または8つのデジタル入力のいずれにも使用可能)
型名FlexChannelの数
MSO444
MSO466
全機種に付属
チャンネルごとに1本の受動プローブ(アナログ):
  • TPP0250型250MHzプローブと周波数帯域が200MHzの機種
  • TPP0500B型500MHzプローブと周波数帯域が350MHzおよび500MHzの機種
  • TPP1000型1GHzプローブと1GHzおよび1.5GHzの機種

インストールおよび安全に関する取扱説明書(英語、日本語、簡体中国語版)

内蔵オンライン・ヘルプ
電源ケーブル
計量標準総合センターへのトレーサビリティと、ISO9001/ISO17025品質システム登録を文書化した校正証明書
本体は3年保証。

付属プローブは1年保証

ステップ2

必要な周波数帯域(アナログ・チャンネル)の選択

現時点で必要な周波数帯域を、以下の周波数帯域オプションから選択してください。アップグレード・オプションを購入することで、いつでもアップグレードできます。

周波数帯域オプション周波数帯域
4-BW-200200 MHz
4-BW-350350 MHz
4-BW-500500 MHz
4-BW-10001 GHz
4-BW-15001.5 GHz

ステップ3

内蔵機能の追加(オプション・バンドルの追加)

オプション・バンドルには、3つのクラス(スターター、プロ、アルティメット)があり、予算やアプリケーションのニーズに応じて様々なオプションをご利用になれます。各バンドルの現在の内容の詳細については、当社ウェブ・サイト (https://www.tek.com/document/brochure/software-bundles-for-the-4-5-and-6-series-mso-oscilloscopes) にアクセスして、ソフトウェア・バンドルのカタログをご覧ください。

  1. スターター・バンドルは、最も一般的なシリアル・バスのデコード、プロトコル解析、ハードウェア拡張オプションで構成されています。
  2. プロ・バンドルは、特定のアプリケーション(シリアル・トリガ/デコード、パワー・インテグリティ、シグナル・インテグリティ、車載、防衛/航空宇宙)に加えて、スターター・バンドルのすべてのオプションが含まれます。
  3. アルティメット・バンドルには、すべてのプロ・バンドルのすべてのオプションに加えて、スターター・バンドルのすべてのオプションが含まれます。

1年間ライセンス永続的ライセンスバンドルの概要
4-STARTER-1Y4-STARTER-ER内容:I2C、SPI、RS-232/422/UARTシリアル・トリガ/解析、AFG(任意波形/ファンクション・ジェネレータ)
4-PRO-SERIAL-1Y4-PRO-SERIAL-PER内容:4-STARTERに加えて、62.5MS/Chのレコード長、選択したシリアル解析オプションを含む
4-PRO-POWER-1Y4-PRO-POWER-PER内容:4-STARTERに加えて、62.5MS/Chのレコード長、選択したパワー解析オプションを含む
4-PRO-AUTO-1Y4-PRO-AUTO-PER内容:4-STARTERに加えて、62.5MS/Chのレコード長、選択した車載用解析オプションを含む
4-PRO-MILGOV-1Y4-PRO-MILGOV-PER内容:4-STARTERに加えて、62.5MS/Chのレコード長、選択したシリアル解析オプションを含む
4-ULTIMATE-1Y4-ULTIMATE-PER内容:4-STARTER、すべての4-PROバンドル・オプションに加え、62.5 MS/Chのレコード長、RF対時間の波形、トリガ、スペクトログラム、IQキャプチャ、Spectrum Viewの取込帯域の拡張、ビデオ・トリガ・オプションを含む

購入したバンドルにはそれぞれ、以下の2種類のライセンス期間のオプションがあります。

  • 1年間ライセンス:購入したバンドルのすべての機能と無償のアップグレードを1年間ご利用いただけます。1年を過ぎると、機能は無効になります。選択したバンドルには、1年間ライセンスを追加購入できます。
  • 永続的ライセンス:購入したバンドルのすべての機能を永続的に有効にします。永続的ライセンスには、バンドルされた機能セットの1年間の無料アップグレードが含まれます。1年を過ぎると、前回のアップデートで有効になった機能セットの状態で凍結されます。

    永続バンドルは、メンテナンス・ライセンスを購入することで、1年間のアクティベーション期間後も継続してアップグレードを受けられます。メンテナンス・ライセンスの情報は、以下のメンテナンス・ライセンスの表に記載されています。メンテナンス・ライセンスは、既存のStarter、Pro、またはUltimateのバンドル用に購入する必要があります。

メンテナンス・ライセンス説明
4-STARTER-MNT-1Y4シリーズMSOでの1年間のPerpetual Starter Bundle(永続スターター・バンドル)アップデートが含まれています
4-PRO-MNT-1Y4シリーズMSOでの1年間のPerpetual Pro Bundle(永続プロ・バンドル)のアップデートが含まれています
4-ULTIMATE-MNT-1Y4シリーズMSOでの1年間のPerpetual Ultimate Bundle(永続アルティメット・バンドル)のアップデートが含まれています

ステップ 4

内蔵機能の追加

これらは機器本体と同時に注文できますが、後でアップグレード・キットとして購入することもできます。

機器オプション内蔵機能
4-RL-1レコード長を 62.5 M ポイント/チャンネルに拡張
4-AFG任意波形/ファンクション・ジェネレータの追加
4-SEC 7機器の機密解除やすべてのUSBポート、ファームウェア・アップグレードにパスワードによる保護機能を設定できるなど、高度なセキュリティ機能が追加されます。

ステップ5

オプション機能(プロトコルのトリガ、デコード、サーチ)の追加
現段階で必要なプロトコル・サポートを、以下の解析オプションから選択してください。アップグレード・キットを購入することで、いつでもアップグレードできます。
機器オプションサポートされているプロトコル
4-RFNFCISO/IEC 15693およびISO/IEC14443A(デコード/サーチのみ)
4-SRAERO航空/宇宙通信用(MIL-STD-1553、ARINC 429)
4-SRAUDIOオーディオ(I2S、LJ、RJ、TDM)
4-SRAUTO車載用(CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、およびCANシンボル・デコード)
4-SRAUTOSEN車載用センサ(SENT)
4-SRCOMPコンピュータ(RS-232/422/485/UART)
4-SRCXPICXPI(デコード・サーチのみ)
4-SREMBD組込み(I2C、SPI)
4-SRENETEthernet(10BASE-T、100BASE-TX)
4-SRESPI 型eSPI (デコード/サーチのみ)
4-SRETHERCAT 型EtherCAT (デコード/サーチのみ)
4-SRI3CMIPI I3C
4-SRMANCHマンチェスター(デコード/サーチのみ)
4-SRMDIOMDIO(デコード・サーチのみ)
4-SRNRZNRZ (デコード/サーチのみ)
4-SRONEWIRE 1-Wire (1-Wire デコード・サーチのみ)
4-SRPM電源管理(SPMI)
4-SRPSI5PSI5(デコード・サーチのみ)
4-SRSMBUS 型SMBus (デコード/サーチのみ)
4-SRSPACEWIRESpaceWire(デコード・サーチのみ)
4-SRSDLC同期データ・リンク・コントロール・プロトコル(デコード/サーチのみ)
4-SRSVIDSVID
4-SRUSB2USB (USB2.0 LS、FS、HS)
4-SREUSB2eUSB2.0(デコード・サーチのみ)

差動シリアル・バスの場合は、ステップ9の「アナログ・プローブ/アダプタ」の追加をチェックしてください。

ステップ 6

データ解析機能の追加
機器オプション拡張解析機能
4-3PHASE三相電気解析
4-PWR拡張パワー測定/解析(4-PWR-BASのすべての測定機能、FRA、磁気測定を含む)
4-MTMマスク/リミット・テスト
4-VID

NTSC、PAL、SECAMビデオ・トリガ

4-PWR-BAS 8パワー測定/解析
4-SV-RFVTSpectrum ViewでのRF対時間波形、トリガ、スペクトログラム、およびIQキャプチャ
4-SV-BW-1Spectrum Viewの取込み帯域を500 MHzに拡張
4-PS2パワー・ソリューション・バンドル(Opt. 4-PWR-BAS、THDP0200型、TCP0030A型、067-1686-xx(デスキュー・フィクスチャ))
4-WBG-DPT 型ワイド・バンドギャップSiC/GaNダブル・パルス・テストの測定および分析

ステップ 7

デジタル・プローブの追加
FlexChannel入力にTLP058 型ロジック・プローブを接続するだけで、1 つのFlexChannel で8 つのデジタル・チャンネルを使用できます。TLP058型プローブは、本体と同時に注文するか、または別途に注文することもできます。
対応機種注文番号追加チャンネル数
MSO44 型 TLP058 プローブ (1~4 本)デジタル・チャンネル (8~32)
MSO46 型 TLP058 プローブ (1~6 本)デジタル・チャンネル (8~48)

ステップ 8

アナログ・プローブ/アダプタの追加
その他の推奨プローブ/アダプタの追加
推奨プローブ/アダプタ説明
TAP15001.5 GHz TekVPI® アクティブ・シングルエンド電圧プローブ、入力電圧 ±8 V
TAP25002.5 GHz TekVPI® アクティブ・シングルエンド電圧プローブ、入力電圧 ±4 V
TCP0030A30 A AC/DC TekVPI®電流プローブ、周波数帯域120 MHz
TCP002020 A AC/DC TekVPI®電流プローブ、周波数帯域50 MHz
TCP0030A30A AC/DC TekVPI® 電流プローブ、周波数帯域 120 MHz
TCP0150150A AC/DC TekVPI®電流プローブ、周波数帯域20MHz
TRCP030030 MHz AC電流プローブ、250 mA~300 A
TRCP060030 MHz AC電流プローブ、500mA~600 A
TRCP300016MHz AC電流プローブ、500mA~3,000A
TDP0500500 MHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±42 V
TDP10001 GHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±42 V
TDP15001.5GHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±8.5V
THDP0100±6 kV、100 MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
THDP0200±1.5kV、200MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
TMDP0200±750 V、200MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
TPR10001GHz、シングルエンドTekVPI®パワーレール・プローブ(TPR4KITアクセサリ・キット付属)
TIVP02絶縁プローブ、200 MHz、± 5 V~± 2,500 V (チップに応じて)、2 m ケーブル
TIVP02L絶縁プローブ、200 MHz、± 5 V~± 2,500 V (チップに応じて)、10 m ケーブル
TIVP05絶縁プローブ、500 MHz、± 5 V~± 2,500 V (チップに応じて)、2 m ケーブル
TIVP05L絶縁プローブ、500 MHz、± 5 V~± 2,500 V (チップに応じて)、10 m ケーブル
TIVP1絶縁プローブ、1 GHz、± 5 V~± 2,500 V (チップに応じて)、2 m ケーブル
TIVP1L絶縁プローブ、1 GHz、± 5 V~± 2,500 V (チップに応じて)、10 m ケーブル
TPP0502500MHz、2:1 TekVPI®受動電圧プローブ、入力容量12.7pF
TPP08502.5kV、800MHz、50:1 TekVPI®受動高電圧プローブ
フラットトップ2(TPP1000)1 GHz、10X TekVPI® 受動電圧プローブ、1.3 m ケーブル、入力容量: 3.9 pF
P6015A20kV、75MHz高電圧受動プローブ
TPA-BNC 9TekVPI®-TekProbe™ BNC変換アダプタ
TEK-DPGTekVPIデスキュー・パルス・ジェネレータ
067-1686-xxパワー測定用デスキュー/校正フィクスチャ

他のプローブについては、プローブ選択ツール(www.tek.com/probes)をチェックしてください。

ステップ 9

アクセサリの追加

運搬/取り付け用アクセサリの追加

オプショナル・アクセサリ説明
HC4前面パネル保護カバー付きハード・キャリング・ケース
RM4ラックマウント・キット
SC4前面パネル保護カバー付きソフト・キャリング・ケース
GPIB-EthernetアダプタICS Electronics 社から直接 4865B 型 (GPIB-Ethernet アダプタ) を購入可能 www.icselect.com/gpib_instrument_intfc.html

ステップ 10

電源ケーブル・オプションの選択
電源ケーブルのオプション説明
A0北米仕様電源プラグ(115V、60Hz)
A1ユニバーサル欧州仕様電源プラグ(220V、50Hz)
A2イギリス仕様電源プラグ(240V、50Hz)
A3オーストラリア仕様電源プラグ(240V、50Hz)
A5スイス仕様電源プラグ(220V、50Hz)
A6日本仕様電源プラグ(100V、50/60Hz)
A10中国仕様電源プラグ(50Hz)
A11インド仕様電源プラグ(50Hz)
A12ブラジル仕様電源プラグ(60Hz)
A99電源コードなし

ステップ 11

延長修理/校正オプションの追加
サービス・オプション説明
T33 年間のトータル保証サービス・プランでは、通常使用による損傷、事故による破損 (ESD または EOS を含む) がすべて修理または交換の対象となるのに加えて、。
C33 年間の校正サービス。必要に応じて、推奨される校正間隔でトレーサブル校正または機能検証が実施されます。保証期間には初回の校正に加えて、2 年間の校正サービスが含まれます。
T55 年間のトータル保証サービス・プランでは、通常使用による損傷、事故による破損 (ESD または EOS を含む) がすべて修理または交換の対象となるのに加えて、。
R5標準保証期間を5年に延長。部品、作業、国内2日の発送を保証。保証がない場合よりも迅速な修理対応。すべての修理で校正とアップデートを実施。手続きは不要。電話一本で修理プロセスが開始。
C55 年間の校正サービス。必要に応じて、推奨される校正間隔でトレーサブル校正または機能検証が実施されます。保証期間には初回の校正に加えて、4 年間の校正サービスが含まれます。
D1校正データ・レポート
D33 年間の校正データ・レポート (オプション C3 型付き)
D55 年間の校正データ・レポート (オプション C5 型付き)

購入後の機能アップグレード

機能アップグレードの追加
購入後も簡単に機能を追加できます。ノード・ロック・ライセンスの場合は、単一の製品のオプション機能が永続的に有効になります。フローティング・ライセンスの場合は、ライセンスが有効なオプションを対応機器間で簡単に移動できます。
アップグレード機能ノード・ロック・ライセンス・アップグレードフローティング・ライセンス・アップグレード説明
内蔵機能の追加SUP4-AFGSUP4-AFG-FL任意波形/ファンクション・ジェネレータの追加
SUP4-RL-1SUP4-RL-1-FLレコード長を 62.5 M ポイント/チャンネルに拡張
プロトコル解析の追加SUP4-RFNFCSUP4-RFNFC-FLISO/IEC 15693およびISO/IEC14443A(デコード/サーチのみ)
SUP4-SRAEROSUP4-SRAERO-FL航空・宇宙通信用シリアル・トリガ/解析(MIL-STD-1553、ARINC 429)
SUP4-SRAUDIOSUP4-SRAUDIO-FLオーディオ・シリアル・トリガ/解析(I2S、LJ、RJ、TDM)
SUP4-SRAUTOSUP4-SRAUTO-FL車載用シリアル・トリガ/解析(CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、CANのシンボル・デコード)
SUP4-SRAUTOSENSUP4-SRAUTOSEN-FL車載用センサ・シリアル・トリガ/解析モジュール(SENT)
SUP4-SRCOMPSUP4-SRCOMP-FLコンピュータ・シリアル・トリガ/解析(RS-232/422/485/UART)
SUP4-SRCXPISUP4-SRCXPI-FLCXPIシリアル・デコード/解析
SUP4-SREMBDSUP4-SREMBD-FL組込みシリアル・トリガ/解析 (I2C、SPI)
SUP4-SRENETSUP4-SRENET-FLEthernetシリアル・トリガ/解析(10BASE-Tおよび100BASE-TX)
SUP4-SRESPISUP4-SRESPI-FLeSPI シリアル・デコード/解析
SUP4-SRETHERCATSUP4-SRETHERCAT-FLEtherCAT シリアル・デコード/解析
SUP4-SRI3CSUP4-SRI3C-FLMIPI I3C シリアル・トリガ/解析
SUP4-SRMANCHSUP4-SRMANCH-FLマンチェスター(デコード/サーチのみ)
SUP4-SRMDIOSUP4-SRMDIO-FL管理用データ入出力(MDIO)シリアル・デコード/解析
SUP4-SRNRZSUP4-SRNRZ-FLNRZ シリアル解析
SUP4-SRONEWIRESUP4-SRONEWIRE-FL1-Wire シリアル・デコード/解析
SUP4-SRPMSUP4-SRPM-FL電源管理シリアル・トリガ/解析(SPMI)
SUP4-SRPSI5SUP4-SRPSI5-FLPSI5 シリアル解析
SUP4-SRSMBUSSUP4-SRSMBUS-FLSMBus シリアル・デコード/解析
SUP4-SRSPACEWIRESUP4-SRSPACEWIRE-FLSpaceWireシリアル解析
SUP4-SRSDLCSUP4-SRSDLC-FL同期データ・リンク制御
SUP4-SRSVIDSUP4-SRSVID-FLシリアルVID(SVID)シリアル・デコード/解析
SUP4-SRUSB2SUP4-SRUSB2-FLUSB 2.0 シリアル・バス・トリガ/解析 (LS、FS、および HS)
SUP4-SREUSB2SUP4-SREUSB2-FLeUSB 2.0 (Embedded USB 2.0) シリアル・デコード/解析
拡張解析の追加SUP4-3PHASESUP4-3PHASE-FL三相電気解析
SUP4-MTMSUP4-MTM-FLマスク/リミット・テスト
SUP4-PS2パワー・ソリューション・バンドル(Opt. 4-PWR、THDP0200型、TCP0030A型、067-1686-xx(デスキュー・フィクスチャ))
SUP4-PWR-BASSUP4-PWR-BAS-FLパワー測定/解析
SUP4-PWRSUP4-PWR-FL拡張パワー測定/解析 (SUP4-PWR-BAS のすべての測定機能を含む)
SUP4-SV-BW-1SUP4-SV-BW-1-FLSpectrum Viewの取込み帯域を500 MHzに拡張
SUP4-SV-RFVTSUP4-SV-RFVT-FLSpectrum ViewでのRF対時間波形、トリガ、スペクトログラム、およびIQキャプチャ
SUP4-VIDSUP4-VID-FLNTSC、PAL、および SECAM ビデオ・トリガ
SUP4-WBG-DPTSUP4-WBG-DPT-FLワイド・バンドギャップSiC/GaNダブル・パルス・テストの測定および分析
デジタル・ボルトメータの追加デジタル・ボルトメータ(DVM)/トリガ周波数カウンタの追加

(www.tek.com/register4mso での製品登録で無償)

購入後の周波数帯域のアップグレード

購入後に周波数帯域のアップグレードを購入する
購入後も製品のアナログ周波数帯域を簡単にアップグレードできます。周波数帯域のアップグレードは、FlexChannelの入力数、現在の帯域、必要な帯域の組み合わせに基づいて購入してください。

4シリーズMSOの全機種はお客様自身でどの周波数帯域にもアップグレードできます。

所有するオシロスコープの機種帯域アップグレード製品アップグレード・オプションアップグレード・オプションの概要
MSO44SUP4-BW44-BW2T3-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 200 MHz から 350 MHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW2T5-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 200 MHz から 500 MHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW2T10-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 200 MHz から 1 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW2T15-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 200 MHz から 1.5 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW3T5-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 350 MHz から 500 MHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW3T10-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 350 MHz から 1 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW3T15-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 350 MHz から 1.5 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW5T10-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 500 MHz から 1 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW5T15-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 500 MHz から 1.5 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW44-BW10T15-4ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 4) 機種の周波数帯域を 1 GHz から 1.5 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
MSO46SUP4-BW64-BW2T3-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 200 MHz から 350 MHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW2T5-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 200 MHz から 500 MHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW2T10-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 200 MHz から 1 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW2T15-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 200 MHz から 1.5 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW3T5-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 350 MHz から 500 MHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW3T10-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 350 MHz から 1 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW3T15-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 350 MHz から 1.5 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW5T10-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 500 MHz から 1 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW5T15-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 500 MHz から 1.5 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス
SUP4-BW64-BW10T15-6ライセンス。4 シリーズ MSO の帯域アップグレード。FlexChannnel (x 6) 機種の周波数帯域を 1 GHz から 1.5 GHz にアップグレード。ノード・ロック・ライセンス